96.《ネタバレ》 クリスマスにピッタリのチョコレートの詰合せ、かの様な。総じてポップでオシャレで軽い口当たりながら味は様々で、それこそ甘いのもあればちょっとホロ苦いのもある。なので、苦手な人でも多分どっかしらには引っ掛かるだろうし、終盤は畳みかけるハッピーエンドの連続が中々にゴージャスでもあったりして。 でも、やっぱりチャンとした食事にするならも少しガッツリ食べられる一品料理の方が好いかも知れないし、とても気に入った味のがあったとしても一口分しか食べられないのは口惜しいと思うコトもあるだろう。要は「食べ」方、確かにそれこそクリスマス・イヴにデートムービーとして使うなら、これ以上の映画も中々見当たらない気もしますね。特に今作、やや大人向けの「インビな」スパイスの効いたヤツも多いですからね。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-25 22:21:14) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 普段、恋愛モノは一切みないんですが、たまたま見たこの映画はすごく良かった。ツッコミどころはあるんだけど、いろいろ言うのは野暮ですね。レビューするのも野暮な気がしますが、愛ですね。 【Keytus】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-15 02:18:51) |
94.絶望的にツマラナイ作品がイギリス映画で、特に最近のは複雑にすれば良いと勘違いしているから更に酷い。ただ、この作品は中々面白かった。 とてもハートフルかつシンプルなラブストーリーで安心して見られるし、理屈抜きに彼らの幸せを祝ってやりたくなる。 ドロドロが苦手という人や、陳腐なメロドラマに嫌気がさしたと言う人に是非とも見て欲しいね。 ただ、登場人物を増やすなら増やした分掘り下げをして欲しかった。ストーリーが解りやすい分、余計なキャラが多すぎて少し集中出来なかったのが残念。 でもお気に入りのジョークがあるぜ。「アメ公はいじめっ子」に座布団をあげたい。流石イーリング・コメディの本場だ、ギャグのセンスが素晴らしい。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-07 19:40:59) |
93.《ネタバレ》 クリスマスが近づくと思いだす映画『ラブ・アクチュアリー』。素敵なロマンティック・コメディですね。 冒頭でヒュー・グラントがナレーションで呟く”Love actually is all around.”がタイトルとなっていますが、この場合のLoveは恋愛というよりも、広義の「愛」でしょう。確かにこの映画の群像劇では、いろんな形の「愛」が描かれます。英首相の身分を超えた恋愛であり、幼い恋愛であり、言葉を超えた恋愛であり、肉体を超えた恋愛であり、肉体の恋愛であり、親友の彼女への横恋慕であり、大人のちょっとした火遊びであり、家族愛であり、姉弟愛であり、男同士の友情であり、、、。最後の方もやっぱりLoveなんですよね。ある意味で恋愛という幻想を超えた現実的なLoveです。それもいろんな形としての。 恋への勇気を描いた映画という評価もあるけれど、どちらかと言えば、「愛」という言葉の広がりというか、その大きさと共にミニマルさを感じさせる映画に思えます。ビートルズの”All Need is Love”が挿入歌として有名ですが、僕にはラストに流れるビーチ・ボーイズの”God Only Knows”が心に響きます。「君」は、デブのマネージャーでもあり、幻想の君でもあるのです。その愛に支えられている自分を感じ、それを伝えたくなるのです。 ♪もし君が僕から去るなんて事が起きたら 人生はそれでも続くけど 信じてほしい この世は何の価値も示さない 生きる事に何の良さがあるんだい? 神のみぞ知る 君がいないと僕がどうなるか♪ The Beach Boys “God Only Knows” 【onomichi】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-18 23:30:34) (良:1票) |
92.ポルトガルでのシーンが一番好き。こういう幸せな気分になる映画はいいですね。 【noji】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-30 19:40:02) |
91.色々なラブストーリーが一度に見れちゃいます。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-07 12:33:38) |
90.クリスマスには行動した人にだけ奇跡は起きる。ハートフルで良い映画でした。 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-27 01:00:16) |
89.最近はすっかりクリスマス定番映画になりましたね。ひとつひとつのエピソード自体はラブコメ映画のプロットの寄せ集め(それもコテコテの展開ばかり)ですが、それを同時進行させたおかげで臭みが抜けたように見せてくれる脚本が上手い。冒頭のお葬式とラストの学芸会に主要キャストを集めるという構成はなかなか秀逸、リチャード・カーティスの脚本は『ブリジット。ジョーンズの日記』よりよっぽど優れています。そしてビル・ナイの老ロッカーは傑作です。 しかし、ビリー・ボブが米国大統領でヒュー・グラントが英国首相じゃ世界の行方が心配です(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-31 18:31:31) (笑:1票) |
88.《ネタバレ》 マークがジュリエットに自分の気持ちを知られて、家を飛び出す、行くか戻るか、どうしたらいいのか、やるせない気持ち。これが本当に上手い。BGMも相まってとても泣けるシーンだった。 それにしてもここに愛、そこにも愛、ほらあそこにも。空港でのいくつもの抱擁といくつもの笑顔。なんて愛に満ち溢れた映画だろう。ああ、僕たちは人を愛することをやめられない! |
87.自分の身近な人を大切に思う気持ちや、今までよりもうちょっと勇気を出してみようという人生に対する前向きな気持ちや、人間の善良さとユーモアにあふれたとてもいい映画です。よくぞこれだけの登場人物、これだけのストーリーを上手くまとめたなあと思います。冒頭の語りから見事につながる幾つもの素敵なストーリーとエンディングまでの構成、その脚本が素晴らしい。更に挿入曲も実に効果的に使われ作品を盛り上げます。公開時からずっと気になっていながら初めて観たのですが、観て良かったです。心に余裕が無くなった時やもうちょっと勇気を出したい時なんかにいつでも観る事が出来るようにDVDを買って手元に置いておきたいと思いました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-20 20:43:34) (良:1票) |
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86.《ネタバレ》 ゴチャゴチャしてはいるものの退屈させない構成もいいし、役者もみんな良いし、楽しく温かい目で見れる。やたら多い登場人物のそれぞれ無理めな恋模様。その中でただ一人、恋に浮かれることのないビル・ナイの下品なダメスターっぷりには惚れた。 着地点が余りにも安易かつ綺麗すぎるので、ひねくれ屋の僕としては、もっと恋に破れたズタボロな人もクローズアップしてほしかったところ。 クリスマスだからっていう理由の告白やご都合主義はずるい!まったくくだらねーぜ!とか思いながらも、そこはかとなくホッコリとした満足感をもってしまってるのが悔しい。面白かったし、安心して人にススメられる一本には間違いない。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-30 16:08:12) |
85.何か暖かくて前向きになれる映画。登場人物の心がみんなピュアで、全体で物語を育てている感じがする。落ち込んだときに観たい映画です。 【ラグ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-13 22:24:19) |
84.《ネタバレ》 薄っぺらくて安っちいメロドラマをオムニバスのように束ねて、インスタントなジョークと下品なエロさで強引に盛り上げられた映画だ・・・。と、頭では思っていても、心はどうやら違うみたいで、、、後半は感動して泣いてしまった。人の幸せを見て泣くのは、気持ちいい。クリスマスを感じる映画です。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-31 18:27:27) |
83.映画を見てハッピーな気分になる。こんな素晴らしいことは無いじゃないですか。 この映画の何がそんなにハッピーなのか?そんなことは決まっている。きれいな女の人がいるから、会えるから。そういう意味で、僕はめちゃくちゃハッピーになった。 人生を好意的に見る。人に対するオプティミズムを可能にするものはこの世で一つしかない。それが Love actually(愛の実情)。愛することは最もハッピーなのだ。 映画はオムニバス形式で、9組のカップルの物語。ドラマはクリスマスの日を中心にして起こる。中でも僕が気に入ったのは、結婚をしてしまう女性に”片想い”をする男の話。恋愛で最強なのはやっぱり”片想い”だ! これは間違いない。 【ジンロク】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-28 22:25:07) |
82.《ネタバレ》 いわずもながら、映画の良し悪しはプロットの良し悪しではない。それを映像や編集でいかに見せるかという点も重要。本作はその意味で監督の職人芸が堪能できる一編。一例がジュリエット(キーラ・ナイトレイ)をめぐる横恋慕のエピソード。結婚式のシーンから始まるこのエピソードで、監督は明らかに新郎の友人をゲイであるように描いている。新郎と並んだバストショット、パーティーでの憂鬱そうな表情。セリフでも「彼のこと好きなんでしょ」と質問されて否定してみたり。このミス・ディレクション(意図的な誤解への誘導)の演出によって、観客は「この男はゲイだ」と思いこまされ、それが、結婚式のビデオを見たときの感激につなげられている。見事です。にぎやかし役のローワン・アトキンソンをストーリーを転がす中に当てはめていく手腕も鮮やかでした。最後に用語の確認。オムニバス映画とは、「乗合バス」から転じた用語で、完結したストーリーを詰め込んで一本の映画にしたもの。日本映画なら森田芳光の「バカヤロー」、洋画ならタランティーノの「フォー・ルームス」。本作はいろいろなストーリーが絡み合ってはいますが、あくまでも一本のストーリーなので「オムニバス」と呼ぶのはふさわしくないでしょう。 【satoshi】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-07 21:42:06) |
81.《ネタバレ》 ロックスターの本当の恋に嬉しく思い、少年の走りに声援を送り、その父の悲しみの立ち直りに安心し、夫婦の危機で妻の心が痛く分かり、首相の恋は王子様物語のように夢を見させ、アメリカへの妄想兄ちゃんの成功に苦笑いし、言葉を越えて愛が成り立つ事を再認し、仮の愛が本物になる裸の二人にくすりと笑い、身内を優先させて恋を駄目にした彼女に自分を重ね合わせ、紙芝居で語る男に一番かっこいい失恋を見る。Love acutally is all round. 「愛は実に周りにあふれてるではないか」そう映画は言う。たくさんの愛の形を揃えて、そう映画は言う。愛の素晴らしさを心の宝物のように大事にしている人は、幸福感で胸が一杯になったことでしょう。個人的には紙芝居の兄ちゃんの台詞 Enough. は一番心にしみたなぁ。 【K-Young】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-03-05 23:36:48) (良:1票) |
80.群像劇なんですが、それぞれのストーリーがぶつ切りにならないようにうまくつないであって、一定のテンポで最後まで見れました。このテンポのおかげで設定は違っても、全体としての一体感が出て、日常生活の悲喜こもごもみたいなテイストになってると思います。結構面白かったです。 |
79.《ネタバレ》 まずはこれだけの脚本を書けるテクニックに感心。複雑な多層構造をあちこち結合させつつ1つの作品に仕上げてゆくって、頭が良くなくちゃできませんもんねぇ。次にイギリス映画界の豪華キャスト集結状態にワクワク。ブリティッシュコメディとジェーン・オースティンものと『Mr.ビーン』『ハリー・ポッター』までひとまとめみたいな世界。そして、1つ1つのエピソードをしっかりと楽しませてもらいました。それぞれの愛がどういう形になってゆくかも興味深ければ、人物関係を頭の中でどんどん相関図状態で組み立ててゆくのも楽しく。ヒュー・グラントが首相の器か?ってツッコミを入れたいところだけど、ブレア元首相を考えれば、ヒューもアリなのかなぁ、とか、アメリカに渡ったおバカちゃんにあのオチはアリなのか?とか、『いつか晴れた日に』のメイン4人が、「I'm flying!」で揃った!とか、エビやらタコやらまで含めて沢山の見どころポイントがあって。イギリス映画は脇まで魅力的な登場人物で埋められていて、毒を含んでいても、いつも性善説に基づいていて温かい、って感じがします。ただ、病気の弟に縛られた人生を送る女性のエピソードは、自分の立場が似ているだけに、キレイなまとめを用意してくれなかったのがちょっと残念でした。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-07 01:54:00) (良:1票) |
78.観た後素直に、ハッピーな気分になれました。自然にニコニコしてしまう感じです。色々な形の「愛」が出てきますが、それぞれ違ったハッピーがある。小さなエピソードの積み重ねだけれど、それがむしろとっても新鮮でよかった。 【ひかり。】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-18 22:58:03) |
77.《ネタバレ》 「愛」をきちんと描けている映画は、いつ観ても美しいし、楽しいし、少し切ない気分にさせてくれる。この映画も見事な恋愛映画に仕上がっている。特に、片思いの男のエピソードは出色。自分の最愛の女性と親友の結婚式。僕もビデオに撮っちゃうと思う。それを見返すことは傷口に塩を塗りこむようなことなんだけれども。でも、撮っちゃうんですよ、自分にとって最高に美しい人が最高に輝いている瞬間ですから。少年の言うとおり、片思いは一番つらい恋の形。でも、同時に甘美な刻でもあると思う。自分が自分を最も輝かせようとする時なのだから。そして同時に、心底相手の幸せを願わずにいられない、「無私」になれる時でもあるのだから。それにしても、アメリカへの批判はもうちょっと軽やかに表現してほしかったなあ。イギリスはもっとウィット(機知)を重んじる国じゃなかったかな? 【枕流】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-09 23:18:18) (良:1票) |