4.《ネタバレ》 若い頃、結核で悩んでた青年は、旅館の娘に
一緒に死んでくれと頼む。
心中を引き受けることは、抱かれることよりも深い。
引き受ける娘だったが、青年の馬鹿真面目さについ笑ってしまう。
それから、青年は温泉地を去り、所帯をもつ。
長い時間がたって、青年を忘れられない女性との再会で、
二人は抱き合う。
しかし、もう青年は「死んで」しまった。
空っぽの青年の言葉が彼女に響くわけもなく、
若かりし頃の青年の後を追うかのように彼女は自殺をする。
ただ腑抜けの青年は、その女性を抱いて泣くのみである。
メロドラマの傑作である。、