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バージニア・ウルフなんかこわくない

[バージニアウルフナンカコワクナイ]
Who's Afraid of Virginia Woolf?
1966年上映時間:135分
平均点:6.90 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(1967-03-11)
ドラマモノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2017-06-26)【S&S】さん
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監督マイク・ニコルズ
キャストエリザベス・テイラー〔女優・1932年生〕(女優)マース
リチャード・バートン(男優)ジョージ
ジョージ・シーガル(男優)ニック
サンディ・デニス(女優)ハニー
阪脩ジョージ(日本語吹き替え版)
池田秀一ニック(日本語吹き替え版)
鵜飼るみ子ハニー(日本語吹き替え版)
脚本アーネスト・レーマン
音楽アレックス・ノース
撮影ハスケル・ウェクスラー
製作アーネスト・レーマン
ワーナー・ブラザース
配給ワーナー・ブラザース
美術リチャード・シルバート(プロダクション・デザイン)
ジョージ・ジェームズ・ホプキンス(セット装飾)
ウェイン・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン〔ノンクレジット〕)
振付ハーバート・ロス(ノンクレジット)
衣装アイリーン・シャラフ
編集サム・オースティーン
録音ジョージ・グローヴス〔1901年生〕(ノン・クレジット)
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4.《ネタバレ》 有名なエドワード・オールビーのデビュー戯曲の映画化。エリザベス・テイラーとリチャード・バートンの主人公夫妻は、まるでゲームのようにたがいをののしり傷つけ合い、そのなかに奇妙な共生感(愛情?なのだろうか)を見い出しているように見える(冒頭の二人だけのシーン)。ここに無防備な若い夫婦が加わることで、若い夫婦は主人公夫婦のゲームのいけにえにされていく。しかし、他者の加わった主人公夫婦のゲームはいつしかゲームの範疇を逸脱していき、どうやら踏み込んではいけない、ゲームが破たんするような領域をあらわにしてしまう。これは彼らの関係の破たんをも暗示しているようにも見えるけれども、そうではなく、常にそのゲーム自体が破たんしてしまう地点までゲームを追い込むことこそが、このゲーム(いや、二人の関係)のきわどいルールなのではないか、と思わせられる。常に関係が壊れる淵を覗き込まないと関係を維持できないというのは理解できるが、こうやって作品で見せられるのはやはりこわい。
 マイク・ニコルズはこの作品の前までは舞台演出をやっていて、これが初めての映画作品らしい。おそらく彼がここで試みているのは、舞台を観客席から観るのではなくて、観客にも舞台に上がってもらって、もっと間近に観てもらおう、そういう演出姿勢なのではないかと思う。だからクローズアップ、俳優の顔の大きなアップが多くなっている。部屋の中を動き回るカメラは、そのまま観客が部屋の中を動いて、起こっていることを見ているような臨場感につながっているだろう。エリザベス・テイラーとリチャード・バートンのセリフの多い演技は、スクリューボール・コメディを彷佛とさせるものであって、その線で云えば「スクリューボール・トラジティ」と呼べるような雰囲気。リチャード・バートンという人は、やはりすごい役者なんだなあ、などと思った。
keijiさん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-27 10:56:39)(良:1票)
3.醜悪な会話のやりとりはえげつなくて,字幕でなく英語でしっかり理解できれば(したくないけど)もっとスゴいのでしょう。この毒気にまみれた言葉の応酬,かなり不快なはずなのに目を背けることができない,むしろ夫妻のことが心配で視線をそらせない。観客が見守る中で,あわれな中年夫婦はやっと一歩を踏み出すことが出来る。本当に哀れとしか言いようがないけれど,ラストの空気が憎悪からかすかな光へと一変してしまうところは神がかっていた。そばにいてくれる人の存在は宝。なかなか普段実感できないけれど,心の奥底では大切に思っているんだよ。
さそりタイガーさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-30 00:13:06)
2.主要人物4人ろくにツマミも食べず、何時間もジンのストレートをガブガブ飲み続け。これはもう、基本的に我々日本人の胃や肝臓とは強靭さやスタミナが違うと思われる。だからこそ泥沼状態の結婚にも長期間耐えられるわけで。ダーティワードの連発で公開当時はセンセーションを起こした作品らしいが、刺激に慣れすぎた今の観客にとってはどうって事もない。引きの構図が多い中、時たまサンディ・デニスの吐きそうになった表情とか、バートンのキレた瞬間の顔の大写しが挿入されるのが観ていて異常に怖い。エリザベス・テイラーはいつもの、聴きようによってはかなり耳障りな声質を極力押さえ、役作りに相当苦心したであろう跡が窺える。「バターフィールド8」はともかくこの作品での受賞なら大いに納得。ところで冒頭の会話にあったべティ・デイヴィスとジョセフ・コットン主演の映画のタイトルって何なんですか?(追記)かーすけ様、いつもフォローありがとうございます!
放浪紳士チャーリーさん 8点(2004-12-24 18:01:45)
1.オープニングが静かなのは、嵐の前の静けさ。本編が始まると激しい口喧嘩。ほぼ4人の出演者がずっと言い争っている。こんなに口喧嘩だけでストーリーを進めた映画って過去にあったんですかね。4人とも酔っ払いでハイテンションなので、面白い反面、大丈夫かと思う時もありました。リズの顔立ちは相変わらず美しいけど、役が役だからすごい勢いだなぁ。
べんちゃんずさん 8点(2003-10-26 12:39:42)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 6.90点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4210.00%
5210.00%
6525.00%
7315.00%
8420.00%
9315.00%
1015.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

1966年 39回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞リチャード・バートン候補(ノミネート) 
主演女優賞エリザベス・テイラー〔女優・1932年生〕受賞 
助演男優賞ジョージ・シーガル候補(ノミネート) 
助演女優賞サンディ・デニス受賞 
監督賞マイク・ニコルズ候補(ノミネート) 
撮影賞ハスケル・ウェクスラー受賞白黒
作曲賞(ドラマ)アレックス・ノース候補(ノミネート) 
音響賞ジョージ・グローヴス〔1901年生〕候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)ジョージ・ジェームズ・ホプキンス受賞装置
美術賞(白黒)リチャード・シルバート受賞美術
衣装デザイン賞(白黒)アイリーン・シャラフ受賞 
脚色賞アーネスト・レーマン候補(ノミネート) 
編集賞サム・オースティーン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1966年 24回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)エリザベス・テイラー〔女優・1932年生〕候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)リチャード・バートン候補(ノミネート) 
助演女優賞サンディ・デニス候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョージ・シーガル候補(ノミネート) 
監督賞マイク・ニコルズ候補(ノミネート) 
脚本賞アーネスト・レーマン候補(ノミネート) 

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