街の上でのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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街の上で

[マチノウエデ]
2019年上映時間:130分
平均点:8.20 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-04-09)
ドラマラブストーリーコメディ
新規登録(2021-04-09)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2024-09-08)【Cinecdocke】さん
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監督今泉力哉
キャスト若葉竜也(男優)荒川青
穂志もえか(女優)川瀬雪
古川琴音(女優)田辺冬子
萩原みのり(女優)高橋町子
中田青渚(女優)城定イハ
芹澤興人(男優)レコード屋兼カフェCCC(CITY COUNTRY CITY)の店長。
成田凌(男優)間宮武(友情出演)
渡辺紘文(男優)
大橋裕之かわなべ
脚本今泉力哉
大橋裕之
撮影岩永洋
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4.《ネタバレ》 会話がとにかく面白い!今泉監督の真骨頂を見た!
しかし、恋愛ってめんどくせーな笑
真剣なら真剣なほど、めんどくさくなる。
この映画を見てると恋愛というものが、いかに面倒で、それでいて生きていく上でかけがえのないものであるという事が分かる。

穂志もえかという女優さん、気に入った!
とても魅力的だ。
ラストシーンの柔らかい笑顔がとにかく素敵だった。
そこまでの役柄が、どちらかと言うと性格がキツい感じだったので、ラストで見せた柔らかい笑顔とのギャップにやられました!

今泉監督、一筋縄ではいきませんね!
これからも追い続けていきたい監督さんです。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-05-08 01:59:39)(良:2票)
3.《ネタバレ》 2時間を超える長編でありながら意外と退屈せずに見ていられた 8点

主人公青(若葉竜也)とその周辺で紡がれるいとおかしな日常の様々。
この作品のテーマは冒頭の冬子(古川琴音)が「誰も見ることはないけど、確かにここに存在してる」と語る。
それぞれの人と人生がくだらない事で悩んだり下世話な詮索をしたりどーでも良い時間を浪費したり、小さな幸せや
享楽を楽しんだり、理不尽な思いに酒を煽ったりみーんな知らないんだよ。でも確かにそこに生は存在し、無機物であ
るはずの建物も生き物のように姿を変えつつも刹那にそこに存在してる。奥深いテーマでありながら、割と単純に話
は進んでゆき、一方的な恋話なを始める警察官や、軽薄な男のカップルや、バーのマスターと常連等をエッセンスに
終盤のコントへ布石を打ってあったのは面白かった。

作品の流れは、4人のヒロインと青の関わりが描かれてゆきます。
それぞれのヒロインに一癖あって見ててすっかり青が翻弄されてるなぁと。実際強者男性でなきゃこんなもんだよなぁ。
と、今までの人生でそんなにモテたこともない私も思いました。この映画のレビューを見ると多くがイハ(中田青渚)
に共感というか男性なら惹かれたように読めるレビューが多くて、なるほどなぁと思った。そらボッチの飲み会で
隣に座って一緒に飲んでくれて、そのまま恋話で語り明かしたりしたら誰でも惚れてまうやろーとは思ったが、映像
からは敢えてそこに棘を随所に仕込んでいるように見えたり、映画の中では気の強い女性監督として描かれていた町子
(萩原みのり)ですが、実は一番誠実で正直なんじゃないかな?と感じたり、大人しそうな冬子が、青が出演する予定
だった上映会で町子につめより「存在の否定じゃんか」と罵るシーンに冒頭のナレーションがプレイバックしたり、
自分の浮気を理由に青と別れ話を切り出す雪(穂志もえか)は最初は酷いなぁと思ってたが、浮気相手が憧れの朝ドラ
俳優、間宮武(成田凌)だとわかったり、最後のコント場面で自転車で坂を登れなかったり、一方的な恋話なを始める
警察官に捕まったり、いろいろ不器用に生きてるんだなと思わせてもらったり、見てるうちに愛着が湧いたりもした。

鑑賞後なんだか席を立ちたくもなく、エンドロールをいつまでも眺めて余韻に浸る、いとおかしな今泉ワールドに
引き込まれた作品でした。
hibari_21stさん [映画館(邦画)] 8点(2021-07-12 16:06:03)(良:1票)
2.《ネタバレ》 やはり、今泉監督はご自身で脚本を書いたオリジナルの恋愛群像劇が絶対にいい、うん。 今回は恋愛トークはもちろん、特に、あっと驚く脚本と人間相関図が秀逸だ。あの主要な面々がバッタリ出くわすあの修羅場の何と楽しいこと。笑っちゃいけないところだから、なおさら笑えるという (笑) またご自身の脚本だけあって、キャスティングも完璧。おそらくあて書きだろうお二人、若葉竜也はもちろんのこと、有名人の成田凌は実にハマり役だったように思う。女優たちも、本当に下北を歩いていそうな (古着通の) 女性たちばかりで、さすが監督はよくわかっていらっしゃる。(ここは、プラダやヴィトン持ってサングラスを頭に乗せた女が歩く街ではない) そして、今回のテーマはズバリ、「成就できなかった "想い" たちよ、永遠に」。 それは、彼の映画出演カットのエピソードからわかるように、お蔵入りした演技や映像フィルムにも向けられています。思えば、出演シーンのお蔵入りは失恋とよく似ている。相手に一方的に「NG」をもらって、その映画やその人の人生から立ち去るしかないから。でも、その後に城定さんが田辺さんにフォローした言葉を私は忘れません。「私には映っていたよ」(だったかな?) それはつまり、成功した本編と同等の価値がある、と思ってよろしいでしょうか? 今泉監督。いいんですね、ありがとうございます (泣) これで、今までの失恋とお蔵入りによって傷ついた私の心たちは安らかに成仏できそうです。
タケノコさん [映画館(邦画)] 8点(2021-04-12 23:14:22)(良:2票)
1.《ネタバレ》 主人公は冴えない若葉竜也ではあるが、彼同様に彼の物語というのも(少なくともラスト付近までは)結構どーでもよくて(=どーでもよい様に見えて)、描きたいのはむしろ彼の物語上に登場する幾人かの女性のキャラクター、という様に思われた。

誰が一番好みか、と言われれば、個人的には古川琴音だろうか。というか素直に「善人」と言えるのは彼女だけな気もする。穂志もえかなんか普通にかなり自分勝手だと思うし、萩原みのりは確実にそれ以上だし(みのりちゃんは最近こんな役ばっかだね)。一見屈託の無さそうな中田青渚も、彼女も彼女で打算というものが見え隠れする。諸々ひっくるめてコレは男が愛すべき「女の女たる所以」というヤツなのかとも思うけれど。

どーでもいいと言いつつも、若葉竜也(と女子達)の話は(それでも若干のコミカル分を含みつつも)思いがけないほどにマジメに淡々と進められてゆく、ソコをごく温かく半笑いで(長尺ながら心地好く)観てゆけるというのは、若葉くんの素晴らしきキャラあってのことか、とも感じた。別に今作でも友情出演の成田凌が主役でも何の問題もない様にも思うが、どちらかというと若葉くんの方がこの頼りない主人公としては(成田凌よりは)感情移入は確実にし易いかと思う。その意味ではラスト、監督が堪え切れなかったかの様に放り込まれる一大コメディの大立ち回りを経て暢気なまでのグッド・エンドが若葉くんに訪れるのも、観客としては間違いなく至上に喜ばしい終い方だった、とも思う。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 8点(2021-04-12 22:27:08)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 8.20点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7220.00%
8440.00%
9440.00%
1000.00%

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