この森で、天使はバスを降りたのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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この森で、天使はバスを降りた

[コノモリデテンシハバスヲオリタ]
The Spitfire Grill
1996年上映時間:117分
平均点:7.20 / 10(Review 218人) (点数分布表示)
公開開始日(1998-01-15)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-23)【TOSHI】さん
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監督リー・デヴィッド・ズロトフ
演出ダニー・アイエロ三世(スタント・コーディネーター)
キャストアリソン・エリオット〔1970年生〕(女優)パーシー・タルボット
エレン・バースティン(女優)ハナ・ファーガソン
マーシャ・ゲイ・ハーデン(女優)シェルビー・ゴッダード
ウィル・パットン(男優)ネイハム・ゴッダード
ゲイラード・サーテイン(男優)ゲイリー・ウォルシュ保安官
深見梨加パーシー・タルボット(日本語吹き替え版)
此島愛子ハナ・ファーガソン(日本語吹き替え版)
佐々木優子シェルビー・ゴッダード(日本語吹き替え版)
金尾哲夫ネイハム・ゴッダード(日本語吹き替え版)
平田広明ジョー・スパーリング(日本語吹き替え版)
宝亀克寿ゲイリー・ウォルシュ保安官(日本語吹き替え版)
磯辺万沙子エフィ(日本語吹き替え版)
脚本リー・デヴィッド・ズロトフ
音楽ジェームズ・ホーナー
編曲ジェームズ・ホーナー
撮影ロバート・ドレイパー
その他ジェームズ・ホーナー(指揮)(ノンクレジット)
あらすじ
5年の刑期を終えた若い女性パーシーは、再出発をはかる為にギリアドという森に囲まれた田舎の町で、バスを降り、 飲食店を経営する老人・ハナのもとで住み込みで働くことになるのだが・・・。 癒しきれない過去や周囲との軋轢の中で、人はどのように再生していくかを考えさせられる愛と感動のストーリー。 ※あまり、前もってあらすじを知らずに見るのがベストではないか。と思われる一つです。。
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59.《ネタバレ》 十数年ぶりに2回目の鑑賞。
以前は、それほど感動もしなかった記憶があるものの、
今回あらためて見直すと、本当にいい映画だと思った。高評価も納得。

「この森で、天使はバスを降りた」という邦題は美し過ぎて、
あまり物語のイメージと合っていない。
でもパーシーを「天使」と形容したかった気持ちは分かる。
はすっぱでぶっきらぼうな所作とは裏腹に、
彼女を本当に美しいと思った。

ラストシーンは、ハナのパーシーへの気持ちが感じられて、
涙が出てしまった。

久しぶりにいい映画でした。
心が洗われました。
クロリンさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-12-16 01:13:40)
58.《ネタバレ》 DVDを持っているのに、ここでのレビューはまだ書いていなかった。改めて、久しぶりに鑑賞することに。幸か不幸か、ほとんど内容は忘れていて新鮮に楽しめました(笑)

1996年製作かあ。もう今年も終わろうとしているし、およそ25年前の映画ということに。光陰矢の如し。時の早さを痛感します。

というおっさんのぼやきはともかく映画の方ですが、洋画なのにここで出てくるGileadの町はなんだかとても日本的ですね。突然現れたよそ者に無遠慮の好奇の目を向け、訝しみ、陰口をたたく、と。小さい集落のようなところなら日本でも海外でも雰囲気には大差ないということでしょうか。そんな空気の中、店内のPercy(=Alison Elliotさん)を訝しむ人たちに聞こえるように、「ねえハナ?そういえば私って5年間刑務所にいたんだって言ったっけ?」と店内で大声で言うシーンは爽快でした。凛として堂々としているPercyに好感を持てた瞬間でした。

一部の猜疑心にとらわれた人たちを除き、彼女は徐々に町に溶け込んでいきます。と同時に徐々に彼女のバックグラウンドも明らかになっていきます。刑務所に入っていた理由は殺人だった、子供ができない体になった、それは・・・などなど。彼女に深くかかわった人たちは彼女を受け入れ、そうでない人は猜疑心を抱き続ける。特にこの映画の場合は、近づいてみないと人間なんて理解しあえないということを強く打ち出しているように感じます。彼女とShelbyの関係も、Hannahとも、Joeとも、Eliとも、彼女はかかわった人すべてと深い関係になり、彼らの人生を充足させているように思えます。邦題の「天使」が適切かどうかはわかりませんが、実際彼女は鬱々とした空気でとごったGileadの町に舞い降りた天使だったのかもしれません。

それだけに、ラストはショッキングでした。まさかそうなるとは。彼女の葬儀に訪れた町の人の顔、そこで自らの罪を告白したNahumの様子から、彼女の存在の大きさが伝わります。最後、エッセイコンテストをものにしたPercyと同じ「よそ者」のClaireを笑顔で迎えられるように町の人を変えたのは、まぎれもなくPercyの存在によるところでしょう。

携帯電話もない、ろくに自宅に鍵もかけない、そんな時代のそんな集落とも呼べる規模の町の雰囲気をよく表した映画だと思いました。映画の雰囲気がどこか日本的だと上述しましたが、ほんと、これそのまま日本でリメイクできそうですね(笑)
TANTOさん [DVD(字幕)] 8点(2020-12-24 00:43:14)
57.うん、なかなかいい映画でした。A・エリオットの透明感と大自然の映像美に癒される一作でした。でも邦題はよくない。このおかしな邦題が観た人たちの神経を逆撫でしてる。もっと原題に忠実な、例えば無難に「スピットファイア・グリル~森に導かれし者たち」あたりがよかった気がします。邦題はね、出しゃばってはいけないんです。(基本、直訳がベストと思ってます)
タケノコさん [DVD(字幕)] 8点(2017-09-24 19:47:34)
56.《ネタバレ》 面白かった。大変良くできた話だったと思う。

やむを得ない(とみるか、それは関係ないとみるかは人次第だが)罪で長期の服役を終えた女性の人生と、アメリカの地方の生活観を巧みに織り交ぜている。これが男性であったら、成立しない話だがキレイな女性であるというところにいきなり説得力が発生している。巧いな。

まっとうな人間であるパーシーは、本質が善良であるが故に追い込まれ罪を犯してしまったことが後の方になってわかる。ことの原因を知ろうが知るまいが関わる人間に否応なく齟齬や嫌悪感を生む結果となるが、そのことをわかっていてなお新しい静かな町で新しい静かな人生を送ることを想像し、期待する人間には厳しい結果となった。

しかし、元に戻すすべのない間違いを経て、いろいろな行き違いやわだかまりが解決したその風景に感動した。素直に良い映画だと思えた。また社会的な問題や、90年代でさえ残る心を病んだベトナム帰還兵の問題など、それを意識させないさじ加減で物語の中核に据えてくる手腕に舌を巻く。

それだけではなく主演女優の美しさや雰囲気満載の邦題、脇を支える俳優たちのしっかりした演技力等見所が多く実に良くできた映画だ。良いお話を見て喜べる、実に良い作品だった。

そうそう、液晶テレビにアップコンバートしたDVDを映し出すのは現状仕方のない最善手であるが、BDとは比較にならない。やはりこうした作品こそBDで売ってくれないかと思う。
黒猫クックさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-04-18 18:58:57)
55.《ネタバレ》 全体としてとても良い。映像、自然、音楽に人、そういう要素がすべて美しい。そして、なにはなくとも、田舎で静かに暮らす幸せもあるのだと、気付かされる。唯一の不満が、最後の方の展開が飛ばし飛ばしなことかな。
lalalaさん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-24 19:17:21)
54.《ネタバレ》 何年、何十年と同じ風景だったんだろうなと思わせる家屋や人々、パーシーやハナの何てことないしぐさなどが、完璧なまでに美しく撮れていて、とても心にしみる情景になっています。ただ、どうしても腑に落ちない点があります。パーシーの死が、悔しくてしょうがないです・・・。なぜ死ななければいけなかったのだろう。彼女の再出発に対し、なぜあのような形で終止符を打たなければいけなかったのだろう。町のみんなは、パーシーの死を悔み、そして再会や再スタートが始まる予感があり良かったのですが、そのきっかけがパーシーの死による代償と考えると、、、悔しいです。
VNTSさん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-09 19:32:49)(良:2票)
53.《ネタバレ》  本作のテーマは「癒しと再生」である。森の中でジョーは「ムダな木だ」と言うが、パーシーは「こんなに美しいものはない」と言う。ところがそのムダな木が、実は金になることが後に判明する。木の皮に重要な薬理成分が含まれており、皮を剥いで再生を促せば良質の成分を得られるのである。ジョーは「これで町を再生できる」「ぼくたちにとってもいいニュースだ」と語り、パーシーに求婚する。しかしパーシーは「私はもう、子供をもつことはできないの」と告白する。
 木の皮を剥ぐと、それは木にとっては傷であり、皮が再生される。ジョーはそこに町の再生を夢見て、パーシーとの新しい生活を夢見る。だがパーシーは流産のダメージにより、子を産む(命の再生)ことはできないのである。

 パーシーが丘の上で歌っていたのは「ギレアデの乳香」という黒人霊歌である。

There is a balm in Gilead ギレアデに乳香あり
To make the wounded whole; 傷ついた人を癒してくれる
There is a balm in Gilead ギレアデに乳香あり
To heal the worried soul. 悩める心を癒してくれる

If you can’t preach like Peter, たとえペテロのように語れなくても
If you can’t pray like Paul, たとえパウロのように祈れなくても
Just tell the love of Jesus, ただ主の愛を語り継ごう
And say He died for all. 主は皆のために死んでくれたと

 ギレアデとはイスラエルの乳香の産地であり、乳香とは樹皮から採れる止血材である。
 パーシーの葬式のシーンで流れるオルガン曲が「ギレアデの乳香」であることは、歌詞がないだけに気づきにくい。物語の舞台にギリアドの町を選んだ理由は、乳香による傷の癒し、一命を投げ出しての贖い、魂の再生を歌ったこの黒人霊歌を強く意識したものだろう。パーシーの死と無実を知った村人たちは、オルガンを聴いていたたまれない気持ちになったはずだ。
 二度と子を産むことはできないパーシーだったが、一身を以って贖うことで村人たちの心を再生させることができた。村人たちも心を入れ替え、新しい来訪者を温かく迎える。それは子連れのシングルマザー、クレアだった。パーシーがバスを降りた日は寒い雪の夜だったが、クレアがバスを降りた日は暖かい昼下がりだった。人々は子を背負った彼女の姿に、自分たちがついに見ることのなかったパーシーの幸福を見出し、心癒されるのである。
高橋幸二さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-30 07:03:53)
52.《ネタバレ》 
 良い作品です。アリソン・エリオット演ずるパーシーにどんどん惹きこまれていきました。不幸な過去からどうにか生まれ変わろうとする姿にとても心が打たれました。
 それだけに、結末が非常に残念でした。最後には閉鎖的な町の住民もパーシーを理解することができたのですが、その事を彼女は知らぬまま・・・・。

 しかし、食堂の女主人の息子のくだりは、「アラバマ物語」を思い出してしまいました。

 美しい自然の映像もとても良かったです。見終わったあと、非常に爽やかな感動に包まれる作品です。
TMさん [DVD(吹替)] 8点(2006-05-03 12:18:22)
51.《ネタバレ》 すごくいいと思うけど、パーシーの辛い過去には辛すぎて泣けなかった。セクハラとかもだけど女性を傷つけることにはやっぱり怒りを感じてしまう。殺す気持ちもわかる。イーライの存在が自分には印象的だった。小屋でオブジェかなんか作っているというかわいらしさに癒された。パーシーの後ろから頭を撫でているとことか温かい気持ちになって自然に涙が出た。あとシェルビー役のマーシャ・ゲイ・ハーデンの生真面目っぽい感じが演技にいい効果を与えていて好感がもてた。
Geneさん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-09 02:29:55)
50.期待以上に良かったです..欲を言えば、後半のクライマックスあたりにもう一山ほしかったかな..でも、しみじみとした良作でした...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-21 12:24:05)
49.全体的に無理してない感じが心地よい。
「いい話っ」ていう感じで好きだけど最後の方が尻すぼみでちょっと残念。
もっと長くてもよかったのでは。「いい話っ」を見たいときはオススメです。
はげねずみさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-06 22:47:57)
48.彼女=パーシーが「天使」じゃなかったのがこの映画のいいところだと思うんで、この邦題はちょっと。この森で、彼女はバスを降りた。この森で、パーシーはバスを降りた。この森で…ウーん、やっぱりもとのこれがいいや。ゴメン。
馬飼庄蔵さん 8点(2004-10-01 01:25:53)
47.森の美しさが印象的です。
主演の女優さんも素敵です。
地味ですが、いい映画だと思います。
ジムさん 8点(2004-08-25 12:58:43)
46.アリソン(パーシー)が可愛い。
絶世ではなく、田舎っぽい素朴なところが・・ソコが良い!
過疎化した村、広大な自然、村の小さなレストラン「スピットファイア」に
心が温まった。再出発、心の癒し。
パーシーはハナを・・イーライを・・そして村を癒す天使であった、
心からそう思う。ラスト辺り涙腺緩んでボロボロでした。
HIGEニズムさん [映画館(字幕)] 8点(2004-08-24 15:36:05)
45.チョット珍しい邦題だったので何となく引き付けられて見ました。淡々と流れるストーリーが良かったですね!ハナと森の息子が手を取ったときパーシーは天使になったのでしょう。ギリアドの森に生き続けて欲しいパーシーの魂
みんてんさん 8点(2004-08-12 23:56:50)
44.過去の過ちから自分に負い目を持っているハナ、そんなハナを助けようとするパーシー。そして悲しいパーシーの過去・・・確かに全体的には地味な映画です。始めはBGMも少なく、流れも淡々としています。しかし、パーシーの過去を知った時、涙が溢れてくると思います。始めは少女のことを嫌っていた人の心も綺麗にしてしまう・・・パーシーは本当の天使だったのかも知れません。
A.O.Dさん 8点(2004-06-25 18:04:30)
43.《ネタバレ》 アリソン・エリオットの透明感あふれる美しさに7点。
心に沁みるストーリーに+1点。
悲しすぎるラストに-1点。
絶妙な邦題に+1点。

できれば爽快感を感じられるラストにして欲しかった。あえて主人公を死なせる
必要はなかったのでは?


それにしても、この邦題は抜群にセンスいい!ですね。正直あまり期待もせずレンタルしましたが、充分元のとれる内容でした。
ギムリ★さん 8点(2004-06-19 13:49:23)
42.最後がちょっとなぁ~って感じではあるけどヒロインの演技は素晴らしかったと思います。
taronさん 8点(2004-05-11 11:24:15)
41.「天の神々がこの土地がいかに美しいかを見るためにわざわざ天から降りてきた」町、ギリアド。その閉鎖された地で再出発を図るヒロインの物語。しかし彼女を通して本当に再出発したのはギリアドだったのだ。神々には、今こそ生まれ変わったギリアドを見にきてもらいたい。その神々の中にパーシーと彼女のジョニー・Bがいることを願わん。
彦馬さん 8点(2004-03-26 15:33:18)
40.タイトルと話が矛盾している気が…と思いました。が、それ以上に話が重いです。決して消せない過去を持ちながらそれでも必死に生きていこうとするパーシーやハナ、以前にどんな罪を犯していようとそれを全て受け止め、ひたすらに彼女を信じようとするシェルビー、それと対象に過去にこだわり、ひたすらパーシーを犯罪者にしようとするネイハム、そして好奇の目をそ注ぐ町の住人が、人間の愚かな部分を象徴していると思います。彼女が死んで初めて本当の彼女を知るということは本当に愚かですね。決して救われない最後ですが、それでも見終わった跡、何処となく清々しい気分になれますし、ギリアドの雄大な大自然や穏やかな旋律がとても印象に残る良い作品だと思います。
クリムゾン・キングさん 8点(2004-03-11 02:33:34)
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【点数情報】

Review人数 218人
平均点数 7.20点
010.46%
110.46%
210.46%
352.29%
483.67%
5209.17%
63415.60%
74118.81%
85927.06%
92411.01%
102411.01%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.35点 Review17人
2 ストーリー評価 6.18点 Review11人
3 鑑賞後の後味 6.27点 Review11人
4 音楽評価 6.50点 Review6人
5 感泣評価 6.90点 Review11人
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