5.《ネタバレ》 「裸の銃」より前に作られたザッカー兄弟によるバカ映画です。「裸の銃」に比べるとレビュー数も少なくマイナーな作品ですが、「裸の銃」がツボな方にはぜひ観ていただきたい!ストーリーはサスペンス系ながら必ず絶妙のタイミングで実にバッカバカしい小ネタが挿入され、絶対そっちの方向には持っていかないというザッカー兄弟のストーリーよりも小ネタの方が大事なんじゃないかというくらい実にくっだらない小ネタへの愛が至る所で感じられます。特にレジスタンスが博士を救出に向かう作戦決行以降のくだらなさが最高です。いよいよ行くぜ!と思った瞬間、マジっすか?その牛の着ぐるみは!とか、何でそんなとこにきれいに並べてブーツが脱いで置かれてるんだ?とか、ジョーズのテーマ曲が流れて一体何が起こるんだ~!と思ったら実にアホなオチが待っていたりとか、何台ものジープが出動して追手が迫ってくるぞ~!と思ったらこれもバッカバカしいオチが待っていたりとかですね、こうして読んでても何のことか分からないと思いますが、その他にも言い出せばもうキリがないパロディや小ネタのオンパレードに大いに笑わせてもらいました。 ラスト近くでヴァル・キルマーがちょっとだけ「大脱走」のS・マックイーンに見えました。