1.《ネタバレ》 下世話なのに何ともまぁ重厚ですねー、オープニングから会社の売却で最後の1日を勤めて帰宅~ヨーロッパへ向かう船上シーンまでの鮮やかな運びで、もうこのドラマに喰いついてしまってます。積年の情、これに惑わされ時に立ち止まってしまう、ここ辛い。そんで相手が幸福そうだと、妬みと怒りでクチャクチャですが、相手がどん底だとただ"情"のみで形振り構わず飛んで行き、手を差し伸べる。うわぁ~、アホやぁ~、でも人間や~。ところがラストでやっぱりこの女超オバカだと嫌気が差して一方的に去って行く、このシーンの気持ちよさ、ラストの手を振るメアリー・アスターの清々しさ。すべての登場人物に共感できてしまうのが自分的にもちょっと痛い。