ヴァンパイア(2011)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヴァンパイア(2011)

[ヴァンパイア]
VAMPIRE
2011年カナダ上映時間:119分
平均点:6.14 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-09-15)
ドラマラブストーリーファンタジー
新規登録(2013-03-21)【8bit】さん
タイトル情報更新(2013-04-28)【マーク・ハント】さん
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監督岩井俊二
キャストケヴィン・ゼガーズ(男優)サイモン
アデレイド・クレメンス(女優)レディバード
ケイシャ・キャッスル=ヒューズ(女優)ゼリーフィッシュ
蒼井優(女優)ミナ
クリスティン・クルック(女優)マリア・ルーカス
アマンダ・プラマー(女優)ヘルガ
レイチェル・リー・クック(女優)ローラ・キング
脚本岩井俊二
音楽岩井俊二
撮影岩井俊二
プロデューサー岩井俊二
配給ポニーキャニオン
編集岩井俊二
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1.《ネタバレ》 「これはあなたの夢?」  “ヴァンパイア”の、おそらくは最初の“献身者”となった女の最期の一言。  この映画の主人公である“ヴァンパイア”の「彼」にとって、“血液を啜る”という行為の意味は、果たして何だったのだろうか。 心の隙間を埋めるための一種の趣向だったのか、行き場を失った孤独を癒す“温もり”を感じるための唯一の手段だったのか。  結果として、繊細で優しい殺人鬼と化した主人公の得た結末は、幸福だったのか、不幸だったのか。  ラスト、己の業が明るみに曝された主人公は、思わず逃避に駆られる。 どこまでも逃げようとするけれど、その足は次第に宙空に浮き、無情にから回る。  それはおそらく、彼の深淵なる“夢”の終わりの時だったのだと思う。  孤独の淵に立たされた主人公が、妄信的に辿り着いた“ヴァンパイア”という生き方。 物語の吸血鬼のように、己の存在が「永遠」でないことは、他の誰よりも本人がよく知っていたことだろう。  「血は命そのものだ」と、“ヴァンパイア”は語る。 「血」を追い求めた彼の姿は、「生」を渇望する弱々しくも必死な、人間という生物そのものの本質的な在り方に見えた。   「花とアリス」以来8年ぶりとなる岩井俊二監督の長編映画。勿論、映画館で鑑賞したかったけれど、地方都市住まいの悲しさにより叶わず……。 とうにレンタル開始はされていたけれど、万全のタイミングを探るべく、日々が過ぎ去った。結局、劇場公開から10ヶ月近く経過した今ようやく鑑賞。   淡々と、空気を呑み込むような、あまりに美しい映像世界。 独創的な世界観は、人によっては独善的で独りよがりに映るのかもしれない。  でも、僕にとってそれは、十代後半で初めて触れ、心の底から愛した映画世界そのものだった。
鉄腕麗人さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-06-30 02:04:14)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.14点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4114.29%
5114.29%
6228.57%
7228.57%
8114.29%
900.00%
1000.00%

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