11.《ネタバレ》 オリバー・ストーン作品で唯一マトモな作品ではないだろうか。
と、爆笑しながら見ていた。
なんという豪華なキャスト。ソーントンの行っちゃってる演技、ジョン・ボイト(!)の意外な使い方、とてもいいです。
クレア・デインズとホアキン・フェニックスも笑わしてもらいました。大変いいです。
ショーン・ペンのリアクション芸が光ったと思います。リアクションするときのテンポの取り方いいですね~。尻まで出して体当たりで。
ニック・ノルティはもともとこういう感じだからあまり驚きはないのだが。
さんざ笑わしてもらってすっかりいい気分になっていたら、やっぱりストーンの病気が出たというか。
いやあ、ここまでいい感じで笑わしてきたのに、どうしてもそういう感じで終わらないと気がすまないというところが、病気っすね。
最後までスカして終わっても別にいいんだよ。
今さらなんだけど、ストーンって、根が暗いですわ。
変にインテリぶってしまうというか、意味ありげに終わらないと気がすまない、ああ病気。
こないだ見た「レスラー」とかもそうだけどなあ、私は爆笑したまま見終わることを求めているのだ。
笑わす→笑わす→気持ち悪く意味ありげに終わる、ではなくて、笑わす→笑わす→笑わす、で終わってもらいたい。とりあえずオリバー・ストーンはやっぱり病気だと思う。