3.《ネタバレ》 これは名作ですね。
糞ホラー「ホーンティング」のオリジナルですね。
素晴らしい。館ホラーの名作です。
あくまで怪現象というよりも、エレナの内面的な不安が見事に描かれていると思います。
スプラッター要素は皆無。派手なお化けも出てきませんが、その代わり、「不安」をどう表現しようかというところが工夫されているのだと思います。
隔離された場所で起こる人間ドラマがちゃんと描かれている思います。
この物語の現象の多くは、エレナの内面で起こっているのかもしれません。
この館はエレナの不安を映す鏡なのかもしれません。
博士の奥さんが跳ね窓から出てくるのですが、あの奥さんは普通ではありませんでした。
ヤバかったです。
でもちょっとエレナの内面的葛藤が(心の声とのやり取りが)アホらしかったです。
エレナの神経が細い感じが内面的葛藤からよく伝わってきたように思います。
冒頭での、この館で起こった怪現象の歴史を紹介する場面はとても不気味でした。
とくに保育室で幼女がそのまま老人になってしまう場面では恐ろしく不気味な感じでした。
その為に、この作品では「保育室」という単語がとても不気味に感じます。
螺旋階段がヤバかったです。危険な感じでした。たぶん螺旋階段の上は、、、、別の世界に繋がっているんです。たぶん螺旋階段の上がいちばん危険なんです。
「エレナ、そっちに行っちゃいけない!」という言葉を聞いてそう感じました。
とても不気味な作品です。
(でもホーンティングの方が面白いという人もいるので、そちらもまた観てみたいです)