2.《ネタバレ》 ウイラードという名のネズミが街を恐怖に陥れる作品だと長い間思っていました。
アーネスト・ボーグナインは悪辣さに欠け、ブルース・ディヴィソン演じるウイラードに共感出来ず、先が見える安っぽい展開を眺めていました。ソクラテスを白ネズミとしたナイスな演出以外、ネズミ達も烏合の衆でイマイチ盛り上がりません。
しかし、マーティン退場以降の展開に目が覚めました。
「用済みになったら裏切るのか、お前だけ幸せに暮らせると思うなよ」と言いたげなベンの怒りで煮えたぎる表情が凄まじい。よくこんな表情撮れたものだと仰天。
何百匹のネズミを1年かけて調教したという労力に拍手。