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柔らかい肌

[ヤワラカイハダ]
The Soft Skin
(La Peau Douce)
1964年ポルトガル上映時間:113分
平均点:6.56 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(1965-05-11)
ドラマモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-05-29)【Olias】さん
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監督フランソワ・トリュフォー
キャストジャン・ドサイ(男優)
フランソワーズ・ドルレアック(女優)
ジャン=ルイ・リシャール(男優)(ノン・クレジット)
モーリス・ガレル(男優)
フランソワ・トリュフォー
小山田宗徳(日本語吹き替え版)
池田昌子[声](日本語吹き替え版)
初井言栄(日本語吹き替え版)
菅谷政子(日本語吹き替え版)
平井道子(日本語吹き替え版)
脚本フランソワ・トリュフォー
ジャン=ルイ・リシャール
音楽ジョルジュ・ドルリュー
撮影ラウール・クタール
製作フランソワ・トリュフォー(ノン・クレジット)
配給日本ヘラルド
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5.《ネタバレ》 点数を8点にしたが、私が一番好きなトリュフォー作品はこれ。
というと、たいていの映画ファンからは「あれがぁ?」というリアクションをされる。
だいたいこの映画、レビュアー様の評価もまちまちだし。
フランス本国では不評だった、らしいし。

わからなくはない。不倫を題材にした映画で、尚且つ
「柔らかい肌=若い女性の魅力に溺れる」中年男性の不徳と不実を
これでもかと描写した挙句の顛末を描いてるんだから不快にはなりますな。
(そんな意味では主人公ピエールを演じたジャン・ドサイの演技は良い)

私がこの映画が好きなのは監督トリュフォーが敬愛するヒッチコック等の巨匠の
撮影テクニックに触発された上で、「日常での最もスリルある行為=背徳の恋」を
映画的な効果でストーリー化しようとした試みが自分の琴線に触れたわけだ。

冒頭の手の絡み合いから始まるショットからラスト、夫に制裁を加えるべく
移動する車の不安定な動き~銃声。あからさまな裸や性描写を駆使
しなくとも、官能を表現する事は可能だし、感情を表現するのに表情を
映すのではなく、動作やフィルムに映し出された陰影でちゃんと表す事が
出来る、という点で面白い映画だと思う。
なので撮影:ラウール・クタール(ヌーベルヴァーグを支えた名カメラマン/後監督)、
音楽:ジョルジュ・ドルリューもいい仕事してる。
あとはフランソワーズ・ドルレアックを一番美しく捉えた映画として。

「定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー(晶文社)」を読んだ上で、
この題材に問題なければおすすめ、って結構高いハードルだなぁ。
Nbu2さん [映画館(字幕)] 8点(2021-08-04 18:52:04)
4.《ネタバレ》 昔の仲谷昇にそっくりな主人公の主観ショットが多用され、観てる方まで不倫してるみたいな気がしてきてドキドキさせられます。こういう経験、男なら大なり小なり覚えがあるでしょう。まあ、相手がF・ドルレアックということはあり得ませんが(笑)。とくにランスでの講演旅行のシークエンスは、ヒッチコック風演出が冴え渡り、トリュフォー映画の中でも屈指の出来栄えでは。ラスト、旦那を撃ち殺した奥さんが浮かべる表情が、なんだかとっても淫靡で意味深でした。
S&Sさん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-17 00:34:19)
3.《ネタバレ》 ギャフンッ!・・観てるこちらの予想を裏切って、「FIN」の出る絶妙なタイミングの見事さよ(笑)。 なんて男に甘く、女に不幸な結末なんですかコレ、監督(怒)
まぁいいわ。これほどダンナさんたちのビクつき度、ちょちょ舞い度を見せてくれる作品もそうないかもしれないし(笑)。
私が常日頃から持っている疑問=「なぜ夫たちは妻をあんなに怖がるのか??」がちょっとわかったような作品でありました。監督、靴フェチ脚フェチですねぇ(笑)。主人公に「スカートの方がいい」と言わせておいて、パンツ姿のドルレアックのヒップをググーッと映し、そしてそのあと、、というシーン、最高です。あくまでも’愛人’を美しくけなげで魅力的な存在に撮ろう、としているのがバレバレで可愛いくもあります(笑)。
でも女性から見たらここの奥さんの方がいい女なんだけどなぁ、、(あの部屋の仕切り板、下ろされるだけでも怖いか。笑)
空港でのいかにも夫婦らしいタイミングのキス(「まぼろし」のドライヴ(←!)インでも同様。)シーンもなぜか良いです。(空港は不思議。出張する夫を送って行く時「ひょっとして私、ほんまはパパを結構好きかも。」と一瞬思わせる何かがある。しかしそのあと訪れるルンルン←!な数日に、あれは錯覚だったと気づくのである。FIN)
そんなことはどうでもいいか、、とにかく本作は観てる者の性別、日頃の行いに関係なく、ハラハラでき、心地良く、あるある感覚でせつなく酔えますので大好きです(笑)。


かーすけさん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-23 03:25:54)
2.《ネタバレ》 この白黒作品は中年男のラシュネー氏の物語ですね。中年男性の、格好付け、優柔不断さ、身勝手さを余すことなく描いた好作品です。奥さんと別れる際も、決して自分からは言い出さない。奥さんの言い出した提案にこれ幸いと乗っかってる卑怯者。まだ正式に離婚も成立しないのに、新しいアパートなんか勝手に決めちゃって「ここが僕らの部屋」なんていってれば、そりゃあニコルもひくでしょう。唯一この男性が決然としていたのは、ニコルが「時々会ってお食事でもできれば嬉しいけど」と言ったことに対して「ノン」と言い放ったときだけ。この手の男性を、殺しちゃうほど愛している奥さんの気持ちが不可解なぐらいです。トリュフォーは見事にダメ中年男を描ききっていますね。蛇足になりますが、モーテルでニコルが戸外に出したトレーの中の残り物に、ネコが近寄っていくシーンは、アメリカの夜でも使われてましたよね。これが、元のシーンなんだと思って感心しました。
ひよりんさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-12 21:30:03)
1.《ネタバレ》 《警告》この映画だけは、あなたの奥さんや恋人に決して観せてはいけない。何を隠そう、結婚したばかりの頃、私は隠しておいたこの映画のビデオを妻に見つけられてしまった。以来、公明正大・清廉潔白なのにも係わらず、私は事あるごとに妻から脅しを受けている(「私なら、ためらうことなく急所を打ち抜くね」)。だから、悪いことは言わない。ビデオを持ってる人は見つけられないうちに、直ちに消去せよ!
なるせたろうさん 8点(2003-04-16 21:12:19)(笑:2票)
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.56点
000.00%
100.00%
200.00%
315.56%
400.00%
5527.78%
615.56%
7527.78%
8527.78%
915.56%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 Review0人
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