3.《ネタバレ》 この映画ではゴダールの「勝手にしやがれ」や「はなればなれに」のシーンがところどころに挿入されていたりして賛否両論あるようですが、個人的にヌーヴェルヴァーグへの思い入れが半端ではないので胸が熱くなりました。また主人公の3人が3人とも超美形で、特にイザベル役のエヴァ・グリーン、ものすごくきれいです(新ボンドでボンドガールになってます)。マイケル・ピットはよくディカプリオと比較されるみたいですが、少し卑しさがある感じで適役だと思う。お話はちょっときわどくて、シネマテークで双子の兄妹のテオとイザベルと知り合ったマシューが彼らと同居することになり彼らの奔放な生活にどんどん巻きこまれていく。シネ・フィルの彼らが興じる映画ゲームがなんとも楽しい。また「キートンとチャップリンはどっちが偉大か?」「毛沢東は一種の映画監督といえるのではないか?」「映画監督は犯罪者に似ている」などなど、映画論争もおもしろく、そして意味深い。観終わったあと、やはりベルトルッチってすごいなあとしみじみ。でもちょっとオエッとくる「歯ブラシのシーン」があるのですが、あれってなんか意味あるのかなあ…