5.《ネタバレ》 ついつい引き込まれてしまった映画です。さえない男の話ってどうも好きみたいです。「究極の愛」というよりは「人を愛することの多様性」ってな感じですかね。自分なら3人でとても過ごせやしませんし。もう少し自分に自信を持っているのであんなチンピラみたいな男よりもっとましな男を捜す事でしょう。探す事で自分の良いとこ、素晴らしさに気づく事でしょう。でも、ラスト3人でピクニックに行く所でPatrick Timsitの演技力で「ああ、こんな関係もいいもんだ」と思わせてしまうところが素晴らしいです。 【蝉丸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-02 12:44:37) |
4.《ネタバレ》 女とは、なんと身勝手で逞しく、なんと優しい生き物か。マリオンがプチ・ルイに言った「最初だけ力を貸して。幸せになりたいの。」このセリフに二人の関係が凝縮されている。プチ・ルイには全て分かっていたんだろうと思う。この映画に出てくる娼婦達には大人の女の包容力があふれていて、優しい気持ちになれた。マリオンとディミトリの愛の生活が長続きするとは思えないので、マリオンを幸せの絶頂に導いたことにプチ・ルイが満足感を覚えている時に彼女があっけなく逝くというのが、結果的に残されたプチ・ルイを救ったのではないか。9点でもいいぐらいだがレティシア・カスタがファム・ファタールとして今ひとつ魅力に欠けるのでー1点。あの歌で大喝采はないでしょう・・ |
3.ルコントという事で見ました。ルコントファンです。 やはりというか、ルコントのエッセンスが効いた良い作品です。 彼の切ないというか、普通では受け入れられづらい愛情表現を、このように表現する事がなによりも好きで、彼を愛しちゃいますね(^^; 【風太郎】さん 8点(2004-04-13 16:53:50) |
2.《ネタバレ》 運命なんだよな。あの男にさえ出会わなければ大きな幸せ待っていたのにさ。でもさ、わからないんだよね。あの男に出会えてなければ、オーディションの合格だって有り得たのかどうかもわからないし。 あれが亡くなってしまった2人の運命だったのだと思わなきゃ・・。そして最後に皮肉にも、一番の貧乏クジを引いてしまったのが、ルイ・ピチだったという事で。仕方なし。。 【3737】さん 8点(2004-01-09 00:57:41) |
1.自分の愛する人が愛する人と幸せに暮らし、そのために自らも尽くす事が何よりも幸せ、と屈折した愛情なんだけどわかるんだなあこの気持ち。ルコントの愛情表現はすごいね。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2003-11-08 19:45:53) (良:1票) |