キー・ラーゴのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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キー・ラーゴ

[キーラーゴ]
(殺人ホテル)
Key Largo
1948年上映時間:101分
平均点:6.24 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画犯罪もの戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2023-01-26)【イニシャルK】さん
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監督ジョン・ヒューストン
キャストハンフリー・ボガート(男優)フランク・マクラウド
ローレン・バコール(女優)ノーラ・テンプル
クレア・トレヴァー(女優)ゲイ・ドーン
エドワード・G・ロビンソン(男優)ジョニー・ロッコ
ライオネル・バリモア(男優)ジェームズ・テンプル
モンテ・ブルー(男優)ベン・ウェイド保安官
ダン・シーモア(男優)アンヘル・ガルシア
パット・フラハーティ(男優)(ノンクレジット)
マーク・ローレンス〔男優〕(男優)
久米明フランク・マクラウド(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚道子ノーラ・テンプル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
天草四郎ジェームズ・テンプル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生ジョニー・ロッコ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
今西正男(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
近石真介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林清志(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渡部猛(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
市川治(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作マックスウェル・アンダーソン
脚本ジョン・ヒューストン
リチャード・ブルックス
音楽マックス・スタイナー
撮影カール・フロイント
エルスワース・フレデリックス(カメラ・オペレーター〔ノンクレジット〕)
製作ジェリー・ウォルド
ワーナー・ブラザース
配給セントラル
美術フレッド・M・マクレーン(セット装飾)
ヘアメイクパーク・ウェストモア(メーキャップ)
編集ルディ・フェア
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6.《ネタバレ》 ジョン・ヒューストン監督は同年に「黄金」(7点)も監督、アカデミー監督賞を獲得されてますが、この作品で示した力量も加味されての受賞だったんではないかと推測されます。自分はたまたま今回、この二作品を連続して鑑賞しましたが、映画史的には高評価の「黄金」よりもこちらの方が数等面白かった。なんといってもボガートとバコールの見栄えがするツーショットがまず最高。自分、ボガートという俳優さん、それほど好きではないのですが、仏頂面した彼が冴え冴えとしたクールな美貌のバコールの傍に寄り添うだけで、一幅の画になることこの上ない。ストーリー的にまだ何も起きてなくても「何かがこれから起こりそうな」危険で不穏な雰囲気が画面上からムンムンと立ちこめてきます。このお二人が、当時「ハードボイルドカップル」と形容されていた事もむべなるかな。車椅子のホテル主人、戦死した息子の未亡人、友人の退役軍人、ギャングの親分、手下たち、その情婦と、人物配置も舞台の映画化だけあって的確。ただ、終盤の海上に出てからの銃撃戦が割とありきたりなのが惜しい。ホテル内だけでラストまで解決させれば、より纏まりが良かったと思われ、そこが気になった為減点。実はチキンなギャングの親分役、エドワード・G・ロビンソンって誰かに似てるって思いながら観てたら、今期の朝ドラに出てる元芸人の「ほっしゃん」さんにお顔の造作が似てるんだな、ああ、ようやく思い出せてスッキリ。ジョン・ヒューストン監督の自伝「王になろうとした男」を読むと、製作当時ワーナーとの契約等の難事にぶつかりつつも、心身共に意気揚々として真摯に映画製作に向き合っていた様子が伝わってきます。クラシック映画ファンの方なら是非ご一読を!(追記)日本語副題の「殺人ホテル」っていうのは、テレビ放映された時かリバイバル公開された時のものでしょうか?一体、どっからこんなしょーもないタイトルを。ま、粗筋だけ読めば間違いではないけど・・・。せめてハッタリでも効かせて「キー・ラーゴ~ハリケーンに閉じ込められた恐怖の一夜!立ち上がれ、漢・ボギー!~」とか←更にしょーもない
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 8点(2021-03-15 09:22:32)
5.味わい深い面構えと言えばこの二人と思うエドワード・G・ロビンソン、ライオネル・バリモア共演が嬉しいったらありゃしない。ギャングのボスとして器が大きいのは見かけだけで実態は卑怯千万の情けない輩と、足は衰えても(実際に車椅子生活を送っていたそうで、力を振り絞って立ち上がったのでしょう)魂は健在の爺さん、対峙する二人に見惚れてため息が出ます。間に入ったハンフリー・ボガート、ローレン・バコール(実生活で25歳違いの夫婦なんですね ビックリします)がもうひと頑張りして欲しかった。物語的には物足りないもののお宝映像を拝めたありがたい作品。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-20 00:08:33)
4.嵐の夜に、ギャングに立てこもられたホテル、というシチュエーションが、はっきり言って、ソソります、じゅるじゅる。舞台劇が元になっているそうですが(観れば明らか)、映画作品として見事に再構築されています。客の集う昼のホテルと、営業時間外の夜のホテルの対比。しかもその夜のホテルたるや、中はギャング、外は嵐と、そりゃもう大変。それを挟むように、映画の冒頭と終盤ではホテルの外が舞台となるんだけど、そこでも、のどかな海辺の光景と、船上の対決の緊張感が好対照。伏線も効いていて、なかなか秀逸なサスペンス。だと思ったんですけど、ダメすか?(もっと点数高いかと思ってた)
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-17 15:28:23)
3.《ネタバレ》 それぞれのキャラクターの初登場シーンからして的確。ラウンジにたむろする個々のギャングたちの配置に、バーカウンターで競馬の話しをする女、バコールはせっせと働いており、彼女の義理の父親である車椅子のホテル主人はその様子を見守り、ギャングの親玉は当然の如くエラそうに風呂につかっています。これだけでも人物の性格付けが済んでしまったようなものです。さらに密室に充満した緊張感もあります。バコールを挑発するようにエドワード・G・ロビンソンが耳元でささやくのですが、その時のバコールのアップと影のように黒ずんだロビンソンの横顔が不穏な空気感をかもし出しています。そんな中で特に私のお気に入りのキャラクターは新聞を見てヘラヘラ笑っているギャングでして、彼の銃だけがピカピカ光っているのも印象的。
 ラストの銃撃戦はやや物足りない感じがしますが、ここでも活躍?するのは例によってお気に入りのギャングで、彼がポケットに手を突っ込んでズドンとやるのが良い味を出しています。ジョン・ヒューストン監督とボガードのコンビなら「マルタの鷹」よりも本作をオススメしたいです。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-09 18:15:05)(良:1票)
2.独特の味わい。舞台設定が都会ではなく、非日常のキーラーゴ。「暑さ」と人々の欲、生命力、情熱が同調している。映画の中の服装、ホテルの調度、システム、交通手段、冷房のない扇風機、いい味だしている。
小鮒さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-14 23:11:51)
1.《ネタバレ》 おや?意外と評価低いんですねぇ。僕もMrs.Soze.さんと同じくかなり面白いと思ったのですが(^^;。暴風によって封鎖された小島キー・ラーゴに集まってくる様々な価値観を持った人々、それらはまるで人生の縮図を見ているようで面白いです。「悪党を一人殺したところで世の中は良くならない」と嘯く主人公、しかし理屈ではなく心で行動した彼は立派です。嵐が過ぎ去った後の朝日のまた眩しいこと!
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-13 18:45:16)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.24点
000.00%
100.00%
200.00%
329.52%
429.52%
529.52%
6419.05%
7523.81%
8628.57%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

1948年 21回
助演女優賞クレア・トレヴァー受賞 

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