リバー・ランズ・スルー・イットのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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リバー・ランズ・スルー・イット

[リバーランズスルーイット]
A River Runs Through It
1992年上映時間:124分
平均点:6.84 / 10(Review 152人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-09-04)
ドラマ実話もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-06-16)【イニシャルK】さん
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監督ロバート・レッドフォード
助監督スティーヴ・ペリー〔製作〕(第二班監督)
パトリック・マーキー(第二班監督)
ポール・ライアン〔撮影〕(第二班監督)
キャストクレイグ・シェーファー(男優)ノーマン・マクリーン
ブラッド・ピット(男優)ポール・マクリーン
トム・スケリット(男優)父 マクリーン牧師
ブレンダ・ブレッシン(女優)母 マクリーン夫人
エミリー・ロイド(女優)ジェシー・バーンズ
ウィリアム・フットキンズ(男優)バーの経営者 マーフィ
エディ・マックラーグ(女優)バーンズ夫人
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(男優)少年期のノーマン
マイケル・カドリッツ(男優)チャブ
ロバート・レッドフォードナレーター(ノンクレジット)
山寺宏一ノーマン・マクリーン(日本語吹き替え版)
松本保典ポール・マクリーン(日本語吹き替え版)
田中信夫父 マクリーン牧師(日本語吹き替え版)
江原正士ニール・バーンズ(日本語吹き替え版)
井上喜久子ジェシー・バーンズ(日本語吹き替え版)
深見梨加(日本語吹き替え版)
塚田正昭(日本語吹き替え版)
荒川太郎(日本語吹き替え版)
島香裕(日本語吹き替え版)
亀井芳子(日本語吹き替え版)
谷口節ナレーター(日本語吹き替え版)
脚本リチャード・フリーデンバーグ
音楽マーク・アイシャム
編曲ケン・クーグラー
撮影フィリップ・ルースロ
ポール・ライアン〔撮影〕(第二班撮影監督)
製作ロバート・レッドフォード
パトリック・マーキー
製作総指揮ジェイク・エバーツ
配給東宝東和
美術ジョン・ハットマン(プロダクション・デザイン)
グレッチェン・ラウ(セット装飾)
ウェイン・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン)
衣装バーニー・ポラック
編集リンジー・クリングマン
録音トム・マイヤーズ(録音)(アシスタント・サウンド・デザイナー)
クリストファー・ボーイズ
ゲイリー・ライドストロム
字幕翻訳戸田奈津子
その他ケン・クーグラー(指揮)
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16.《ネタバレ》  自分は「レジェンド・オブ・フォール」(1994年)を「ブラッド・ピットの俳優人生で、最も美しい瞬間を収めたフィルム」と評しましたが……
 その場合、対抗馬として真っ先に思い浮かぶのが本作ですね。
 もしかしたら、彼の美しさという意味では本作の方が優れてるかも知れません。

 何せ劇中でも「ポールは美しかった」と評されてるし、その言葉が大袈裟でも何でもなく、本当に「美しい」としか思えないんだから凄い。
 そんな彼に負けず劣らず、モンタナの川景色も素晴らしいし、水の流れる音やリールが巻かれる音にも癒されるんですよね。
 自然の美しさを描く際には、ついつい視覚的な方面にばかり偏ってしまうものですが、本作は「音の美しさ」にも拘りを感じます。

 主人公兄弟の父が牧師という事もあり、意外と宗教色が強い内容なんだけど、あまり説教臭さを感じない作りになってるのも嬉しい。
 「真面目な兄」のノーマンですら、家業を継いで牧師になったりはしなかったし「破天荒な弟」であるポールの方はといえば、牧師とは真逆のアウトローとして描かれていますからね。
 あるいは映画の冒頭にて「宗教と釣りの間に、はっきりとした境が無かった」と語られている通り、釣りという行いそのものが、主人公一家にとっての宗教だったのかも知れませんが……
 自分としては、教会で説教を聞いたり祈ったりする必要がある宗派よりも、川で釣りするだけの宗派の方が、ずっと素敵じゃないかと思えて仕方無いです。

 そんな本作は終盤にて「自由奔放に生きていたポールの、突然の死」が描かれる訳だけど、そこに大きな驚きは伴わず、観客としても自然と受け入れられるような作りだったのも、凄い事ですよね。
 中盤、留置場に迎えに行く場面などで「ポールの危うさ」を描いておいた脚本も上手いと思うし、それより何より「この弟は、いずれ取り返しのつかない事をやらかしてしまう」「ある日ふっと何処かに、いなくなってしまう」と感じさせる人物を演じ切った、ブラッド・ピットが素晴らしい。
 これはもう演技力とか、そういうテクニック的な次元の話ではなく、この時代、この映画の中だけに収められた「儚さと眩しさが交ざりあったような、不思議な存在感」があってこその、奇跡のような配役だったと思います。

 釣り以外にも「人生で一度だけの兄弟喧嘩」とか「列車用のトンネルを車で通る」とか、忘れ難い場面が色々と備わっているのも、映画としての奥深さ、味わい深さを感じますね。
 悲劇が起こる前日、兄のノーマンが「一緒にシカゴに行かないか?」と弟を誘うのも、弟を救いたい兄なりの精一杯の優しさ、そして「俺にはお前は理解出来ないし、お前を変える事も出来ないけど、せめて傍にいてやりたい」という、切ない願いが伝わってくるかのようで、好きな場面。

 兄弟の少年時代から、青年時代、そして弟を失った兄が老人になった姿まで、丁寧に描かれた本作品。
 子供の頃に観ても、大人になった今観返しても、充分に楽しめたのですが……
 いずれ老人になった時に観返したら、どんな感覚を味わえるだろうかと、今から楽しみです。
ゆきさん [DVD(吹替)] 8点(2023-06-26 23:23:52)(良:2票)
15.《ネタバレ》 美しい・・。この映画は、特に何を言うわけではなく、ただ美しい人や自然があった、と詩情たっぷりに描きます。結局、弟のブラッドピッドの悩みは観ている者には分からないようになってます。ただ美しい人間の悩みは知る由もない、ただ愛するものは寄り添うしかない・・。父親の気持ちが最後、語られます。結局、ハンサムでスターになったレッドフォードにしても、もっと美しい天才のような人材が世界にはいて、夭折していく様を見て、そこに美を見たのかもしれません。日本の無常観とは違いますね。美しいものの存在。そこには超越した者の存在があるとレッドフォードは思ってたようです。こんな役を演じたブラッドピッド自身、とまどいがあったのではないでしょうか?2010年代、政治色や社会的メッセージのある映画をプロデュースするブラッドピッドの力みようは、どうしたのかな?と思ってたのですが、この映画が出発点と思うのは、どうでしょうか?
トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2016-05-21 00:07:22)(良:1票)
14.《ネタバレ》 美しい大自然・川のせせらぎ そして 若きブラッド・ピットがロバート・レッドフォードの自分自身に重なるかのような  そんな 雄大な物語です  確かに 派手さは全く無いし地味といえばかなり地味  しかし派手さが無い分、心に染みいる  フライフィッシングの まさに芸術性を感じつつ悲しい結末に涙する  後半の急ぎ足感がちょっと惜しいが いい映画であったとオモイマス
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-19 19:29:18)
13.《ネタバレ》 この映画はよくブラピ演じるポールとフライ・フィッシングのことを語られて、そこがこの映画および原作の骨子だとは思うんですが、私は原作者であるポールの兄のノーマンの方に興味がありました。 両親が自分より出来のいい弟のことを気にかけているのを知っていて、それも仕方ないと思っているノーマンは、監督レッドフォードの処女作「普通の人々」の主人公にも似た人物です。 ポールは天才かもしれないけれど単純そうであまり興味がもてなかった、生まれつき恵まれている人にありがちなことですけど。 それとノーマンと恋人の兄ニールとの別れのシーンがハッとするほどよくて、そこが読みたくて本を買ったらその場面は丸々なかったのが意外でした。 レッドフォードはノーマン・マクリーンの小説にほれこんで映画化したのに、作者ほどシニカルな人ではないのでここは物足りなくて追加したんですね。 ニールは本でも映画でもノーマンを困らせるダメ兄として描かれるわけですが、「楽しかったよ」というように動き出した列車の最後部から好意を伝えるニールと、それに応えるノーマンを入れたことで血のかようエピソードになり、子供っぽいニールは可愛いがっていた妹ジェシーの彼氏であるノーマンに素直になれなかったのだ、との印象になったと思います。 原作にないシーンが一番好きな映画というのはあまりありません。
レインさん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-06 06:00:06)(良:2票)
12.《ネタバレ》 綺麗にまとめようとしすぎていて、弟の死が強引すぎる気がしました
でも映像も、自然も美しかったし、メッセージも伝わって素直に感動したし
邪魔にならない音楽もとても良かったと思います
あささん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-16 22:11:55)
11.小さい頃住んでいた自然いっぱいの場所をちょっと思い出しました。でも開発が進み戻れる所ではありません。こんな故郷があったらと思わせます。ラスト途中でちょっと想像出来ちゃいましたが楽しめました。あのネイティブ役の女性、現代アメリカ人が見ても「インディアンだ」って分かる容姿なのでしょうか?釣りやブラピが特に好きでなくても楽しめます。かも
へろりうしオブトイジョイさん 8点(2004-02-14 06:14:18)
10.癒された。釣りしたなった
のりまきさん 8点(2004-02-08 18:39:08)
9.フライフィッシングをやる人には、あの川、あのサイズの鱒、どれもが羨ましい。街のフライフィッシング屋さんも、あそこに行ったことがあるよと少し自慢げでした。映像も綺麗で、少し悲しげなストーリー。ブラピが別人のように爽やかで、ファンではありませんが、いい演技をしていると思いました。最後の台詞も哲学的でいいですね。
Titansさん 8点(2003-12-20 13:44:10)
8.ブラピがフライを振っているところは綺麗だった。かなり練習したみたいだけど。釣り好きの私としては、フライのシーンがもっと欲しかったけど、兄弟、親子、人種と色々考えさせられるいい映画です。
phantomさん 8点(2003-07-02 16:29:46)
7.光と緑と水を、澄んだ空気で丁寧に丁寧に織り上げたような一作。自然の色を、ここまで綺麗に撮ることが出来るんだなぁ。そして、ブラッド・ピットを最も美しく撮った作品。兄の「この世を超越した芸術品のようだった」と、父の「あの子は美しかった」の言葉に帰結するためとはいえ、マジで綺麗。それも、手を加えた造形美ではなくて、風景に溶ける自然な美しさは、ピット自身の持つ魅力もさることながら、当時まだ無名に近かったピットを起用したレッドフォードの目と、その瞬間を切り取った撮影スタッフの手腕は凄い。若くして亡くなった弟への懐古と故郷への想いを綴った、兄の原風景的な叙情を、変に荒れさせることなく、それは綺麗に、それは見事に描き出している。突っ込んで言えば、女はやっぱ、安定がいいかぁ、てか? いえ、それでもやっぱり、ポールが可愛い。
由布さん 8点(2003-05-18 22:29:28)
6. 点数低い!そうかなぁ。個人的には原作「マクリーンの川」を見事に映像化したレッドフォード監督の円熟の境地を感じ取れるんだが。まぁ、淡々としてるっちゃあしてるし、モンタナの自然美に助けられてるのは事実だけど、老教授が回想する平凡な現実の中では極端にドラマティックな展開とか派手なドンパチとかあるハズが無いし、期待する方がムチャと言うモノ。自分としては弟役のブラッド・ピットよりも兄役のクレイグ・シェーファーが上手いと思った。でも、今じゃスッカリ明暗分かれてしまったよナァ…!!
へちょちょさん 8点(2003-04-25 03:40:37)(良:2票)
5.美しい話だけど、あまりにも美しすぎ! と思いましたが、実話と聞いて心底感動しました。 自然を見ているだけで浸れます。 ブラピの笑顔が眩しいです。兄ちゃんの心が解りすぎてぐ~っと来ます。
ともともさん 8点(2003-04-09 22:35:05)
4.良い映画ですね。特に、この映画のブラピって最高ですね。そそ。ブラピって、純粋さ故の狂気っていい感じです。もうこの作品は、ブラピのための映画でしょう。たしかに、レッドフォードと似てる。。。
とーるさん 8点(2003-02-02 05:50:23)
3.神から授けられた刹那の「美」を映像に留めないのは、映画人として神への冒涜だとでもレッドフォードは思ったのか。とにかくブラッドが美しい。「弟は芸術品のように、この世を超えた空間に立っていた」と述懐され、「それだけじゃない。あの子は美しかった」と惜しまれても、苦笑も出ないほど納得してしまう。モンタナの自然の中で、ブラッド=ポールは、眩しいほど綺麗だ。ありきたりな展開の中で、緊張感を保ちながらも、只の1度も暴力的なメリハリや過激な手法を用いなかったレッドフォードの手腕は御見事。ただ、兄弟一家以外の人物描写には物足りなさを感じる。モンタナの自然は、今更言うまでも無い。川の流れ、緑の深さ、神から授けられた悠久の美。その流れの中で、平凡に歳月を重ねていくことが、素晴らしい人生というものなんだろうけれど、それでも人は、刹那の美に惹かれる。若くして亡くなったジェームス・ディーンを惜しむように・・・。但し、「芸術のように美しい」役で「レッドフォードの再来」と言われ、「J・ディーンを彷彿とさせる」と評されたブラッドは、この翌年、ボロ雑巾のように小汚い殺人犯を演じる。ピットの、俳優としての反骨精神が、いい。
Y-Nさん 8点(2002-10-08 14:34:31)
2.ブラピがフライを振っているところは綺麗だった。かなり練習したみたいだけど。釣り好きの私としては、フライのシーンがもっと欲しかったけど、兄弟、親子、人種と色々考えさせられるいい映画です。
phantomさん 8点(2002-08-23 23:54:48)
1.モンタナ州が舞台のこの映画みると、学生時代のゼミの教授(モンタナ大学教授でした)に「あなたは留学するのに向いてるから是非いきなさい。推薦してあげます」という言葉がいつも浮かぶ(^^)
ひよこさん 8点(2000-11-13 18:42:16)
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【点数情報】

Review人数 152人
平均点数 6.84点
000.00%
110.66%
200.00%
342.63%
431.97%
52516.45%
63925.66%
73321.71%
81610.53%
9149.21%
101711.18%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review6人
4 音楽評価 7.20点 Review5人
5 感泣評価 5.33点 Review6人
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【アカデミー賞 情報】

1992年 65回
撮影賞フィリップ・ルースロ受賞 
作曲賞(ドラマ)マーク・アイシャム候補(ノミネート) 
脚色賞リチャード・フリーデンバーグ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1992年 50回
監督賞ロバート・レッドフォード候補(ノミネート) 

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