1.《ネタバレ》 とても気楽に見られるライトなコメディアクション。
ティーンズ系のこの手のエンターテイメントは子供っぽくなりがちで、この作品も例外ではありません。
ですが、子供っぽい映画ではあっても、子供だましでなければ楽しめる、この作品はその良い例と言えそうです。
そう、この作品は面白いです。自信をもってオススメできます。
主人公のコーディはCIAの特殊訓練を受けていて、身体能力が高くて、機転が効いて、格闘技に精通している優れもの。
でも女の子の前だとアガッてしまってうまくしゃべれません。
なんでしょう。この昭和の少年漫画のようなヒーロー像。たまんないっす。
コーディが、その力を発揮するシーンがあるたびに、興奮が止まりません。
こーゆーテイストの作品で、大切なのはギャラリー。誕生パーティでいじめっ子たちをこてんぱんにしたのは痛快です。要はギャラリーがいればいるほど、爽快感が増すわけですね。
なんだかんだと、二度三度と、ヒロインを助ける演出だってベタすぎるけどグッド。
昭和生まれの世代の心をくすぐる主人公のヒーローっぷりが完璧です。
CIAの面々も良い人ばかり。本当にCIAがこんな風だったら、世界は思ったよりずっと平和なのかもしれない。
ストーリータイプのコメディも自分の好みとばっちりあっています。
コメディのバランスも程よい。
大作ではありませんが、子供はもちろん、大人も童心に返って楽しむことが出来る良作エンターテイメントでしょう。