ひめゆりの塔(1953)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ひめゆりの塔(1953)

[ヒメユリノトウ]
1953年上映時間:130分
平均点:7.58 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものモノクロ映画青春もの学園もの歴史もの実話もの小説の映画化
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監督今井正
助監督村山新治(監督補佐)
キャスト津島恵子(女優)宮城先生
岡田英次(男優)玉井先生
信欣三(男優)平良先生
河野秋武(男優)仲栄間先生
殿山泰司(男優)照垣先生
清水元(男優)山岡部長
香川京子(女優)上原文
小田切みき(女優)尾台ツル
関千恵子(女優)久田淳子
利根はる恵(女優)安里ルリ
岩崎加根子(女優)花城露子
藤田進(男優)岡軍医
神田隆(男優)橋本先生
加藤嘉(男優)佐々木軍医長
渡辺美佐子(女優)安富良子
原保美(男優)大高見習い士官
武内亨(男優)兵士
原ひさ子(女優)父兄
土屋嘉男(男優)軍医
林孝一(男優)山根軍医
田中筆子(女優)花城カメ
原泉(女優)
灰地順(男優)
原作水木洋子
脚本水木洋子
音楽古関裕而
撮影中尾駿一郎
製作大川博
東映(東京撮影所)
企画マキノ光雄
伊藤武郎
配給東映
美術久保一雄
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1.《ネタバレ》 反戦映画というより反軍映画の傑作だろう。いざとなると何の役にもたたないどころか、己れの保身ばかりを考え、民衆にとって危険きわまりない存在だということが、よく分かる。この作品最大の仕掛けは、原保美と藤田進の対比だろう。“原”型の軍人は戦後幾多の反戦映画に出てきたタイプ。さんざん民間人を使役したあと追い出してしまう。リアリティはあるが、いささかパターン化されてきていて、観客へのインパクトは薄れていた。“藤田”型は戦前戦中によく描かれた国策映画に出てくる「優しい日本の軍人さん」の典型パターンだ。藤田自身がそういう役を頻繁に演じていた。この戦前戦中にパターン化されていた実に優しい軍人が、最後の洞窟で投降勧告に応じようとする女生徒を射殺する。日本軍によって自分の生徒が殺されたことにまだ分からずにポカンとしている先生のカットが二つぐらい続いて、米軍の爆弾が投げ込まれる。ここらへんの畳み込みが素晴らしいのだが、何より軍隊の本質を描き切っている。藤田はこの出演で、彼の戦争責任を償ったと思う。津島恵子の先生の耳が聞こえなくなるのもうまい。生徒たちの歌声が聞こえなくなり、米軍の投降勧告も聞こえなくなる。追い詰められて軍の判断にしか自分を任せられなくなっている沖縄の人たちが重なっている。もちろん軍と民間人との関係は、そのまま本土と沖縄の関係でもあるのだけれど。シーンとしては晴天でキャベツを放り合うところなんか、ラストから振り返ると哀切。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-16 09:54:41)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.58点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
518.33%
6433.33%
718.33%
818.33%
9325.00%
10216.67%

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