1.《ネタバレ》 もうオッサンになってしまい涙もろくなったせいなのか、ここ何年か連続で箱根駅伝を見てると泣いてしまいます。
なので、この映画の予告を観たときに絶対観ようと思いました。
作品自体は、わざとらしく盛り上げるような演出も無く、音楽もシーンとミスマッチにも思われる使い方が多々あり、映画の出来自体は、そんなに高くない。
なんて思いながらも、やはり所々で泣いてしまいました。
たぶん、「私、映画は年間200本くらいは観てますよー」とか言っちゃう映画ファンから見れば、なんてことない映画なのだと鼻で笑われるというのは、頭ではわかっていも、
なぜか、涙は止まりませんでした。
2人の陸上経験者と、残りは多少走りこみをした程度の素人が1年弱で箱根なんて出れるか!甘くみるな!!
と多分、こんな感想を持つ人も居るんだろうな。
でも、ドキュメントじゃないんだから、俺はフィクショナリーを純粋に楽しみたい。
お金を払うのだから、なおのこと。
誰でも彼でも打てば響く映画ではないし、正直地味な映画ですが、
陸上だとか、もっと大雑把に言えばスポーツに限らなくても、
仲間と一緒に、俺やってやったぜ!って経験がある人なら、どこかしら響く作品だと思います。