ブエノスアイレスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ブエノスアイレス

[ブエノスアイレス]
Happy Together
(春光乍洩)
1997年上映時間:98分
平均点:5.84 / 10(Review 58人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-09-26)
ドラマラブストーリー同性愛もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-08-12)【イニシャルK】さん
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監督ウォン・カーウァイ
キャストトニー・レオン(男優)ファイ
レスリー・チャン(男優)ウィン
チャン・チェン(男優)チャン
津田健次郎ファイ(日本語吹き替え版)
内田夕夜ウィン(日本語吹き替え版)
脚本ウォン・カーウァイ
音楽ダニー・チャン[音楽]
撮影クリストファー・ドイル
製作ウォン・カーウァイ
制作東北新社(日本語吹き替え版)
配給プレノン・アッシュ
美術ウィリアム・チャン
編集ウィリアム・チャン
字幕翻訳岡田壮平
日本語翻訳川又勝利
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6.《ネタバレ》 拒否反応的にこの映画をdisっている人が多いけど、まあ仕方ないよね。最初のラブシーンはノンケにはかなりきついし。ただ、正直ゲイとかノンケとか関係ないfundamentalな人間の心を描いた作品だと思う。モノクロ→カラーモノクロ→カラーでファイの心理を象徴的に演出したり、ピアソラのタンゴの合間にザッパを挟んだり、監督はセンスの塊だなあと感じた。チャンがファイの声を録音して最南端の灯台で聞くシーンと、最後の台湾の屋台のシーンは本当に好き。旅行と音楽と色彩が好きな自分に見事にハマった映画。あと、ウィンが終始艶めかしくて、しかもゲイであることのリアルさが追っかけてきてずるかったです。  もう一点とても重要なことだと思うけど、この映画はファイとチャンの関係をはじめ、全てを語らないから素晴らしいと思う。「結局どういうこと?」の答えを逐一明かしてしまうのはセンスない。情報を与えるのではなく思考や感情を動かすのが良い映画だと自分は思う。
なすさん [インターネット(字幕)] 9点(2018-05-17 02:16:40)
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5.同性愛の役は出来ないと断ったトニー・レオンを偽の台本で騙し、現地に連れて行ったらやっぱりゲイの役のままで、当然脚本は無し、即興の演技を要求されるという。おまけに相手役のレスリーチャンは本物のゲイだわ、ツアーを組んでたからしょっちゅう香港に帰っちゃうわで、撮影期間が延びる延びる。もはや収拾が付かなくなってチャン・チェンとシャーリー・クワンを呼んで新たなキャラクターとして登場させたが、シャーリークワンの出演シーンは全部カットされるわ、ストーリー的にも主役だったレスリー・チャンが途中でやむなくフェードアウトするわ、監督とトニーの関係は悪化するわ、レスリーは監督の作品には二度と出ないと言うわ、それでも撮影したフィルムだけはどんどん貯まっていって膨大な量になるわ、と非常に難産だった本作。役者泣かせにも程があるだろう。  ゲイのおっさん2人のブエノスアイレス逃避行なんて誰が観たいかと思うかもしれないが、やはりトニーとレスリーなので絵になるし、演技合戦も見応えあって面白い。 ゲイ同士のラブシーンはちょっと・・・と言う方でも、激しいのは冒頭のワンシーンくらいなのでそこさえ我慢すればあとは大丈夫。 とにかく注目して欲しいのはその映像と、音楽の心地良さ。 現地で発見してCDを買い込み、即起用したというフランク・ザッパの選曲チョイスが素晴らしい。 映像も「天使の涙」で香港の路地裏が迷宮と化した人工的な照明もさらに進化してるので注目。 また、ロードムービーとしても面白く、南米を旅してる気分になれるのでいい。 特にイグアスの滝の広大な空撮は迫力満点で、全てを飲み込んでしまう力がある。  
ヴレアさん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-10-08 03:32:07)
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4.《ネタバレ》 いろんな相反する要素が、これみよがしに提示されている。 ということに圧倒されました。 愛と憎、接近と離反、束縛と解放、貞操と浮気、香港とブエノスアイレス、故郷と地の果て、ヘテロとホモ、執着と忘却。 これらは相反するようでいて、そういうわけでもないのだと、いう方向に全体が収れんしていく。のかなと。すごい力ワザであるといえます。 ヘテロ愛は一見全く描かれていないように見えますけれども、実は、ファンとウィンの関係を見ていくうちに、男と女でも、男と男でも、なんだかあんまり関係なくなってくるのです。 ファンとウィンのように抜き差しならないところまで行ってしまった個人と個人は、その性別がどうであれ、もうどうでもよくなってくる。 ウィンが女性であったならば、そのまま「魔性の女に翻弄される男」ということでいいわけですし、ホモ愛「だけ」を描いていながら、ヘテロ愛にも通じる普遍性も表現してしまっている。 しかしまあ…「別れよう」のあとに「いつかやり直そう」となどと続けて言うヤツは、男でも女でも魔性なのですわ。言われたほうは、たまらんなあ。ということです。虫がクモの網にかかったまま、放って置かれるというそんな状態なのですからして。 巧妙な省略によって、重要な部分を「行間」にしている作品でもあります。 結局、ファンとチャンの間に何かがあったのかなかったのかということは、観客の想像の中に置き去りです。省略されたのはこのシーンだけではありません。 香港に帰ったファンはもはやチャンのことしか考えていません。あんなに執着していたウィンのことはどこへ?…これが執着と忘却。 それにしてもまあ、やっぱりこの人は天才です。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-01-15 21:42:49)
3.この物語は男女の恋愛話だったら何の変哲もない話だと思う。同性愛の中にどこか男女の愛が垣間見えるところがいい。レスリーのヤンチャぶりとトニーのマメさ、この2種類の男が混ぜ合わさったら、すごくイイ男だと思うんだけど(笑) もともとトニーファンの私、トニーの哀愁にヤラれました! 男の色気の漂う映画でした。
smiLey'70さん 9点(2004-06-11 23:33:55)
2.「恋する惑星」、「天使の涙」とごった煮的なストーリーの作品が続いた後で、一本道で、少々退屈な映画に回帰しました。この映画、ストーリーを追おうと思うと退屈で眠ってしまう危険がありますが、当然ウォン・カーウァイ好きならそんなことはしないでしょう。音楽と雰囲気と主演二人のシリアス且つコミカルな演技を楽しめば良いと思います。同性愛を扱っている事も拍車をかけて、一見さんを受けつけない印象があります。
USS_Barcelonaさん 9点(2003-12-07 04:42:48)
1.主役二人の微妙な関係が時として痛いけど、それぞれの心情が切ないほど伝わってきました。いい映画だと思います。というかレスリー、わがままっ子な演技上手すぎ(笑)
ルカさん 9点(2001-09-09 00:02:14)
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【点数情報】

Review人数 58人
平均点数 5.84点
000.00%
111.72%
246.90%
346.90%
41017.24%
535.17%
61017.24%
71322.41%
8610.34%
9610.34%
1011.72%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review4人
2 ストーリー評価 4.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review6人
4 音楽評価 8.00点 Review7人
5 感泣評価 3.25点 Review4人
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