1.《ネタバレ》 ネット上ではあまり評判が芳しくないようですが、個人的には凄く良かったと思います。なにより、もの凄い大作であることに驚き。特に戦闘シーンなんか、ハリウッド顔負けの完成度ですよ。そして長谷川とジュンシクの、素晴らしき友情にはやはりジ~ンとさせられる。勿論、評判が芳しくない理由もよくわかるんですよ。実話という風に宣伝してるけど、全くの創作だし、ストーリー展開はありえないことばかりです。「なんでそこで戦闘機出てくるの!?」とか「こいつら不死身すぎるやろ!」とか、ツッコミ入れてたらキリがないです。それに、当時の朝鮮人の扱いとか微妙なものを描いているので、その点にも色々な批判があるでしょう(特に山本太郎はベタすぎるほどの酷い奴キャラでしたね)。ただ、それでもやはりそういう困難なものを乗り越えていこうとする、そういう強い意志、気概のようなものを感じます。誰かが絶対悪とかいうわけではなく、立場によってみんなそういう風になってしまうという、そういう人間の性を描いてるし、これだけ本気度のあるアクションも見せてくれるし、意気込みは存分に伝わりましたよ。