1.《ネタバレ》 学生時代からの友情って、お互いが歳を重ねていくと、意外と脆くも崩れ去る。
お互いがお互いの人生を歩み出し、それぞれが異なった経験を重ねていくにつれ、学生時代の透き通った友人関係に少しずつ亀裂が入る。
やがてその亀裂は、決定的な決別へと繋がっていく。
そこに異性に対する恋愛が絡めば、更に関係が危うくなることは想像に難くない。
現実には亡くなったが、小説の中では生き続ける。
虚実が織り混ざっており、見てる途中で少し混乱したが、この結び方は実にいい。
話とは関係ないが、安生を演じた中国の国民的女優であるチョウ・ドンユイ、本作でその魅力を存分に発揮している。