1.これはロマンチック。ロマンチックさ100%の映画だった。
余命1年と宣告された女性が一人の男性と出会い、百万円で1ヶ月だけ恋人になってくださいと頼む。
男は最初は訳もわからず引いていたが、契約を続ける内に段々と惹かれていく。彼女が病気だとは知らずに…。
やがて、彼女は死ぬまでに恋人としたい事を次々と叶えて行く中で、フィンランドへ旅行するという願いは特別なものであった。その理由とは…。
と、このような設定からして泣かせる気満々な内容なのだが、決して大袈裟な泣かせようという演出は無く、日々の些細な出来事を淡々と積み重ねている点がとても好印象だった。
まさに『雪の華』という曲からイメージするようなぴったりの内容だった。
中条あやみは終始とても綺麗に撮られていたし、フィンランドの情景も美しくて、とても惹かれた。