5.フランク・キャップラ監督の作品はどれも本当に味わい深くて良い気持ちにしてくれる。この作品にしてもゲラゲラ笑うような作品ではないけど、見ていて安心出来る楽しさがあります。ゲイリー・クーパーの熱のこもった演技が本当に良い。いかにもフランク・キャップラ監督らしい話術で見せるヒューマンコメディです。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-15 20:15:29) |
4.これはよかった!適度な抜け感が最高ですね。やっぱゲーリークーパーはすごい。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-23 20:16:45) |
3.《ネタバレ》 これって、最古のバイオレンス映画ですね(笑)。終始キレっぱなしだよ、これ。大金を相続してブルジョワになっても、使い道が俗っぽくなく、人間性はいつまでも”田舎のディーズ”のままなのが良いです。それだけにベイブにネタのために近づかれたと気がつき、打ちひしがれる演技はグッときます。階段を一段飛ばしで上がっていったり、会議中に消防車のサイレンをきいて様子を見に行くなど、ゲーリー・クーパーの頑固者っぽい演技との人物設定の妙が面白いです(ホント言うと、法廷での老婆達の演技が一番面白かったです!)。テーマは、フランク・キャプラ監督が貧民層の代弁をして、当時の富裕層に対する批判をしているように思いました。 |
2.キャプラの作品って、いかにも大爆笑してしまうようなギャグとかではなくて、洗練されたユーモアがあって、幸せな気分でニコニコできる。だから、主人公が善人でもドン臭くならない。つまりはメリケン流“粋”ってことですね。豪邸の手すりを滑った後、彫像の足をコチョコチョするゲイリー・クーパーが素敵。裁判での大反撃は正に拍手喝采!ってな感じで、とっても後味爽やかなのです。アダム・サンドラー主演でリメイクされた「Mr.ディーズ」も悪くなかったけど、やっぱし本家に軍配が上がるなあ。<追記>そうそう、キャプラといえば、その楽天主義がよく取り沙汰されるけど、この作品の中で恋人に騙されていたと知ったディーズが精神病院で打ちひしがれているシーン。二人の人物が影になってて凄く暗さが出てて、ドキッとしました。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-07-17 16:19:43) |
1. ゲーリー・クーパーって、こういう純朴な青年役やらせたら天下一品だったよナァ…!逆に言えば、善人役以外はロクに演れなかったんだけど(^^)。ジーン・アーサーも若い!「シェーン」が最後の輝きだったんだが、コレは全盛期の貫禄。キャプラ二つ目のオスカー監督賞受賞作(この2年後に「我が家の楽園」で三度目!)で正に絶好調デス。 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-01 11:56:41) |