殺人に関する短いフィルムのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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殺人に関する短いフィルム

[サツジンニカンスルミジカイフィルム]
A Short Film About Killing
1988年ポーランド上映時間:84分
平均点:6.36 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
ドラマ刑務所もの
新規登録(2003-10-16)【中途半端】さん
タイトル情報更新(2024-04-26)【イニシャルK】さん
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監督クシシュトフ・キエシロフスキー
脚本クシシュトフ・キエシロフスキー
配給日本ヘラルド
あらすじ
一人の屈折した青年が街を彷徨い、殺人を犯し、死刑を執行されるまでをリアリズムに描く。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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2.《ネタバレ》 殺す者、殺される者、そして事件に関わることになった弁護士。殺される者は、どこにでもいるような何の変哲も無いタクシー運転手、特に人から好かれるでもなく、特に目の敵にされるでもない、普通の男。その彼が、たまたま出会った青年に、殺される。その過程は壮絶だ。人間はなかなか死なないもの、肉体はとことんまで“生”へ執着し、ゆえに殺人者もまた、とことんまで“死”へと追いやるために残酷さを剥き出しにする。しかしその壮絶なる殺人の過程は、(我々を除いて)誰に見られるでもなく、殺される者を同情する者もなく、世界の片隅でひっそりと繰り広げられるのである。殺人者は逮捕され、裁判の後、処刑される。彼もまた、死を恐れ、生へと執着しながら、彼なりの短いドラマを展開しながら、結局はやはり世界の片隅である処刑室で、ひっそりとその生涯を終える。殺されたタクシー運転手と異なり、殺人者である彼は、裁判の過程で弁護士と交流を持つことにより、死にいたるまでの時間を弁護士と共有し、その人生の一端を弁護士の人生へと投影することができた。しかしその前途溢れる弁護士ですらも、社会全体から見れば、彼もまた社会の中でひっそりと人生を送る無数の人間のひとりに過ぎない。殺された者にしろ殺した者にしろ、死んでしまった以上、もはや確実に忘れられていく存在だ。社会の中で、生き、死んでいくことの儚さ。人間って、孤独だなあ、と感じさせられる。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-13 07:37:00)
1.キェシロフスキの作品で一番強烈な印象を残すのがこの「殺人に関する短いフィルム」。ちょっと前にテレビでやってたので久々に見た。内容はタイトルが全て物語っている。殺人に至るプロセスと、その後の行き着く先(ここでも「殺人」が執行されるのだが)を綴るという、簡潔ながらその簡潔さの余り鑑賞後はフィルム上で起きたことが理解できない、それぐらいにショッキングな映画であるとも言える。まるで映画の理由付けのように次々と連関していく運命の図式には少々うんざりするものの、ポーランドという北欧の質感に殺人を犯す青年の心象が溶け合ったような不安で悲しい風景と、対照的な2つの殺人が残す何ともいえない異物感はこの映画独特のものだろう。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-12 12:45:59)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 6.36点
000.00%
100.00%
219.09%
300.00%
419.09%
519.09%
619.09%
7436.36%
8218.18%
919.09%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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