4.《ネタバレ》 どこにでもいるんですねぇ、こういう人。花屋の件が特にリアルで、2個はいらないのに
2個買うことで得になるという売り方に、なんとなーくですが売り手の上から目線みたいなものを感じてはいるので
オーヴェの主張は最もかもね、などと思いました。
ところで59歳?59歳にしては老けすぎじゃない?
70代のしかも80近いじーさんに見える、福祉国家で長寿国ランキングでも上位のスウェーデンなら50代はまだまだ高齢者問題の対象でもないと思うんですよね。
しかし見た目が後期高齢者に見えるので孤独な独居老人、老後の在り方についての話かと思ってたけど、59歳とわかって
そうでもないのかと。
エピソードのどれもこれも無駄と感じるものはなく、観る前の予想よりはるかに面白く引き込まれました。
隣人が気候も文化もまるで違う北欧の国で、二人子持ちの上、3人目も妊娠中でたくましく生きてるという感じのイラン人ていうのがいいですね。
思えばオーヴェの人生は辛いことが多過ぎるし、奥さんのお墓の前で「寂しい」と何度となくつぶやいてるし
なのに邦題は「幸せなひとりぼっち」??なんでこうなるんだろ。
マッツ・ミケルセン主演の「しあわせな孤独」をもじったとしか思えない。
猫好きとしては、オーヴェの胸に乗ってたニャンコね、オーヴェを守っているように思えて泣けました。