若おかみは小学生!のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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若おかみは小学生!

[ワカオカミハショウガクセイ]
2018年上映時間:94分
平均点:7.28 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-09-21)
ドラマファンタジーアニメ小説の映画化TVの映画化
新規登録(2018-09-18)【たろさ】さん
タイトル情報更新(2023-07-25)【イニシャルK】さん
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監督高坂希太郎
演出高坂希太郎
小林星蘭関織子(おっこ)
水樹奈々真月(秋野真月)
松田颯水ウリ坊(立売誠)
小桜エツコ鈴鬼
一龍斎春水関峰子(おばあちゃん)
一龍斎貞友エツ子さん(田島エツ子)
てらそままさき康さん(蓑田康之介)
薬丸裕英関正次(お父さん)
鈴木杏樹関咲子(お母さん)
設楽統神田幸水
小松未可子神田あかね
山寺宏一木瀬文太
折笠富美子木瀬寅子
花澤香菜関峰子(少女時代)
脚本吉田玲子
音楽鈴木慶一
挿入曲小林星蘭「ジンカンバンジージャンプ!」
製作テレビ東京(「若おかみは小学生!」製作委員会)
講談社(「若おかみは小学生!」製作委員会)
マッドハウス(「若おかみは小学生!」製作委員会)
イオンエンターテイメント(「若おかみは小学生!」製作委員会)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給ギャガ
作画高坂希太郎(絵コンテ)
本田雄(原画)
美術矢内京子(美術設定)
高屋法子(ハーモニー)
男鹿和雄(背景)
編集瀬山武司
録音三間雅文(音響監督)
あらすじ
両親を事故で亡くした関織子(おっこ)は、ひょんなことから祖母の温泉旅館で若おかみを目指す事になった。周囲の大人達と変わった友達に支えられながら奮闘するおっこだったが、やってくるお客さんはどうやらワケありのようで・・・
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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12
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32.《ネタバレ》 萌え系?キャラデザインに敬遠ぎみだったのですが、NHK地上波放送を機に初鑑賞しました。率直な感想は「思っていたのと違う!(良い意味で)」。物語冒頭から主人公を襲う悲劇。さらには幽霊、妖怪の出現。ほのぼのホームドラマを想定していたので、いきなりのトップギア&急カーブに度肝を抜かれました。とはいえ、基本はオーソドックスな少女の成長物語。人との出会い、様々な体験を通じて、主人公は人間性を高めていきます。それにしても、おっこは良い子でした。いや良い子過ぎたかもしれません(全裸監督の口調で)。私の人間観と照らし合わせると、いくら早熟な女子でも、あの物分かりの良さ、聞き分けの良さは出来過ぎと感じました。小学生なら、自己中で、我儘で、怠け者で、甘えん坊で、当たり前。ゲーム機が欲しくて、でんぐりがえるくらいで正常です。失礼。これは私の子ども時代の話。恥を晒してしまいました。一般的なお子さんは、もっとちゃんとしてます。とはいえ、元来子供は未熟なもの。長い年月日をかけて、徐々に心を成型していくものです。一気に大人になった(ならざるを得なかった)子どもは、やはりどこか歪なのではと心配になります。建材だって急いで乾燥させたら、割れたり曲がったりしますから。おっこにとって女将は天職に違いありません。だからこそ、無理せず、少しずつ、立派な女将になって欲しいと願います。そういう意味では、本作で感じた違和感は、主人公の年齢設定に対するものと言えるでしょう。「若女将は女子大生!」せめて「若女将は女子校生!」くらいなら、素直に納得できた気がします。何やら安めのAVタイトルのようですが、予期せず全裸監督の伏線を回収出来たので、個人的に満足した感想文となりました。
目隠シストさん [地上波(邦画)] 7点(2020-06-05 18:58:43)(良:3票)
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31.《ネタバレ》 楽しくも忙しい現実とファンタジーな世界で小学生なのに旅館の若女将というあり得ない生活を送るおっこ。 旅館の女将として成長して行きながらも、その下地には両親の死という受け入れられない現実が根付いている。忘れられるわけがない両親との思い出、若女将として立派になるため受け入れようと努力しつつももまだ甘えていたかった子供ながらの思いが混ざり合う。時にはトラックを見てパニックを起こす。おっこの毅然とした態度と成長、賑やかなファンタジーのような側とは裏腹に本作はとにかく容赦が無い。最後には、おっこの両親を事故に巻き込んだ一家まで出てきてしまう。 その容赦の無い現実をいろんな人に支えられながら受け入れ、立ち向かうおっこに胸を打たれないわけがない。 本作はもう完全ノーマークでしたが、ネットの評判が良いため急いで映画館へ。 結果、いい大人が終始ボロボロ涙を流す羽目になりました。素晴らしい。 
えすえふさん [映画館(邦画)] 8点(2018-10-11 21:09:43)(良:2票)
30.《ネタバレ》 珍しくネットの評判通り傑作と思いました。泣けました。ただ、かわいい絵柄で和まされてますけど、小学生には滅茶苦茶ハードなシチュエーションですね。自分が働いている旅館に不幸の原因を作った一家が泊まりに来るとか、どれだけ試練を与えるんや!?と感じましたね。主人公の将来が心配になりました。それと良い誤算は真月です。お金を持っているだけのヘボライバルかと思ったら、責任感があり、能力もあるという人間でした。「ジョジョの奇妙な冒険」で見た『精神的に貴族』という表現を思い出しました。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 9点(2020-05-06 20:06:18)(笑:1票)
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29.昨年の劇場公開時から世の好事家たちからも絶賛の嵐だったアニメ映画をようやく鑑賞。 原作となった児童文学はシリーズ全20巻(2003〜2013)が刊行されている人気作品らしいが、世代的に全く重なっていないこともあり、タイトルすら聞き覚えがなかった。 前評判が無く、このタイトルとポスタービジュアルだけを見聞きしただけだったとしたら、絶対に鑑賞に至らなかっただろう。 が、そういうあり得なかった「機会」を生んでくれるから、現代社会は有り難い。  評判通り、期待通りに、真っ直ぐに良い作品だった。 その混じり気のない純粋な“良い映画感”は、まさしく児童文学を原作にしているに相応しく、これから色々なものに成長していく多くの子どもたちに観てほしい映画だと素直に感じる。  純粋な少女の成長を描いた瑞々しい作品であることは間違いないが、幅広い映画ファンからも激賞を引き出しただけあって、描き出されるストーリーは、実のところあまりにも重く、悲しい。 何の罪もない少女のふとした瞬間に訪れた「不幸」は、理不尽で、只々辛い。 ただ、その不幸は、理不尽だからこそ、実はこの世界に生きる誰にでも起こり得る類のものであり、事程左様に身につまされる。  自分の大切な愛しい人たちといつものように笑い合っている次の瞬間に、突如としてすべてが叩き潰される。 そんな不幸の可能性は、いつだって、誰にだって、人生と隣り合わせで存在している。  もしそんなことが我が身に起きたなら……と、考えただけで辛くてたまらない。 でもね、そんな人生の普遍的な辛苦を、この映画の主人公は、明るく、やさしく、懸命に乗り越えていく。 とんでもなく悲しく、辛い運命を、その小さな体と笑顔で受け止めていく主人公。 それはもう幼気な女児の健気さなどではなく、ただひたすらに強く、魅力的な“女性の姿”だった。  人間、傷つかずに生きていけたならば、それに越したことはないのかもしれないけれど、そういうわけにもいかないのが、人生というもの。 泣いたっていい、当たり散らしたっていい、ふさぎ込んでもいい、ただその先に、そういう自分を拒まずに受け入れてくれる存在に出会えるかどうか。 人生の価値は、そういうところで表れてくるものだと思う。めちゃくちゃ泣いた。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-12-08 01:22:48)(良:1票)
28.評価の高い本作、期待半分、不安半分で 鑑賞..最初に思ったのは、何気に、人物の作画が 上手い! 目の大きいキャラクターデザインから想像していた作画とは全然違って、基本がしっかり出来ていて、人物の仕草、動きが、手を抜くことなく描かれていて かなり上手い! 逆に残念なのが、CGの自動車の動き、かなり下手..(今時こんなひどいCG観たことない..) 前置きはさておき、本題の物語は、少し強引な設定ながら、合格点かな~ ところどころ、ツッコミどころはあるものの、登場人物たちの、心情が上手く表現されていて、手慣れた感じで、違和感を感じることなく観ることが出来ました..(私的に涙腺が緩んでしまうシーンも..) 同年に公開された 「ペンギン・ハイウェイ」 や 「未来のミライ」 とは、月とスッポン! 雲泥の差です.. 高坂 監督、Good job! 次作 期待してます!!
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 7点(2019-04-15 19:48:13)(良:1票)
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27.《ネタバレ》 「ハァァ?高坂希太郎の劇場版アニメが、小学生の若女将モノ?」と、最大限の訝しみを以って今作に挑んでみたわけですよ私。  とりあえずテレビ版での予習をしてみた所「萌えみ満載な少女がマジカルなナニでキャハウフフするアニメ」ではないようで、一安心。  というか令丈ヒロ子原作の児童小説をアニメ化との事。見当違いな杞憂も甚だしいわ私よ!失礼。で、劇場版を改めて鑑賞。  …なんだろうなぁ。単なる「かわいい!」や「かなしい!」「たのしい!」でもなく、端的に「ハートフル」と言ってしまうのも、なんか違うような気がする。そうさのう…健気で静かなエネルギッシュ、とでも言えばいいのかな。そこに純朴でありながら美しい作画や美術、練られた脚本、演者の熱意なんかも合わさって、とんでもなく卓越されたなエンタメに仕上がったというか。  ラストシーンで神楽を舞うオッコ、真月、ウリ坊、美陽、それらを見守る観客の慈愛あふれる視線が、圧倒的な感動を呼んだように思う。  鑑賞者に彼女らのその後に思いを馳せさせるようなサッパリとしたエンディングも、見事だった。
aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2019-04-15 01:13:10)(良:1票)
26.《ネタバレ》 いやあ、参った!絵柄からは考えられない感動作品です。子供向けでありながら大人が見ても楽しい上に感動する素晴らしい作品です。まず何よりおっこの健気さ、両親を事故で失なったにもかかわらず、前向きに生きてるのが素晴らしい。そんなおっこと関わる幽霊ウリ坊と美陽、子鬼の鈴鬼とのやりとりも楽しい。旅館に泊まりに来る客との会話、やりとりも良い。どんな人でも受け入れる。全てにおいてこの映画は優しい。温かい。おっこと最初は仲悪く、喧嘩ばかりしてるライバル旅館の娘にしても単なる意地悪な人物として描かれていない。おっこが助けを求めてくれば応えてみせる。両親の事故の原因、両親を死なせたお客さんに対しても他のお客さんと同等に扱う。差別しない。正にどんな人でも受け入れるという花の湯のモットーである。子供向けでありながらも人生において大事なことを教えてくれる作品として、大人にも是非、見て欲しい。むしろ、大人の方が泣ける作品ではないだろうか!つい、一週間前に偶々、車運転中に何かのラジオ番組で紹介されていたのを聴いて、この映画の存在を知って、今日から私の住んでる地域でも公開すると知って観て来ましたが、何故、土曜日の昼間なのに私の他にお客さん2人なんだ?誰もが知ってる。大ヒットハリウッド大作も悪くは無いがこういう作品こそ大ヒットして欲しい。もっと沢山の人に観て欲しい作品です。絵柄だけで、無視されたり、敬遠されてるのかもしれないけど勿体無いです。よくよく聞いたらこの映画の脚本、ガールズ&パンツァーの人らしい。あれといい、今作といい、絵柄からは想像できない素晴らしい作品ですね。
青観さん [映画館(邦画)] 9点(2018-12-29 19:29:35)(良:1票)
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25.《ネタバレ》 一言でいうと、旅館にいって懐石料理を一度に全部を出されたような作品で。ある程度の前知識がないと十分に楽しめない作品です。逆に言うと前知識を持ってぜひ見てほしい作品です。  確かに面白いけど、90分ではとても味わいきれず、メインは何だったんだろう?と。納得ができず、アニメ版を見て反芻した所、一つ一つのストーリーのまとめ方が素晴らしいことに気づかされました。  あかね君の為に、おっこが作った温泉プリンを、おばあちゃんの気配りと所作で昇華させるシーンはお見事の一言で、幸水さんの、家族そろって食事ができました。という感想と、あかね君の涙は、女将さんのおばあちゃんの配慮がなければここまではいきません。 お母さんと、温泉プリン、一輪差しが見事に絵になってました。  友達のよりこが夏休み中、いやいやながらも納得して家業を手伝うシーンは、真月も含めて、花の湯温泉街全体が子供も含めて一致団結して頑張って行こうとするする素敵なコミュニティなんだと気づかされます。  木瀬さんのワガママな注文も、 おっこの思いから、ライバルに頭を垂れて教えを請い、冒頭から旅館業について勉強熱心だった真月の伏線がここに活かされきて、それを形にできる康さんの手腕があってこそ。 事故の加害者だと知りながらも、最後は春の屋の若おかみですからと言ってのける下りは、おばあちゃんを追い越さんとするくらいの配慮で、大人になる過程からウリ坊、美陽、鈴鬼も見えなくなってしまうというのも理解できるように感じました。  鯉のぼりのシーンなど合間合間で綺麗な風景を見せますが、あざとくもなく、見ていて綺麗でほっとする印象。全体的にとても上手にまとめられている作品なんだなと感心しました。
LEOさん [映画館(邦画)] 7点(2018-11-20 00:55:42)(良:1票)
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24.すごくよかった。 ただ,私は大人なので大人としての感想しか書けないです。 子どもとして子どもの目線から観た映画感想は,また違うのかもしれないなと思いました。  大人の登場人物を気にしてしまうのも,大人目線になってしまっているなと思いつつ…… とくにおばあちゃんの心情を思うと,おっこちゃんとは別に泣けてしまう。 配偶者と別れ(死別か離別かはわからないけれど),自分の子どもが亡くなって残された孫を引き取り,その孫は元気に振る舞っていて心配だけど,経営者として叱咤する必要もあり…… そんなことを観終ってから考えてしまいました。  物語は長いシリーズを一本の映画にするときにありがちな,ちょっと不思議なストーリー展開でした。 でも無理があるわけでもなく,とてもよかったです。 原作小説をしっかり読みたくなりました。  丁寧さ真摯さが,物語からも画面からも伝わって来て,とてもいい映画だったと思います。
プランクトンさん [映画館(邦画)] 9点(2018-11-19 15:49:26)(良:1票)
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23.TVアニメの映画化には大きく分けて二種類ある。 一つはTVスペシャルの延長線上として、 もう一つは映画向けに再構成したものとして。 本作は明らかに後者。  タイトルに反してシビアな設定から視聴に消極的だったが、 子供も見るためか重くなりすぎずサラッと描き、 シリアスとコメディのバランスが丁度良く、テンポ良くて見やすい。 良くも悪くも王道の予想通りの展開に終始しながらも、 ギョッとする捻りを加えてくるのでズシンと心にくる。  既に指摘されている通り、90分弱で一年間を描くには駆け足気味で、 終盤のアクシデントでご都合主義が目立つ。 鳴り物入りの企画だったかもしれないが、2時間じっくり描いてくれれば、 終盤の展開が活きて納得できただろう。 描き切れなかったエピソードがあるなら、是非完全版も作って欲しい。  なお、TVアニメは見なくても十分楽しめるが、成り行きや作風が微妙に違っていて、 映画ではカットされた多数の人間関係に焦点を当てているあたり、 お互いの足りない部分を補完し合っているようで面白い。
Cinecdockeさん [映画館(邦画)] 8点(2018-11-01 22:29:14)(良:1票)
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22.《ネタバレ》  何だか評判良いみたいで、”全国的に品薄な”パンフレットも買えなかった。だが私的には、確かに感動的な物語だが、「悪くないね」程度だった。   以前、小学生が一人で食べ物屋をやって生活するマンガを読んだことがあって、その連想からこの娘も天涯孤独になったのかと思ったら、おばあちゃんがちゃんと居るんじゃないか。マンガらしく幽霊の効果で「若女将」修業を始めることになる展開は面白かったが、無理して将来の進路を決めてしまわなくても良かったんじゃないの?  とは言いながら、小学生の成長と若女将としての成長がリンクしているのは、大道だが良い感じだ。   自分の考えやら嗜好によって、他者を理解・受け入れられない部分ってまあ誰にでもあるが、、おもてなし修行の中でそういう事を受け入れられるようになる物語がは良いと思う。それを表すのに、事故を起こした家族を使うのはどうかね?自分だったらとてもそんな気にはなれないと思うのだが、小学生の女の子にそこまでさせちゃうのは酷だなあ。まあ、それを乗り越える娘の物語だからいいのだろうけどね。   ところで三人の幽霊や、ピンふりさんなど、面白そうな登場人物がたくさんいて、連続TVアニメにしたら楽しそうな気がする。と思ったら、もうあるのね。それ。
Tolbieさん [映画館(邦画)] 7点(2018-11-01 18:52:11)(良:1票)
21.評判が良かったので、観に行ってきました。 確かに佳作だと思いますが、評判になるほどの作品とは思いませんねえ。 主人公が旅館の若おかみになるまでの経緯はスピード感があって良いのですが、旅館でのエピソードの数々と主人公の成長のスピードが伴っていないように感じました。 90分たらずで物語を終わらせるのは時間が足りないように感じますし、90分で収めるのならいくつかのエピソードは削っても良かったのでは? アニメながらも子どもよりも大人向けの作品だと思いますが、スタジオジプリとは格と言うか、次元が違うように感じました。 いい作品ですが、周りにおススメするほどの良作とは思えません。
ミスプロさん [映画館(邦画)] 6点(2018-11-01 17:42:48)(良:1票)
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20.タイトルや、デフォルメの強い絵のタッチから子供向けの印象を受けるかも知れませんが、この映画で一番感動できるのは大人の方だと思います。私が観たシアターでは沢山の親子連れがいらっしゃいましたが、お子さんはケロッとしていて親御さんの方がボロ泣きされていました。両親を亡くしているおっこの心境を想像出来る歳になると、彼女の健気さがたまらないと思います。  本作が気に入ったのでTVアニメ版も見ましたが、そちらはおっこの成長より花の湯温泉全体や人間関係がフォーカスされており、子供向けになっています。大人が見るなら断然劇場版の方です。
alianさん [映画館(邦画)] 8点(2018-10-27 11:30:43)(良:1票)
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19.泣けると聞きハンドタオルをポケットに忍ばせ期待していってきましたが、残念泣けませんでした。 捉え方は視聴者に任せるって感じです。 あんま深く考えずにいくとひょっとするかも。
へまちさん [映画館(邦画)] 4点(2018-10-20 17:24:43)(良:1票)
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18.絶賛ツイートが頻繁に流れてくるので劇場へ。 もうド直球の・・泣かせる人情アニメだった。  と言うか・・ 小学生おかみ?のメンタルは、高校生くらいかな。 だから、これはアレだね、 大人オタク世代がティーンエイジの頃に親しんだ 『うる星らつら』とそのチルドレン的な数々の作品群 (何でもありのドタバタラブコメ)のフォーマット。 その慣れ親しんだ雰囲気がベースにあるから 泣かせる部分も観てて素直に共感できちゃうんでしょう。 明るいお色気シーンまで ちゃんとあるし・・  〝涙は、笑いとセットでこそ生きる〟です。  因みに、客席の9割以上がオトナでした。笑
墨石亜乱さん [映画館(邦画)] 7点(2018-10-14 19:15:14)(良:1票)
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17.タイトルやぱっと見のイメージで敬遠するのはもったいなさすぎる、とんでもない大傑作!言いたいことは以下です。 1.ジブリ映画を彷彿とさせるアニメとしての魅力が満載!『茄子 アンダルシアの夏』の高坂希太郎監督の“こだわり”を感じて! 2原作小説にはない映画オリジナルの展開に感動!『聲の形』の吉田玲子による原作を尊重した脚本が完璧! 3.涙腺決壊必至のクライマックスとラスト! 4.決して児童労働を推奨するような内容ではない!『魔女の宅急便』が大好きという方こそ必見! この4.について→主人公のおっこは強制的に働かされる訳でもなく、女将の仕事を始めるにあたっては“小学生が働く”ことに対しての疑問もしっかり提示されている。映画で描かれているのは、“(子供の視点を通した)普遍的な仕事への向き合い方”。この(幽霊が登場するという)ファンタジーを交えながらも、実は現実的にある仕事を真摯に描いているというのは、宮崎駿監督の『魔女の宅急便』に通じている。ジブリ映画ファンにおすすめしたいという意見も多い本作は、特に『魔女の宅急便』が大好きという方こそ必見! 5.そして、予備知識が全くなくても楽しめる、しかも観る人を選ばない、老若男女に超おすすめ!
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 10点(2018-10-08 00:39:21)(良:1票)
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16.《ネタバレ》 ■構成について 非常にダイジェストな作りで、総集編的になっている。 主要なストーリーラインは以下の6つ。 ・若おかみの孤立と成長 ・うり坊と峰子 ・真月と美陽 ・客三組  それぞれが魅力的な素材だったけど、6つのストーリーを94分で描くのは無理があった。 結果、どうなったか? あらゆる障害は滞りなく、スムーズに解決する。 うり坊と美陽には遺された人とのドラマはなく 若おかみが幽霊を見れなくなる演出の舞台装置の域を出ない。  「幽霊が視える若おかみと遺された人々の話」か 「未熟な若おかみとやっかいな客達の話」のどちらかに振り切れば掘り下げられたのだろう。 もともと、複数の原作小説を一つの映画に収めることに無理があるのだ。 これが監督の責任なのか、配給会社の責任なのかは知らないけど。   ■メッセージ性について 監督はインタビューで仏教の滅私を描いたと語ってるのだけど それなら等身大の小学生として生きる選択肢を与えた上でおかみを選ばせるべきだった。 周囲の大人がフォローせず、幽霊と気のいい客に支えられたギリギリの状況じゃ 滅私じゃなくて理不尽な環境に対する認知的不協和の解消に過ぎない。 自分を奮い立たせるしかない。  登場人物はみんないい人だけど いい人との出会いだけで奉公の素晴らしさを説こうとすることこそが この作品のリアリティの限界点だ。 動物みんな共存させつつも肉食動物の食事事情を 一切描かなかったズートピアに通じる子ども騙し感が残る。 ターゲットを子どもと割り切ったのかもしれないが。   辛い過去があるけど落ち度はないし反省してる。 そりゃあまあ、葛藤はあるにせよ許せるだろう。 そうではなく、クズな客が現れ、全然反省してないし生きてて社会の役に立つかも分からない、 むしろいない方が世の中のためなのではと思わせるクズが現れた、でもどうやら困ってるらしい。 そこで手を差し伸べられるか。 普通はそんなやつ助けない。でも花の湯温泉なら──── そういう語り口であれば、言わんとするところは読み取れたかもしれない。   ■その他 子ども向けであることを主張するかのような ミュージカルのような演技。 子どもに真摯に向き合ったとき、本当にこのような演出が必要なのだろうか。 また、トラウマが思い起こされるシーンへの切り替えも急で 明るいBGMから突然不穏なBGMになり、スムーズな心の揺さぶりを阻害しているように感じられた。   俗世に疲弊した占い師と、親を亡くしながらも純朴な若おかみの交流は素晴らしい。 それだけに惜しい。
Donatelloさん [映画館(邦画)] 4点(2018-10-07 05:12:07)(良:1票)
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15.《ネタバレ》  交通事故で両親を亡くしたおっこ、でもずっと涙を見せないの。  その気持ちを抑え込んでるのがわかるので泣けて、それが絶対どこかで破裂しちゃうのでしょう、ってわかるので泣けて。そして・・・  おっこが泣かないのは、泣いてしまったら両親の死を認めてしまうことになっちゃうから。でも、そのクライマックスが、あまりに過酷な運命の巡り合わせで、もう。   でも、そんなおっこを包む世界の優しさに癒されて。  おっこが暮らすことになる温泉旅館の人々とお客さんたち、温泉街の人々、学校の友達、そして、おっこにしか見えない幽霊と子鬼。  様々なふれあいを通しておっこが両親の死を受け入れ、乗り越え、成長してゆく姿が描かれるのね。   2人の幽霊は劇中では実際に存在しているのだけれど、おっこのイマジナリーフレンドの象徴で、その姿が見えづらくなる、別れがやってくるというのが、おっこの成長を示していて。それはとても切ないのだけれど・・・   最初はイヤなクラスメイトに思えた大ホテルの令嬢なピンふりも、真面目で精いっぱいに生きていて、おっこに真剣に接してくれる良いコだし、ここに出てくる人々みんなが本当に魅力的。   『のんのんびより ばけーしょん』に続いて脚本はさすがの吉田玲子。  群像の中で人と人との繋がりを、甘いだけでなく、時に厳しく、時に切なく描いてみせるのは彼女の真骨頂と言えるのかも。   蛇足だけど水領がソフトトップを走行中に開けちゃって「!」ってなったのだけど、最近のポルシェって時速50km以下ならオープンできるのね。私が乗ってたクルマとは時代(と価格)が違うわ。    ジブリ的という評価もあるけれど、少なくともおっこはジブリのヒロインよりももう少し現代的でおバカなカンジなのが良いわ。絵柄もエンドロールのイメージボードにはまだジブリ臭があるけれど、実際の映像はジブリとは違った魅力があるし。中盤のショッピングモールなんかはジブリ映画には出て来ない要素でしょうねぇ。ジブリ的なるモノをトレースせず、独自性があるからこそいいの。  色々と模索されている「ジブリの後継」の中ではこの映画のスタッフはかなりいい線を行ってる気がするわ。  ここ数年公開された様々な家族向けのアニメ映画の中でも抜きんでた良質な作品ね。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 9点(2018-09-28 16:36:27)(良:1票)
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14.ベストセラーの児童文学を映画化した作品なんだけど、子供向けだと思って侮っていたわ。これは面白いし、泣ける。  主人公のおっこが小学生ながら「春の屋」という旅館を継ぐために若おかみとして奮闘するという物語なのだが、まずその境遇に涙する事請け合い。  また、泣けるだけじゃなくて、ライバルの旅館の娘であるクラスメイトとのバトルや、幽霊や妖怪といった類いが登場する奇想天外な展開にグイグイ引き込まれた。かと言ってファンタジーよりな物語でもなくて、恐ろしいほど厳しい現実もちゃんと描きつつ、旅館における礼儀作法や接客を学んで成長していくおっこを応援しながら、その頑張る姿には素直に感動させられる。  脚本が吉田玲子ということで、やっぱり構成が巧いし安定感があった。原作もテレビアニメも未見の私でも問題なく楽しめた。作画もとても丁寧で綺麗な画作りだった。子供にも大人にもオススメの作品。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2018-09-24 13:35:35)(良:1票)
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13.明るい作風なのに想像以上に深刻な物語が展開されて驚いた。 登場人物がいい人ばかりで、ラストも救いのある感じで安心しました。 真月と美陽ちゃんを会わせてあげたかったけど、見守られてることは感じていたようで良かった。
もとやさん [地上波(邦画)] 7点(2022-09-02 18:26:20)
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 7.28点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
439.38%
500.00%
6412.50%
71237.50%
8618.75%
9515.62%
1026.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 8.66点 Review3人
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