花嫁の父のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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花嫁の父

[ハナヨメノチチ]
Father of the Bride
1950年上映時間:92分
平均点:7.26 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-12-25)
ドラマコメディシリーズものモノクロ映画ファミリー
新規登録(2004-02-15)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2022-12-04)【イニシャルK】さん
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監督ヴィンセント・ミネリ
キャストスペンサー・トレイシー(男優)スタンリー・バンクス
ドン・テイラー〔監督・男優〕(男優)バックリー
エリザベス・テイラー〔女優・1932年生〕(女優)ケイ・バンクス
ジョーン・ベネット(女優)エリー・バンクス
ビリー・バーク〔女優〕(女優)ドリス
レオ・G・キャロル(男優)マスーラ
メルヴィル・クーパー(男優)トリングル
ポール・ハーヴェイ(男優・1882年生)(男優)ガルズワースリー
ラス・タンブリン(男優)トミー・バンクス
森山周一郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
武藤礼子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仲村秀生(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大木民夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日/NHK】)
牟田悌三(日本語吹き替え版【NHK】)
脚本フランセス・グッドリッチ
アルバート・ハケット
音楽アドルフ・ドイッチ
作曲リヒャルト・ワーグナー〔音楽〕「結婚行進曲」
撮影ジョン・アルトン〔撮影〕
製作パンドロ・S・バーマン
配給MGM
美術セドリック・ギボンズ
エドウィン・B・ウィリス(美術監督)
衣装ウォルター・プランケット
ヘアメイクウィリアム・タトル(ノンクレジット)
編集フェリス・ウェブスター
録音ダグラス・シアラー
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未見の方は注意願います!
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1
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11.《ネタバレ》 “Father of the Bride”邦題まま。リメイクを観たばかりで、本作の存在を後から知って、観たいなぁと思ってたらBSでやってくれた。ありがとうBS!で、期待通り面白い作品でした。
コメディの中でも“HowToもの”とでも言うんだろうか、結婚式の晴れの舞台の舞台裏。誰もが直面したであろう、豪華さと比例して出ていく底なしの金額の恐ろしさ。出費で削るところは削るとしても、どこを削ればいいんだろう?という楽しさは、万国共通なのかもしれない。

娘の結婚が突然過ぎて、相手のアラ探しをするけど何も出てこない不満。娘の連れてきた男を信頼して落ち着いてる妻にも不満。自分が心配だからって妻まで心配にさせるなんて、良い意味で人間臭くて、良くも悪くも器小さくて、とってもリアル。親同士の話し合いで、酔っ払ってついつい余計な事までべらべら喋るのも、緊張から開放された感も上手い。
招待客1人に付き3.75ドル。1950年の1ドルっって幾らなんだろ?日本円で360円だけど、当時の貨幣価値を考えるとラーメン1杯20円…そりゃ家族で膝を合わせて招待客の取捨選択するわ。1500ドルで駆け落ちの打診なんて、本心じゃないの解るけど、そこまで悩んでる感がとても良く出てる。

ハティ叔母さんのセンス悪い時計から「送り返して!」の流れも綺麗。リメイク作と本筋は変わらないんだけど、やっぱり面白い。自分が式をメチャクチャにする悪夢も、何か本当にそんな夢見そうで怖い。その直後結婚式を不安がるケイを慰める姿が涙ぐましい。自分だって怖いのに。
あれだけ盛大な式のお金を出して、式の当日まで裏方並みに準備をして、教会で花嫁を渡したら、それで役目が終わる。
あぁ、父って偉大。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-06-26 09:18:11)
10.《ネタバレ》 娘を嫁に送り出す父の姿。と言っても小津作品とは違い、ややコミカルにデフォルメされて描かれてますが、さだまさしの「親父の一番長い日」ほど極端ではありません。
ところどころでクスリと失笑まじりの笑いを引きおこす親父の姿、しかしあの悪夢にうなされる場面なんてのは、笑えるシーンではあるのですが、なかなかの恐怖も味わわせてくれます。かなり、コワいです。
やがて結婚式となり、人々が集まってきて、群衆シーンと言う程では無いにしても、画面に動きが出てくる。で、式が終わってみんないなくなり、しみじみ。
ってのは、いつの時代もどこの国でも、同じなんですねえ。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-06-24 06:43:31)
9.コメディーの教科書のよう、いまもこのテーマで同じようなテンプレート使っていますよね。
お嬢、お美しい。まさか将来自分があんなに結婚するとは思ってもいなかったんでしょうね。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-29 22:18:57)
8.《ネタバレ》 ひとり振り回されるパパの姿がなんともカワイイ映画だったわ。 大昔の映画だけど娘を嫁がせる父親はきっと今も昔も変わらないんでしょうね。 披露宴に誰を招待するとか、どの程度の料理を出すとか、嫁入り道具はどうするとか、差し迫った現実に忙しく立ち回ってる間は気も紛れるし、それなりに意見の食い違いもあったりして淋しさを実感する暇もないけど、いざ教会で娘の手を婿に譲ると「もうウチの娘じゃなくなるんだな…」ってしみじみ感じちゃうんでしょうね。 パーティー中もバタバタしちゃって結局娘と言葉を交わせずってのも妙にリアルだし、宴の後のパパの脱力っぷりったら…ホント気の毒になっちゃったわ。 でもケイは偉いわよねー、ちゃんとパパのこと気遣って電話してくるんだから。 あれでだいぶパパは救われたわよー。 …まあエリザベス・テイラーみたいなキレイなお嬢さんだったら、どのみち嫁がせるのはツライでしょうけど。 ホホ。
梅桃さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-20 14:41:23)
7.《ネタバレ》 結婚式に至るまでの小ネタでつなげただけの家庭喜劇なんだけど、大らかな味わいが残る。やってることは伊丹映画と同じような視点なのに、この大らかさがどこから来るのか。時代がいいのか、特殊なもの・ユニークなものをピンセットでつまむように排除してある、その徹底ぶりか。WASPの社交世界の上澄みだけを、きれいに掬い取っている。そういうとこで現在からはいくらでも批判は出来るだろうが、コメディとしての充実ぶりには文句が言えない。恋人はあれかこれかと親父が想像していくあたりからすぐに引き込まれ、初めてバックリー君を窓越しに眺めて「あちゃー」となる展開。「妻が浮かれとる」などモノローグも的確。以後も調子が崩れず、バージンロードを巡る悪夢を抱きながら、娘には“頼り甲斐”を見せなければならない「父はつらいよ」の一幕もいいし、娘の晴れ姿を追いかけて混雑する家の中を駆け巡るあたりの滑稽な・しかし父の情愛の香り立つ描写まで、見惚れてしまった。いかにも平均的な家庭像を作ったのだろうが、母親がJ・ベネットなのね。たまたま私が知ってる映画がそうなだけかも知れないけど、あの人「妖婦」の印象が強かったので、この人でいいの? と思ってしまった。見てる分には気にならなかったけど。ああそうか、E・テイラーって別に妖婦役者ではなかったが、ちょっと突付けばあっさり淫蕩の側に転がるのではないかという気配を、上品さの中に秘めていた(私生活とは関係なく)。かえって普通の人を演じているときに、その裏にある妖しさで魅力を出した女優だった。ここで母子を演じたときにJ・ベネットの遺伝子を受け継いでしまったのではないか。映画ではそういう非科学的な遺伝がときに起こるのではないか。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-05 10:32:51)
6.《ネタバレ》 「どこの馬の骨だ?」「メチャクチャすてきなんだから」から始まって、結婚式が終わるまで、娘を持たない私にも「花嫁の父」の気分を味あわせてもらった。
簡素な結婚式の予定がどんどんとふくらんでいき、「もう、勝手にやってくれ~」という感じ、心配なのは請求書の山。このあたりは非常に実感がある。
結婚式を明日に控え眠れず怖がる新婦に、「何も心配することはない。私の腕にしっかり捕まっていればいい」とやさしく言う父親。かっこいいと思ったら、当日はとんだ置いてけぼり。花嫁からの電話にやっと安堵。このあたりもコミカルながら、実にリアル。最後もまた父と母が二人で踊るダンスは最高である。
ちなみにエリザベス・テイラーは役の20歳よりも若い18歳だが、実に堂々としている。そして実生活でもほとんど間もない同時期に結婚した。(1年も続かなかったが)
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-19 16:22:56)
5.《ネタバレ》 まずは何と言っても花嫁となるエリザベス・テイラーのとてもこの当時、まだ十代だとは思えないほどの美しさに驚かされる。そんな娘の心配ばかりしている父親の奮闘振り、娘の結婚相手が思っていた男ではなかったり、演説シーンでの可笑しさ、みんないなくなってしまった後の慌て方、夢に魘されている場面も恐いんだけど妙に可笑しかったりする。娘を思う父親の有り方、何しろ娘がここまで美しいエリザベス・テイラーだ!そりゃあ、落ち着いてはいられないのもよく解る。親子の絆を味わい深く描いている映画として評価して良いし、良きハリウッド映画にある品の良さを感じさせる作りにも共感出来る。それにしても本当にエリザベス・テイラーは美しい。美しさと上品さを兼ね備えている女優の代表!そして、守ってあげたくなる女優の代表でもある。これもまた間違いなくエリザベス・テイラーの代表作だと思います。
青観さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-09 14:09:46)
4.リメイク作よりコメディ色はすっごい薄いんだけど、スペンサー・トレイシーの渋い顔がなぜか似合うし、真面目な顔してドジな行動とか起こしたりするとなぜか笑ってしまう。あの顔でそんなんされるとそらね~、ギャップがすごいっすよ。おまけにとてつもなく美人なエリザベス・テイラーが娘とか思えねー(笑)モノクロ映画に彼女の顔はもったいないです。トレイシーとテイラーが教会に向かうときに出てた字幕で、「さぁ、刑場へ向かいましょう」と出てたんだけど、、、、、、これって 式場 の間違いだよね?
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-07 10:37:29)
3.《ネタバレ》 見終わった後で思い返すと、冒頭のお父さんのやられっぷりがなんとも可笑しい。いやぁ~、お父さん頑張った。エリザベス・テイラーがキレイで結婚に一途だったから、余計にお父さんの狼狽っぷりが滑稽だった。家にたくさんの花を置いて、娘を送り出すなんて、ベタだけど素敵な演出だなぁ。人ごみですぐに酔う僕は、あのパーティには出席できません。
C・C・バクスターさん 8点(2004-06-12 12:07:21)
2.評論家の双葉十三郎さんが、著作でとても褒めていたので、放送を機に観てみました。娘の結婚話しと、祝宴の段取りに振り回される父親の姿に、笑い転げて、最後はホロリとさせられます。私も娘と一緒にヴァージン・ロードを歩いたことがある「花嫁の父」でしたから、他人事ではなくて。娘に対する父親の気持ちは、どこの国でも、いつの時代でも、違いはないですよね。1950年のアメリカの結婚式が、今の日本のそれとほとんど変わらないこともあって、少しも古さを感じない、いい映画でした。
とらおとめさん 8点(2004-05-06 23:18:59)
1.「世界で一番美しい人は誰か?」と問われれば自分は躊躇する事なく1950年代初期のエリザベス・テイラーの名前を挙げる。自分がそもそもこのレビューに参加させて頂いたのも、彼女の50年代の主演作が殆ど登録されていない事に憤りを感じた為。後年のテイラーに嫌悪感を持つ人でもこの作品での可憐で、か細く(これ重要)初々しい花嫁姿の彼女を観れば多少なりとも評価は上がる?かも。スペンサー・トレイシーの礼服を着るシーンや愚痴モノローグ、名古屋式的に無駄金ばかリかかるパーティの準備とか、今観ても思わず笑ってしまうのは、結婚という儀式が誰にとっても何かしら身につまさせるものが多いからだろう。これからも「花嫁の父」が誕生し続ける限リ、この映画は古びないはず。
放浪紳士チャーリーさん 8点(2004-04-17 15:53:27)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 7.26点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
414.35%
500.00%
6417.39%
7626.09%
81147.83%
914.35%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

1950年 23回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞スペンサー・トレイシー候補(ノミネート) 
脚色賞アルバート・ハケット候補(ノミネート) 
脚色賞フランセス・グッドリッチ候補(ノミネート) 

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