1.《ネタバレ》 東北の復興の現状を語り継いでいく作品の一つとして、阪神の震災だと当時の崩れた柱などの痕跡が博物館に残されて記憶として語り継がれているのと同様に、東北ではその痕跡の1つがスパリゾートなどに残ってるんだなあというのを知れたりして良かったです。
メインの話も、過去の記憶とどう向き合うかとか、「お仕事」ものとしてどういう精神で頑張ってやっていくかとか、良い話でした。
ただ、このフラダンス系の映画って、フラダンスの歴史とかに一切触れずに、「みんなを笑顔にする、素敵な踊り」というだけの表層的な扱いをされることが多く、最近よく取りざたされるポリティカル・コレクトネスに則ると、元のハワイ人(アメリカに吸収される前の)の歴史とか差別とか、日本の天皇家との交流とか、古典的儀式としてのフラダンスは日本には伝わってないとか、そういう話にも触れて欲しかったりするんですが、今後のこれ系映画で扱われることに期待ですかねえ?