1.《ネタバレ》 終わりの始まりとはこの事をいうのじゃないだろうか。停戦の知らせを受け歓喜する兵士たち。その後の正式な通達に耳を傾け一瞬の安堵に変わる兵士たち。だがしかし、喜びの瞬間など束の間で 後に発せられる残り12時間での総攻撃指令。つまりは死物狂いで頂上を取りに行け
結果、ご覧の通りの事態を招いてしまったわけですが。
驚くべき事は、味方であるはずの米軍からの恐るべき無差別空爆で あれの意味が分からないです。
なぜあのタイミングにおいて米軍は無差別に攻撃を開始してきたのか 南側の人達はこの事実をどう捉えているのでしょうか 気になるところですが、現状、その事について触れられている記事や戦後論を見つけきれておりませんので何とも言えないところが辛いとこ。そんなことからしてこれ、敗戦国日本にとってはもはや対岸の火事のようなもので 日本人からしたら実はそれどころではなく朝鮮戦争など ましてや高地戦などほとんど関心無いに等しかった戦争記だったのではないでしょうか だがこの映画を通じて知れた。どうせ全体通してかなりドラマティックに脚色されているのだろうなと思います。だけどもそれでもいいんじゃないかと思う 少なくとも朝鮮人の南北対戦の歴史がごく一部でありながらも知れた。国家上層部の鬼畜さと愚かさが知れた。命の儚さが知れた。過剰なエンターテイメント性も見受けられたが見事な反戦映画だと見てとれた。