偶然の旅行者のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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偶然の旅行者

[グウゼンノリョコウシャ]
The Accidental Tourist
1988年上映時間:121分
平均点:6.35 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(1989-10-28)
ドラマロマンス小説の映画化
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タイトル情報更新(2023-03-18)【TOSHI】さん
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監督ローレンス・カスダン
助監督マイケル・グリロ
スティーヴン・P・ダン(第二助監督)
キャストウィリアム・ハート(男優)メイコン・リアリー
キャスリーン・ターナー(女優)サラ・リアリー
ジーナ・デイビス(女優)ミュリエル・プリチェット
デヴィッド・オグデン・スタイアーズ(男優)ポーター・リアリー
エド・ベグリー・Jr(男優)チャールズ・リアリー
ビル・プルマン(男優)ジュリアン・ヘッジ
ジェイク・カスダン(男優)スコット・キャンフィールド(ジェイコブ・カスダン名義)
メグ・カスダン(女優)受付
脚本ローレンス・カスダン
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
ケネス・ワンバーグ(音楽編集)
ブルース・ブロートン(未使用楽曲の作曲)
編曲ハーバート・W・スペンサー
撮影ジョン・ベイリー〔撮影〕
製作ローレンス・カスダン
チャールズ・オークン
ワーナー・ブラザース
マイケル・グリロ
製作総指揮ジョン・マルコヴィッチ
配給ワーナー・ブラザース
美術ボー・ウェルチ(プロダクション・デザイン)
シェリル・カラシック
ティム・ハッチンソン(セット装飾)
衣装ルース・マイヤーズ[衣装]
編集キャロル・リトルトン
録音デイヴィッド・マクミラン[録音]
ドナルド・O・ミッチェル
字幕翻訳細川直子
その他チャールズ・オークン(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生](指揮)(ノンクレジット)
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5.《ネタバレ》 ローレンス・カスダンという職人監督が好きだ。作品全体の手触りが心地よい。何と言っても人物造形が自然で上手だと思う。初めのうちはどういう人物なのかよく分からない登場人物たちが、エピソードを追う毎に肉付けされキャラの深みと魅力を増していく。分かりやすい薄っぺらな善人もいなければ、万人が嫌うような悪人もいない。イヤな奴が最後に劇的にイイ人に変身することもない。皆それぞれに欠点や弱さを抱えながらも「その人らしさ」がキラリと輝く、そんな実のある人間像を見せてくれて気持ちいい。

本作の場合、陰気でシニカルな主人公とその家族の変人ぶりなど、描き方次第で愛されるキャラになるかドン引きされるかがハッキリ分かれてしまう気がするがその辺りのさばき方が上手いから物語が破綻しない。主人公に付きまとう「ヘンな女」ジーナ・デイヴィスにしても、個性的で魅力ある女性なのか自分勝手でウザイ奴なのか難しいところなんだけど、彼女自身の素養も加わって可愛く見えてくるのが、やはり演出の妙と思える。ジーナの衣装にも注目したいところ。チープシックでちょっとヘンテコなお洒落がこの女性の性質を饒舌に物語っている。

ビジネス旅行(出張)とは自宅から出なければならないアクシデント(不測の出来事)なんだと言って、その数日間を心安らかに過せる方法を伝授する、そんな旅行記を書いている主人公なんだけど、実は人生そのものがアクシデントの連続、生きていくって偶発的な出来事にあふれた世の中を旅していくことなんだよね、誰もがアクシデンタル・ツーリストなのさ、ってそんなオハナシ。子供を亡くして心の内に引き籠ってしまっていた主人公が、新しい人生に一歩を踏み出す勇気を得たラストの笑顔がグッとくる。最強のパスポートは「誰かから必要とされる自分」であること、なのです。
ポッシュさん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-23 00:01:02)
4.《ネタバレ》 最愛の息子を殺されてしうという重い十字架を背負ってしまった父親をウィリアム・ハートが熱演していましたね。最後の選択はあれでよかったんじゃないかな・・・ジーナ・デイビスの弾けるような満面の笑みと何かふっ切れたように笑顔を浮かべるウィリアム・ハートが印象的でした。旅行の荷物の様に軽くはならない心の重荷を解消する方法を、この映画から学べたと思います。
一番星☆桃太郎さん [DVD(字幕)] 8点(2005-01-09 01:09:03)
3.たぶん日本国内ではヒットしなかった作品だろうと思う。ちゃんと確かめてないけど。私がなぜ見たかというと、昔買った「ぴあ」のシネマガイド本(ご存じの方多いと思うけど、あの電話帳みたいな本)であらすじを読み、面白そうだと思ったから。(余談だけど、この本で興味を持って、その後見たマイナーな作品が実はゴチャマンとある。たとえば「ヒドゥン」とか。今思い出したのはこれだけだけど、でも数え切れない。このことは初めて書いたけど。変な映画に免疫ができたのは、間違いなくこの本のおかげ!)ウィリアム・ハートが好きだからエコヒイキ点が入っているかもしれないけれど、私はいいと思いましたね、この映画は。自分のつれあいとの関係が、この夫婦の関係性に近いと感じたせいかもしれません。そこに登場するジーナ・デイビスの個性が、なかなかいい。あまり好きではなかった女優ですが、この人物造形でアカデミー賞受賞は、納得できます。大人向けの映画ではないかと思いますね。余談の、さらに余談ですが、あのガイドブックは何かにつけ使いまくり、とうとうボロボロになったので捨てましたが、当時しばらくは家族と、ビデオやテレビを見ながら「あれで調べてよ」「あれ捨てちゃったのよ」「あそうか、捨てなきゃよかったのに」という会話を繰り返しました。(;´_`;)
おばちゃんさん 8点(2004-04-22 23:39:49)(良:1票)
2.人生(旅行)はプラン(計画)でなく、アクシデント(偶然)だということを、二人の女の間で揺れる一人の男の目を通して描く。アクシデントとは出会いであり、人生どんな良いことが待っているか、赤い糸は何処まで伸びているのか、終わるまで興味津々の旅なのである。
きりひとさん 8点(2004-02-11 11:55:51)
1.W.ハートがいい!もっと有名になっていい作品。レアなとこで犬くんの演技が本気で凄いと思う!ドッグトレーナー偉い。
丸子さん 8点(2003-04-16 04:20:26)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 6.35点
000.00%
100.00%
200.00%
313.85%
4311.54%
5726.92%
6311.54%
7311.54%
8519.23%
9415.38%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

1988年 61回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演女優賞ジーナ・デイビス受賞 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
脚色賞ローレンス・カスダン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1988年 46回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 

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