母の眠りのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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母の眠り

[ハハノネムリ]
One True Thing
1998年上映時間:127分
平均点:6.64 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-11-13)
ドラマ小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-15)【Olias】さん
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監督カール・フランクリン
キャストメリル・ストリープ(女優)母 ケイト・グルデン
レネー・ゼルウィガー(女優)エレン・グルデン
ウィリアム・ハート(男優)父 ジョージ・グルデン
トム・エヴェレット・スコット(男優)エレンの弟 ブライアン・グルデン
ローレン・グレアム[1967年生](女優)エレンの友達 ジュールス
ニッキー・カット(男優)エレンの恋人 ジョーダン
ハリー・ハーシュ(女優)8歳のエレン
ジュリアンヌ・ニコルソン(女優)大学生
ジェームズ・エックハウス(男優)
音楽クリフ・エイデルマン
編曲クリフ・エイデルマン
主題歌ベット・ミドラー"My One True Friend"
挿入曲チャールズ・ミンガス"Body and Soul"
ベット・ミドラー"Do You Want To Dance"他
撮影デクラン・クイン
製作ユニバーサル・ピクチャーズ
配給UIP
特殊メイクマシュー・W・マングル
美術ポール・ピーターズ(プロダクション・デザイン)
レスリー・A・ポープ(セット・デコレイター)
ロバート・ドーソン[タイトル](タイトル・デザイン)
字幕翻訳古田由紀子
その他クリフ・エイデルマン(指揮)
あらすじ
ジャーナリストとしてNYで活躍するエレンは、平凡な生き方をする母を嫌っている。しかし、その母が末期がんの宣告を受け、尊敬するハーバード大学教授の父は、エレンにマサチューセッツの自宅に戻ってくるよう頼むが…。後半はややサスペンスタッチ、闘病と看護の中で、新しく再生する家族の絆とは。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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44.《ネタバレ》 こんな重い内容だとは思っていませんでした。娘が母を理解し家族の再生でめでたしめでたしなんて単純なものじゃないですね、専業主婦万歳でもありません。 誕生日パーティで一家が揃うシーンは何かぎこちなく噛み合ってなくて観ていてソワソワ落ち着かない、「こりゃ期待はずれだったかな?」と思ったけど進むうちに気が付いたらすっかりまとまっていた。あのぎこちなさは演技、演出だったのか、そうなら凄い。 見せ場はやっぱり死期が迫った母親が娘に諭すシーンかな、でも私が印象に残ったセリフは「無い物ねだりはダメ、今あるものを愛しなさい」じゃなかったです。 「譲歩よ~」コレでした。優秀ではあるけれど「私が私が」と視野は狭いし余裕も許容もない娘、このお母さんは家族に対して見るべきところはしっかり見ている、見逃していないんですね。 夫と娘と息子の全てを受け入れ、見返りは求めず自ら去って行ったひとりの女性の人生かな。この母親の存在、生き方を家族が受け入れるのは無くしてからなんですよね、こんなものなのかな、ちょっと虚しかったりするなぁ。 メリル・ストリープ、ウィリアム・ハートにレネーちゃん、それぞれ存在感あって良かったと思います。浮気ははたしてあったのか、なかったのか・・・それを最後まではっきりさせない、暴くことなく終わらせたとこに品性を感じました。良作だと思います。 
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-25 02:56:15)(良:1票)
43.ストリープ演じる母性愛の強い母とその母を疎ましく思う娘。こんな関係はどこにでもあるものだと思います。この映画はただのお涙頂戴映画ではありません。普通なら、「ウゲエ」と思わずうなる内容かもしれないし、そう思う人も多いみたいだけれど、私はこの映画を観て、センチメンタリズムなどは感じなかった。むしろそれを排除した作品。そうでなければ、ただの安っぽい作品になってしまうから。ストリープの「幸せになるのは簡単。無いものねだりはせずに、今あるものを大切に、心豊かに生きることだ」(確かこんなかんじだった)という台詞は胸にグサリと突き刺さりました。ゼルウィガーのシリアスな演技もなかなか良いですね。彼女は女優としてこの映画で大きく飛躍したと、私は感じました。
ノブさん 7点(2003-02-01 17:33:13)(良:1票)
42.単純に見えてかなり複雑な物語なので、ボーっと観てるとテーマを見失う。娘が主人公ではありますが、父、母、娘、息子を、エピソードのボリュームは違えど同列に描き、どの立場をも肯定せず否定もしない。劇中、母親自身は父こそが家庭の中心であると娘に訴えますが、割れた皿の破片でモザイクを作るが如く、母が接着剤となって家族を結びつけているのは明らか。やがて娘も家族の結びつきの大切さを知ったかの様にモザイクを作り始める。それでも娘は、きっと母親の様には生きないでしょう。彼女には彼女の人生がある、7点献上。
sayzinさん 7点(2003-01-12 18:51:58)(良:1票)
41.家族が幸せに暮らすさなか、明るい母親(メリル)に末期ガンを宣告されて、父(ウイリアム・ハート)、娘(レニー)が最期まで自分の仕事を犠牲にしつつも、看病する話。メリルは当然上手いですが、レニーも上手いです。話はありきたりですが、感動します。
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-05 17:04:49)
40.まったく記憶に残っていないほど面白くなかった。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 2点(2014-10-02 00:43:42)
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39.《ネタバレ》 実際にその時を迎え経験してみないと分からないと思う。付き添いの問題。及び仕事への未練。自分に問いかけてみる親への愛情心。 自分の生活だってありながら、どこまで尽くしてあげればよいのか 悲しきかな答えなんてない。 しかし、最後の親孝行として娘はよくやった。 それに反して、歯痒かった父親の行動及び、居ても居なくてもあまり関係の無かった弟の存在。 しかし、夫の介護付き添いを望んでいなかったのは母の希望。娘としては大変辛いところであったことが痛いほどによくわかる。 しかし、母の最後を見届けてあげることができた そんな彼女に今後、後悔なんてひとつもないだろう。 一方、父親は後悔の念が積もり積もって、今後立ち直るのに きっと時間がかかることであろう。その対比は仕方がないことであろう。 
3737さん [DVD(吹替)] 8点(2011-04-04 23:52:33)
38.メリル・ストリープは当然の巧演だが、娘役のまだ初々しかったレニーが決してメリルの貫禄に負けない存在感を放っているのに感心。父親役のウィリアム・ハートと三人で見事なコントラストを奏でていました。食い違うそれぞれの心情が細かく描かれています。う~ん・・・、今年の「マンマ・ミーア!」はこの頃のメリル主演で製作されてたらなあ・・・って、ちょっとだけ考えてしまいました。初登場シーン「オズの魔法使い」ドロシーのコスプレにもちょっとした衝撃(笑)この映画のレニーもそうだったけど、メリルって「プラダ」でのアン・ハサウェイ「ダウト」のエイミー・アダムスといい、共演以降台頭してくる若手女優の魅力をより引き立たせる技も持ってるんだよなあ・・・。 その辺が彼女がハリウッドで敬愛を受けているひとつのゆえんかもしれませんね。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-04 10:10:37)
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37.家族間の感情に、凝った描写が多く、妙に共感させられました。尊厳死というより、病気の母を持った家族の絆を描いています。メリル・ストリープの病気の現実味がちょっと足りないような気がしました。なんとなく違和感が…。 
色鉛筆さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-10-21 07:17:11)
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36.《ネタバレ》 親が子に果たすべき責任はあるにしても、子が親に果たすべき責任はないと思う。 老後、病身の世話や介護を期待して子を産んだりするのは無責任極まる。 社会が便宜上提供した「家族」という幸せの観念を鵜呑みにしていた典型的一家に降り掛かるその実態。本作では明らかに子に任せて逃げっぱなしの父親が元凶。家族を持つ覚悟を全くしてなかった人ですね。日本人の父親には山といそう。 結局父親は逃げ切っちゃった感じの扱いなので墓前で「愛してた」て言われてもね・・・。  まあ、こういうことがあると記憶という情念は意外なほど自分の骨身となっているのに気付くもんです。
カラバ侯爵さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-30 00:03:23)
35.メリル・ストリープに8点を捧げたい。
あるまーぬさん [地上波(吹替)] 8点(2007-08-01 03:09:35)
34.《ネタバレ》 殆どの登場人物の印象が初めと最後では変わって感じられるところが良いです。見えるものや見えないもの、見えていたと思っていても実は見えていないもの。それらに対する感覚や揺れ合いの表現がしっかりと出来ていたように思います。
MARK25さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-18 18:45:33)
33.メリルストリーブの演技は圧巻。レニーゼルウィガーはかわいい。
Sleepingビリ-さん [DVD(字幕)] 10点(2005-07-24 22:36:38)
32.淡々としながらも手応えのある雰囲気や作りがしっかりとしていて、けっして悪い作品ではないのですが、家庭のごたごたにはイライラさせられるものがあります。弱っていくケイト・グルデンを演じたメリル・ストリープの姿に涙・・・とはまったくいかず、「切れそうな私の看病生活」とでもいいたげなレニー・ゼルウィガーのイライラぶりが目に付きました。バーで本当の姿をさらけ出したジョージ・グルデンの衰弱ぶりが印象に残りました。日本人向けの家族の絆といったことがテーマなのでしょうが、私には合いませんでした。最後に、この映画のタイトルは「かけがえのないもの」とするべきではないでしょうか。
mhiroさん 4点(2005-03-04 12:52:43)
31.《ネタバレ》 ありがちな内容のようにも見えますが、よく見るとなかなか味わい深いです。母の闘病という変化を軸にしながら、それはあくまでも軸にすぎず、作品の主たるテーマは、母と娘の間の確執、そして娘の父に対する反発と理解。そして、一番破綻するように見える父と母の間こそが、最も安定した関係であることが徐々に分かります(メリルの「私はあなたよりもずっとお父さんを知っている」の一言が意味深)。ただし、メリルとレネーの演技の相性は決して良いとはいえず、それぞれが別の方向を向いて独自に芝居をしているような印象を受ける。それと、130分は長すぎ。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-12-25 14:52:55)
30.レニー・ゼルウィガーが若いです。時に外国作品は、国内だけで閉じてしまっているテーマなだけのものがあります。この作品も、根底にあるというか謎解きのもとにあるのは、モルヒネでさえ使用量を守りさえすれば家庭に処方してしまうという制度?(事情は良く分かりませんが)を理解したうえで見ることを要求されます。個人的にはそういう作品はいまいち好きでない。アメリカ以外の作品ももちろんです。しかしそれを思わせない作りでちょっとほっとしました。根底にあるのは家庭を顧みない身勝手な父親だったり、適齢期にキャリアも幸せも捨てられるかだったり・・・ 終盤は母親の愛が大きなテーマになってきて、「ザ・メリルストリープ」な感じで終わってしまうのが、やっぱりかと。演技は絶賛に値するとは思いますが。取調室と回想シーンの時間軸の取りかたもなかなかで、良作だと思いました。それにしても、銃でもモルヒネでもほんと自由なんですね。
へろりうしオブトイジョイさん 8点(2004-10-13 04:13:45)
29.演技派の三人が、ツボにはまった演技をするのだが、メレル・ストリープが頭抜けている。そのせいで、レニー・ゼルフィガーがレニー・ゼルフィガーを演じているようにしか見えないし、ウイリアム・ハートがウイリアム・ハートを演じているようにしか見えない。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 5点(2004-10-08 20:44:14)
28.《ネタバレ》 自分の死期が迫ってきた母親が、必死に自分の娘に伝えようとした内容に感動してしまった。 「今、自分が持っているものを愛しなさい」 人は失くしてからはじめて自分が何を一番大切にしていたかに気づいて後悔することが多いと思う。 たとえば、昔は戦争の影響で生きることさえ困難であったが、今は生きることは当たり前であり、また食料が中々手に入らない時代もあったが現代は好きなものを食べることが当たり前になっている。家族に愛されることも、それは家族なのだから当たり前であり、すべて自分が手にしているものを「当たり前」と思う気持ちがたくさん存在している。問題なのはそれらに感謝の念が不足し、愛する気持ちも希薄になっているということ。 だから「当たり前」に存在するものを失ったとき、はじめて事の重大さに気がつき、人は絶望してしまう。こういう気持ちは自分が死ぬ間際か病気になってから気づかされる人間も多いはず。 もう一度、母親の言葉を繰り返すと、人間の幸福は、「今、自分が持っているものを愛する」ということだった。 人は1人で自立しながら生きているのではなく、多くの人から支えられて生きている。恩恵を受けているうえに愛されている。 母親は「そのことを実感しなさい」そして「愛しなさい」と言っているのだと思った。  幸せとは幸せを実感できる心を持つことではないでしょうか。 幸せは自分の周りに必ず存在している。大事な事はそれに気がつくか気がつかないかの違いだけ。 また父親の駄目っぷりも良かった。 最初は非の打ち所もない父親だったが、徐々に人間的な弱さが明らかになっていく。 それを自覚していないと思って少し腹がたったがそうではなく、ちゃんと自覚していた。 自分の弱さや罪を自覚できる人間には救いがある、再生できると思う。 暗い作品だが、わずかに希望の光が見えてきそうなあたたかさのこもった映画でした。
花守湖さん [映画館(字幕)] 9点(2004-08-17 18:09:12)
27.メリル・ストリープはやっぱり演技が上手!結構ありがちなドラマだったけど最後の終わり方は無理矢理まとめちゃったって感じでガックリ↓。
愛しのエリザさん 6点(2004-07-13 13:50:04)
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26.いつも…というか、折にふれて思うのだけど、やはり母親ほど「強い」ものはない。そんな《真理》を、あらためて納得させられる映画。 幼い頃から大学教授の父親を尊敬し、家庭を守ることが幸せという母親を軽蔑していた娘が、末期癌の母を看病するため仕方なく実家に戻ってくる。あらためて生活を共にするなかで、娘は母の“平凡な人生の非凡さ”を学んでいく。 と書けば、いかにもありがちのピューリタン的な「オンナたちよ、家庭に還れ」と唱える保守主義プロパガンダ映画みたいだ。別にフェミニストを気取るワケじゃないけど、そういう言いぐさはあまりにも反動的だろう。実際この映画には、そういった面がないとは決して言えないんである。 けれど、メリル・ストリ-プ扮する母親が最後にとった選択を、「個人」としてでなく「母」としての“尊厳(!)”を守るためだとする主張は、その雄弁さ(というより、メリル・ストリープの名演)に、ぼくもほとんど説得されてしまった。「自分のために選ぶ〈死〉が、同時に家族をも救う」のなら、それもまた立派な「主体的」な生きざま(=死にざま)じゃないか、と。そう言われたなら、「…かもしれない」と考えこまされてしまわざるを得ない。そして、その答えは、この映画を見てもう何年もたつのに、未だぼくのなかで見つからないのだ。  前述の通り、メリルはもちろんのこと、レニー・ゼルウィガー、ウィリアム・ハートの主演3人ともが、素晴らしい。そして、こんな「重い」主題を扱いながら、まるで上質のフィルム・ノワールみたいな《倒除法》の語り口を駆使した技ありの脚本・演出もまた、見事だと思う。 …地味だけれど、クヤシイくらいに「巧い」映画だ。
やましんの巻さん 8点(2004-07-07 20:40:49)
25.《ネタバレ》 話が話だけにあまり波は来ないですね。それでもマサチューセッツの田舎町とNYCを行ったり来たりする主人公の心がよく描かれてると思います。この頃のゼルウィガーはホント普通っぽいですね。
♯34さん 5点(2004-05-18 08:44:50)
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 6.64点
000.00%
100.00%
212.27%
300.00%
436.82%
5715.91%
6613.64%
71431.82%
8920.45%
936.82%
1012.27%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.33点 Review3人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 3.66点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1998年 71回
主演女優賞メリル・ストリープ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1998年 56回
主演女優賞(ドラマ部門)メリル・ストリープ候補(ノミネート) 

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