1.《ネタバレ》 計画は主人公の頭の中にだけあって、観る側にご丁寧に説明する映画じゃないから、何がしたいんだろう? その行動の意味は?と所々戸惑った。有無を言わさずハラハラドキドキの展開に巻き込んでいく感じかな。それもまた一興だが。しかし、この映画の真骨頂は最後の十数分にあり。いよいよ追いつめられてからの大逆転劇、伏線回収の鮮やかさ。都合が良すぎる部分はあるだろうけど、そこを補って余りある面白さ、パワーがあった。欲を言えば、ガレリトは苦しんで死ぬべき。即死は良くない。ともあれ、掘り出し物に出会えた、濃い2時間だったな~と思っている。