8.《ネタバレ》 昔、地元の映画サークルが主催する上映会で鑑賞した。
ジャンル的には癒し系の映画と言うんだろうか。どこか現実離れしたゆったりとした世界観に癒される。窪塚洋介のピュアな演技にも癒される、とても素敵な作品だった。
「愛だよ。こういうの 地球では 愛って 言うんだよ。宇宙じゃ 知らないけどね。」
という台詞が印象的でとても心に残っていた。
ただ、よく考えてみるとこの台詞、主人公が途中で出会う得体の知れない胡散臭いおじさんが最初に言った台詞なんだよね。
主人公を助けてくれるいい人なんだけど、長距離運転の途中でビールを飲みまくるのはどうなのか。危険過ぎるだろうと。しかも自分の事を「実は良いおじさんなんだよねー」とか言っちゃうし、なかなかぶっ飛んだキャラクターだったなぁ。
でもこのおじさんのおかげでテルと水絵は救われる事になるのだからとても重要なおじさんなんだよなぁ。家丸ごとくれちゃうとかなかなか居ないぜ?良いおじさん通り越しちゃってるよ。めちゃくちゃ良いおじさんだよ。
ここら辺がこの映画をファンタジックたらしめている要因な気もするが、ラストはちゃんと現実的な所に着地するので良かった。
テルと水絵の2人にはどんな未来が待っているのだろうか。
いっぱい想像しちゃうなぁ。