3.《ネタバレ》 お金貰わない必殺仕事人のマッコールが、またしても極悪人を処刑する快作。待ってました。
相変わらず仲間も無しで、孤独な闘いに身を投じるのですが、ジョンウィックとは違い正面からは
行かず、基本背後から忍び寄って一人ずつ処刑のスタイルは変わらず。
ただ、今回は現場こそイタリアのシシリー島ですが、CIAの若手捜査官との協力や、街の人々に
素顔撮影されまくったりで、極力目立たないスタンスではなくなりました。
極悪非道のイタリアンマフィアが、コテンパンに殺されていくのは実に痛快。
2作目で薄れてしまった「勧善懲悪」が戻って来て、そのカタルシスは1作目に匹敵です。
若手捜査官の俳優が誰なのか、エンドロール見てビックリ! ダコタファニングちゃんですかあ?
大人になって誰だかわからなくなってます。
彼女が爆殺されそうになるシーンが、ド迫力です。 映画的な爆発シーンは、炎がゆっくり広がるのが
多いのですが、実際の爆発は一瞬で吹っ飛ぶのがリアル。誰かを庇うシーンとかは全部嘘なんですよね。
コンマ1秒以下じゃ何もできないのが当たり前。 このシーンはリアルにビックリでした。
いずれ、70歳近い年寄りのアクション映画なので、見せ方に制約がありますが、アリだと思います。
自信満々の悪人にヒイヒイ言わせる、残酷な水戸黄門てな感じで、安心感あって実にいい。
鬼畜な自分には、ラスボスの仕留め方が手ぬるいような気がしまして・・ それが良ければ9点でした。