1.いいなあ、可愛すぎです。従姉妹のエリザベス・アールちゃん(微笑)。当時10歳だったそうですが、最初の汽車の中で復員傷痍軍人と”あやとり”をするシーンから引き込まれてしまいました。ちょっと勝ち気の女の子を好演していたと思います。その後21世紀になってから映画作品にはまだ出ていないようですが、今後に期待したいなあ。何の前提知識も入れないで見たのですが、ピーター・オトゥールが作家のコナン・ドイル役だったり、ハーヴェイ・カイテルが世紀の魔術師フーディニー役だったりで、重要な役どころをしっかり固めていましたね。とくに後者は60歳近い年齢なのに、かなり体を張った演技をしていたし、ロンドンに少女達を招いてからの重要な役割を果たしていたとも思います。実際のフーディニーは変人で人間嫌いだったと聞いたことがあるけれど、映画のようにあんなにいい人だったんだろうか? ところで、この手の映画を観るときには必ずといっていいほど「実際にいたのかどうか?」の真偽が問題になりますが、「三十四丁目の奇蹟」(1947米)などと同様に、いることを前提に観た方が楽しくありませんか?(微笑) 紙で切り抜いた妖精の絵を写真に撮ったということがすべてを語っているかどうかは、今となってはわかりませんよね。映画の中で、冒頭で登場した軍人が森の中で癒されているときの表情を観ると、実際に妖精がいるいないに関係なく、その人の気持ちの持ちようではないかとも思います。あの映画で描かれたような素晴らしい自然の風景の中で生活していれば、心が洗われそうな気もしますね。それにしても最後に”パパ”が登場するだろうなとは思っていたけれど、あの人だったとはねえ(笑)。ノンクレジットだそうですけど、あるデータベースではしっかり名前がありましたね。いつもああやって美味しいところ持って行っちゃうんだからなぁ(笑)。