タクシー運転手 約束は海を越えてのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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タクシー運転手 約束は海を越えて

[タクシーウンテンシュヤクソクハウミヲコエテ]
A Taxi Driver
(택시운전사)
2017年上映時間:137分
平均点:7.24 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-04-21)
ドラマ実話もの
新規登録(2018-02-03)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2018-04-21)【LOIS】さん
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監督チャン・フン〔監督・1975年生〕
キャストソン・ガンホ(男優)キム・マンソプ
トーマス・クレッチマン(男優)ピーター
リュ・ジュンヨル(男優)ク・ジェシク
ユ・へジン(男優)ファン・テスル
ネタバレは禁止していませんので
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9.《ネタバレ》 韓国映画の印象と言えば(個人的に)サスペンスものなんかはグロがきつくて辟易することも多いです。でも本作のような社会派作品も多々ある裾野の広さとか、しっかり娯楽作品として仕上げる力量の大きさには感嘆します。
光州事件を扱った本作は民衆弾圧への怒りが太い柱となって作品を貫いており、その描写のリアルなことはあまりの凄惨さに言葉を失うほどでした。建物も人々の暮らしぶりもちょっと前の懐かしい日本の風景とそっくりなのに、決定的に我々に経験が無いことは軍が市民に実弾を発砲してくるという恐怖。衝撃でした。
なんたってソン・ガンホが良いですよ。彼の出ない韓国映画を観ることの方が少ないくらいですが、この人の顔は味があるというかホントに良くて、「市井の一市民」を演らせると天下一品。彼の演じるタクシー運転手はソウルのいわゆるノンポリな一般市民。当初は学生デモを見て「高い授業料払ってるんだから勉強しとけや」と苦々しく思っていたのが、事件の只中に巻き込まれることになって自国で起きている事実を知る。中盤で面倒ごとから逃げるか、自分の中の正義に従うかハンドルを握りながら葛藤する数秒間のソン・ガンホの表情に注目です。このシーンがこの作品の訴えたいテーマ全てです。名優というのはそんなわずかな時間でも人の心に訴える仕事ができるものなのですね。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-13 23:49:31)(良:1票)
8.《ネタバレ》 タイトルと宣伝ビジュアルから、まあ寅さんのような泣き笑い映画だろうと思って鑑賞。
最初は思った通りの展開で進んでいたが、途中からどんどんドキュメンタリータッチに。そして光州事件が本格的に描かれ始めたものだからこりゃ驚いた。すっかり引き込まれ目が離せなくなり、寝る間も惜しんで鑑賞。
コメディから涙へではなく、コメディからシリアスへという展開は初めての経験。
原作や監督が途中から代わったのかと思うようなハイブリッドで不思議な感覚が良い。
それだけに最後のタクシー集結はありふれたフィクションに戻され、興ざめだったのはちょっと残念。

この映画の呼びかけでタクシー運転手が誰かわかり、(さらに興ざめかもしれないが)実は貧乏人ではなく社長で、英語にも堪能、政治への関心も強かった、という後日談があるが、そのへんわからなかったから想像たくましく描けただろうことは、かえって良かったかもしれない。
wooさん [インターネット(吹替)] 8点(2020-06-10 11:43:24)(良:2票)
7.《ネタバレ》 何度か、主人公であるキム運転手は状況から逃げようとするワケです。検問している軍人から強く言われて帰ろうとする。記者の乗り込んだトラックを追尾することをやめる。私服軍人から追いかけられた際には、記者と一緒だと捕まるから別ルートを選んで逃げる。そして、光州に記者を置いたまま、ソウルに帰ろうとする。すべて無理からぬことだし、責められるようなことではありません。ワタシ、最後にウソの連絡先を書いたのも、記者から足がついて、当局に捕まることを避けようとしたんだと思っています。関わり合いを、ここで絶つ。これも、彼の行動として一理あり。本作は、危機的状況における、徹底的に憶病で、どうしようもなく善人の「普通のひと」のふるまいを描いた秀作だと思います。人間臭いのが、たまらなくいいんだ。【追記】タクシー軍団対軍隊のシーンは、おまけについていたショートフィルムだと思うことにします。そうだと思えば、ゴージャスな特典映像です。
なたねさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-06-02 06:14:13)(良:1票)
6.《ネタバレ》 途中までは9点を付けたいような内容。観ていて、感極まって泣きそうになってしまった。
一旦ソウルに帰りそうになることを含め、主人公・記者共にダメな部分も描かれているところが好感が持てる。(似た主題の映画には、主人公を英雄視して、美化しまくって作られるものも多い。)
でも空港への逃走劇あたりから失速した印象。カーチェイスは演出し過ぎ(これまで半数以上のレビューが指摘)。
恥ずかしながら、光州事件について知らなかったので、大変勉強になった。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-01 15:45:06)
5.デモの市民に対して武力で制圧するということは韓国に言論の自由はないのだろうか。勇敢なジャーナリストには頭が下がる。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-06-07 03:31:05)
4.ソン・ガンホがタクシー運転手ってだけで常に安定して面白いね。
金にがめつくて喧嘩っ早いんだけど、どこか憎めない人情味溢れるキャラクターで、いつも娘の事を一番に考えているいいお父さんでもある。
そんな彼がドイツ人の記者を乗せて光州へ向かった事から巻き込まれる政治的なゴタゴタ。軍人と民衆が衝突する危険過ぎる紛争地帯であった。

実際にあった事件を凄惨かつリアルに描き出す事で、前半の人情モノ的展開とのギャップがよりその怖さをえぐり出していて巧いなぁと思った。社会派な作品でありながらしっかりエンタメしているというそのバランスも良い。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 8点(2019-03-02 19:56:59)
3.昨今のドラマの延長線のような邦画に比べて、重厚なこれぞ映画という作品でした。
ソン・ガンホの緩急自在な演技はさすが。善良な市民と冷酷な軍とのコントラストがハッキリ描かれています。
韓国の歴史を知る上でも多くの人に見て欲しい作品ですね。
tonaoさん [映画館(字幕)] 8点(2018-09-12 22:26:54)
2.《ネタバレ》 開始から1/3くらいまでのコメディタッチから、光州市へ向かうあたりでどんどんシリアスな内容へ転換して行く緩急の付け方が巧い。しかも陰惨なシーンの合間にも庶民の笑いを描くことで、登場人物へ感情移入させる方法は韓国映画の十八番だ。終盤のカーチェイスがややエンターテインメントに振りすぎてる様に感じたのでマイナス2点としましたが、この映画を観ると彼の国民が今でも政府の不正に対して敢然と立ち向かうと言うことが良く理解できる。
leoさん [映画館(字幕)] 8点(2018-06-22 17:52:33)
1.2017年末に海外(香港)で観ました。 全くストーリーも知らずに観たのですが、一気に引き込まれました。 光州事件に関しては、少し知っていた程度だったので、この作品を通して詳しく知った形です。 わずかに数十年前までは韓国と言う国は、こんな軍事独裁国家だったと言うことを改めて知りました。 また、この暗い歴史を正直に映画化する韓国映画界の懐の広さを知ったように思います。 どんな事件でも、活躍する名も知られない主人公は小市民たちなんだとわかりました。 光州のタクシー運転手たちこそ、本当のヒーローですよ。 たくさんの人に観てもらいたい作品だと思います。
ミスプロさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2018-06-05 17:43:30)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 7.24点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
513.45%
6620.69%
71034.48%
8931.03%
9310.34%
1000.00%

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