2.《ネタバレ》 この作品はビデオで観た記憶がある。「生きてこそ」の隣に置いてあってウィレム・デフォーが出演ということでなんとなくで借りたものでした。そのなんとなくで借りたものにこれほど心に響き寒気がしたものは無い。アウシュビッツ収容所という過酷な状況下において生きなければならないという人々の”想い”が伝わってきました。本作で必要なシーン(残虐な行為)がカットしてあるので多少なりとも脚色してはいいのではと思いました(「夜と霧」エキスを20%ぐらい注入したら多分最高な作品に仕上がったと思います)私はこの作品を観終わったあとすぐにバケットを買いに行き涙を流して食べた記憶があります。これほどパンの美味しさというより食べ物のありがたみを心で感じる作品は無かったし自分がいかに幸せな状況で生活しているんだなと実感できるものはそうそうに無いと思いました。