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君が世界のはじまり

[キミガセカイノハジマリ]
2020年上映時間:115分
平均点:4.50 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-07-31)
ドラマ青春もの小説の映画化
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監督ふくだももこ
キャスト松本穂香(女優)縁(ゆかり/えん)
中田青渚(女優)琴子
片山友希(女優)
金子大地(男優)伊尾
山中崇(男優)縁の父
正木佐和(女優)縁の母
森下能幸(男優)業平の父
江口のりこ(女優)
古舘寛治(男優)忠司
井上肇(男優)
原作ふくだももこ『えん』『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』
脚本向井康介
製作バンダイナムコアーツ(「君が世界のはじまり」製作委員会)
配給バンダイナムコアーツ
編集宮島竜治
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1.《ネタバレ》  ゾンビの出てこないゾンビ映画、みたいなイメージを受けたのね。閉館の決まったショッピングモールに象徴される、暗く澱んで死に向ってゆくかのような世界、繰り返される日常の中で腐ってゆきそうな高校生たち。
 でもそこに生への足掻き、抵抗があって、それは痛いけれど、でも羨ましいわ。深夜のショッピングモールに忍び込んで過ごしたひと夜の狂乱が確実に刻むモノ。その意味。
 最初に提示され映画の進行に常に影を落とし続ける具体的な破滅、死のイメージは実のところミスリードだったりするのだけれど、そこに堕ちてしまう危うさを内包しつつ、でも映画はあくまで希望を志向してるのね。

 映像が暗いの。最近の日本の青春映画にありがちな、画面全体をキラキラ飾りつけようとしてる、あまりに世界をハイキーで描こうとするあまりにヒロインの顔面が白飛びしちゃってるようなモノとは正反対の、光量が絶対的に不足した画ばかりの映画。それはこの世界や高校生たちの心象を映しているようでもあるけれど、同時に夜明け前のようでもあって。いつか照らされる時が来る、その前のずーっと奥行きのある闇、みたいなイメージ。その暗さもまた心地良いわ。

 背景になる生活空間が持つ独特な空気感の中で、じわじわと沁みるように高校生の不安定なココロを描いた青春映画の秀作ね。

 ただ、今のコたちにブルーハーツは無いんじゃないかしらねぇ。アタシ自身の中にもブルーハーツが無いのでそこには違和感を抱いてしまって。その世代からのお仕着せ、みたいな気がしてしまったわ。

 あと大阪人、やっぱり普通にお好み焼きをおかずにご飯食べるのね・・・
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 8点(2021-04-07 20:29:23)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 4.50点
0116.67%
100.00%
2116.67%
300.00%
400.00%
5116.67%
6233.33%
700.00%
8116.67%
900.00%
1000.00%

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