アダプテーションのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アダプテーション

[アダプテーション]
Adaptation.
2002年上映時間:115分
平均点:6.03 / 10(Review 97人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-08-23)
ドラマコメディ
新規登録(2003-10-10)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-05)【Olias】さん
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監督スパイク・ジョーンズ
助監督ダン・ブラッドリー
キャストニコラス・ケイジ(男優)チャーリー・カウフマン/ドナルド・カウフマン
メリル・ストリープ(女優)スーザン・オーリアン
クリス・クーパー(男優)ジョン・ラロシュ
ティルダ・スウィントン(女優)ヴァレリー
ブライアン・コックス〔男優・1946年生〕(男優)ロバート・マッキー
マギー・ギレンホール(女優)キャロライン
カーラ・シーモア(女優)アメリア
ジュディ・グリア(女優)ウェイトレスのアリス
ダグ・ジョーンズ〔男優〕(男優)
スティーヴン・トボロウスキー(男優)森林警備隊員スティーブ・ニーリィ
カーティス・ハンソン(男優)オーリアンの夫
デヴィッド・O・ラッセル(男優)本人
スパイク・ジョーンズ(男優)本人
ランス・アコード(男優)(クレジットなし)
ジョン・キューザック(男優)(クレジットなし)「マルコヴィッチの穴」に出演する本人役
ジョン・マルコヴィッチ(男優)(クレジットなし)「マルコヴィッチの穴」に出演する本人役
キャサリン・キーナー(女優)(クレジットなし)「マルコヴィッチの穴」に出演する本人役
大塚明夫チャーリー・カウフマン/ドナルド・カウフマン(日本語吹き替え版)
鈴木弘子スーザン・オーリアン(日本語吹き替え版)
谷口節ジョン・ラロシュ(日本語吹き替え版)
日野由利加ヴァレリー(日本語吹き替え版)
富田耕生ロバート・マッキー(日本語吹き替え版)
岡寛恵キャロライン(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕キャサリン・キーナー(日本語吹き替え版)
屋良有作ジョン・マルコヴィッチ(日本語吹き替え版)
安藤麻吹アメリア(日本語吹き替え版)
原作スーザン・オーリアン「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界」
脚本チャーリー・カウフマン
ドナルド・カウフマン
音楽カーター・バーウェル
撮影ランス・アコード
製作ジョナサン・デミ
製作総指揮チャーリー・カウフマン
美術K・K・バレット(プロダクション・デザイン)
その他フランシス・フォード・コッポラ(special thanks)
ロマン・コッポラ(special thanks)
ソフィア・コッポラ(special thanks)
ジョン・キューザック(special thanks)
ジョン・マルコヴィッチ(special thanks)
ドナルド・カウフマン(in loving memory )
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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97.《ネタバレ》 シナリオ作りに苦しむ脚本家、と聞くと”バートン・フィンク”を思い出すけど本作は作家のシュールな内面描写だけでなく、れっきとした?事件が起こる。その事件が起きてからが、そんな馬鹿な的な展開になっちゃって目が点になってしまうんだが。 だってさ、寂しい中年編集者のM・ストリープがクスリやってんの見つかって、いきなりニコラスを殺しにかかる、ってそりゃないんじゃないかなあ。ドラマを挿入する苦労云々を語られてきたけれど突飛過ぎる展開もいかがなもんだろう、チャーリー? ともあれ、文句なしに凄いのは性格真逆の双子兄弟を演じたニコラス・ケイジである。相変わらず上手いねえあなたは。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-20 00:55:19)
96.《ネタバレ》 “Adaptation”という言葉には“適応”の他には“脚色”という意味もあり、チャーリー・カウフマンが味わった既存の小説を脚色するという事の苦しみ、いわば脚本家版『81/2』というのがこの映画の醍醐味となるんでしょうね。それをスパイク・ジョーンズと組んで映像化しているのだから一筋縄でゆく訳がないです。この人の頭の中はどうなっているんだと感嘆させられるのは、双子の弟ドナルドはなんと架空の人物なんですよ。ライティング・クレジットに名を連ね、仲良くオスカ-にノミネートまでされた人物が実在していないとはちょっと凄いお話しですよね(アカデミー賞史上、架空の人物がノミネートされたのは後にも先にもこれだけ)。エンド・クレジットに“in loving memory”なんて弔辞まで出されたら、もう完璧に騙されます。 この双子をニコラス・ケイジが熱演というか怪演しており、こうやって観ると「ニコジーはヘンな奴だけど、やっぱ名優だよな」と再認識させて頂きました。性格が正反対の双子をメソッド演技で同一人物が演じる、やってるニコジーは頭がおかしくなりそうだったでしょう。ハゲで引っ込み思案のデブ中年、ハリウッド・スターでこんなキャラを演じられるのは、ニコジー、あなたしかいない! それにしても弟ドナルドが書いた『3』という脚本、なんか面白そうじゃないですか。映画化して欲しいな。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-19 22:53:18)
95.《ネタバレ》 物書ならば、おそらく誰でも一度は考え付くであろうアイデア。でもほとんどの作家が実際に作品化しないのは、作品にしても面白くないから。寝てみる夢を他人に語ってもつまらないのと同じように、この面白さは当事者でないと理解できない範疇のもの。それに、どうしても独り善がりな表現になりがちです。そういう意味では、本作は作者の体験(脚本家の苦悩)を客観的な娯楽性を担保しながら具現化出来ていたと思われます。及第点以上。夢と現が混在しているのに、それを観客に意識させないのは高等テクニックと言えましょう。もっともその大部分をニコラスの頭髪が担っている気がしないでもありませんが。「志村、うしろ~」と同じノリで、「ケイジ、あたま~」と何度口にしたことか。ニコラス・ケイジの鳥の巣ヘアーに敬意を込めて+1点進呈。自虐的過ぎて、イマイチ笑うに笑えないのがもどかしいところ。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-04 17:58:53)
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94.こういう捻りの効いた作品は好きですよ。 ジャンルとしてはコメディというより、パロディなんでしょうね。 ハリウッド映画を小馬鹿にした後半の展開が逆に面白くなっちゃうのがいいです。 名言らしきものがちらほらあって、不覚にも終盤はちょっと泣いてしまいました。 どこまでが実話で、どこからが脚色なのかよくわからないけど、少なくともカウフマンの妄想だけは事実なわけで、よくもまあそんな脚本書けるもんだと感心してしまう。 
もとやさん [DVD(吹替)] 8点(2013-07-01 17:43:15)
93.キャスティングが豪華で、その演技演出には大満足。前半のランを絡めた話や脚本家の苦悩なんかはとても興味深くて、後半やオチに向けての期待は大いに高まったんだけど、どうにも叙情的に終わっちゃって消化不良。冒頭のやりたくないんです台詞やマッキー先生のハリウッド的脚本とはという皮肉に対してそれなりのハリウッド的オチをつけて皮肉を効かせたんだろうけど、こっちは1本の映画としてちゃんとした起承転結を期待してるわけで。それができそうな題材、キャストだけに残念!チャーリーの心情には我ながら情けないけど大いに共感できるとこが多くて、どう決着つけるに興味あったんだけど、なおざりにされちゃったなあ。マッキー先生と飲むあたりまでがよかった。前半9点後半5点、トータル7点。
タッチッチさん [DVD(吹替)] 7点(2013-06-22 15:39:54)
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92.《ネタバレ》 原作:スーザン・オーリアン「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界」って… 実際は脚色ってレベルではない程まるきり別もんで、だからこそ「アダプテーション」ってタイトルにしたんだろうけど、スーザンさんはこの映画を観てどう思ったんだろう…。 後半の脚色された退屈な予定調和かつハリウッド映画的展開も含めて面白い。
eurekaさん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-04 18:14:47)
91.《ネタバレ》 奇抜なアイデアからなる独特の世界観を理解できればもっと楽しめたでしょう。双子の脚本家を1人2役で演じたニコラス・ケイジは名演技。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 5点(2012-02-26 01:20:10)
90.《ネタバレ》 ○皆さんのレビューにもあるように、皮肉とは言えラストの展開がいまいち。それまでの展開は好きなのだが。○芸達者揃いで見ものの一つ。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-21 22:53:34)
89.独特の世界観、ラストまで引き込まれた。脚本がすばらしいと思う。豪華な俳優陣。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-03-06 12:43:45)
88.《ネタバレ》 まぁ、驚く展開もあって印象に残る作品にはなりました。けれど、この脚本家キライになりました。シナリオの先生からナレーションで表現するなって言われたのを、ナレーションでやっちゃうあまのじゃくっぷりは評価するけど、それ以外については、どこまでが真実かはさておき、こんなヤツとは付き合いたくない感じ。一番気になるのは、原作本を書いた人がこの映画をどう思ってるかってことです。映画の中で原作本を上から目線でダメ出しされて公開されても、金もらえて宣伝になるから良しとしたのだろうか? 僕が著者本人なら、邦画『ラヂオの時間』よろしく「お願いです、本の通りにやって下さ~い!」って叫びたくなると思う。さて、チャーリー・カウフマンと離れたスパイク・ジョーンズ監督の「かいじゅうたちのいるところ」は吉となりますか・・・。
だみおさん [DVD(字幕)] 4点(2009-12-25 22:47:53)
87.「マルコビッチ…」みたいな作品を書いてしまうと、要らぬ力が入ってしまうのか、面白いと思わなかった。脚本が我を張り過ぎていて私は鼻に付きました。こんなことをやってしまうと、ますます次の仕事がやりにくくなるんじゃないのかなぁ…。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-10-26 23:25:46)
86.奇抜なアイデアなんだけどなぁ~、「マルコヴィッチの穴」もそだけどこういうのは苦手で。ニコラス・ケイジの二人一役の演技はなかなかの見どころだし、メリル・ストリープのなかなか体の張ったのもよかったんだけどやっぱストーリーに馴染めなかったのが一番つらかった。ランの基礎知識があれば・・・よかったんだけど。
M・R・サイケデリコンさん [地上波(字幕)] 5点(2009-09-02 00:45:45)
85.《ネタバレ》 マルコヴィッチに続きこれまた変わったアイディア作品。前半はチャーリーの苦悩が、後半はそれが激しく脚色されてって普通?の映画になってく。おもしろいんだけどこれって観る人だいぶ限定される気がする。
しっぽりさん [DVD(字幕)] 5点(2009-05-04 19:50:50)
84.脚色に苦悩する自分が自分を描いた映画がこんな映画になっちゃったという痛烈な皮肉の映画。よく作りましたね。
ととさん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-05 06:34:07)
83.《ネタバレ》 現実と虚構を絶妙に織り交ぜた構成・演出は流石。なんといっても実在しない「ドナルド」という容姿はそっくりだが性格は正反対の人物を登場させることによって見事に「adaptation(脚色・適応)」を表現していたと思います。俳優陣も素晴らしくこれは・・・と途中までは最高だったのだが後半のアクション・サスペンスで最強に萎えました。いくら皮肉を込めているとはいえあの展開は腑に落ちませんでしたね。ただそこ以外は共感できるところも多々あったので8点献上。
すたーちゃいるどさん [地上波(字幕)] 8点(2009-01-25 11:42:47)
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82.《ネタバレ》 ダメ男をやらせたらニコラス・ケイジの右に出るものはいないと認めます。最初のほうでスタジオの隅に座って、通りがかるスタッフにアピールしている場面、私は感動した。そんなところに感動しても…なのだがとにかく言葉で言えないすばらしさ。いやこの場合は情けなさ全開。 でケイジは全身全霊で情けないし、ドナルドを設定したことで、ドナルドがボケてチャーリーが突っ込むという安定した面白さが出ている。 そうせっかく出ていたのだが、実はカウフマンにとってそれは「くすぐり」でしかなく、ラストのドタバタですべてを台無しにして…「どうだ」と得意がっているんだよなあ。 私はその「くすぐり」がなかったら最後まで見る気がしなかったと思うし、そっちのほうをメインにするべきだとさえ思うのですが、頭の良さをひけらかしたい彼にとってはそれは単に「くすぐり」。 とにかくニコラス・ケイジの情けなさに感動しておこう。せっかくケイジががんばっているのに、花なんかどうでもいいってことを言うためにそんなに尺を使うことはないじゃあないかカウフマンよ。  追:その後何度も見るうちにアメリアとの関係は妄想ではないかと思い始めた。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-01-19 14:24:20)
81.《ネタバレ》 歯抜けのクリス・クーパーはインパクト大。内容的にはあまり面白いとは言えないが、役者陣が素晴らしく、特にニコラス・ケイジは三枚目どころか四、五枚目をしっかり演じていたと思う。
オニール大佐さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-23 11:58:33)
80.《ネタバレ》 ものすごくシニカルなコメディです。蘭に魅せられた男という本をいかに映画の脚本にするかというのがテーマであり、前半の主人公は生命を一本に束ねた描写をするだとか、脚本作りに苦しむ自身を描くとか言っており映画もその通り描かれます。ところが結局脚本が出来ず、後半は自身が冒頭で言っていたこういう映画にはしたくない(花をドラッグにしているとか記者と収集家の恋とか)という内容に思いっきりシフトします。そしてラストは弟にちょっといいことを言わせて死なせ、さらに昔の恋人との切ない関係や主人公が前向きに成長するという姿を描いて気持ちよく幕を閉じる、これでもかと観客へ迎合して脚本をまとめ上げましたという笑いなんですね。そしてその内容をアダプテーション(脚色であり適応)であるとタイトルづけるとは…。明らかにひねくれてますがチャーリーカウフマンの作品は変な魅力に満ち溢れています。
5454さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-03 02:26:13)
79.マルコヴィッチの監督のジャンル不特定ムービーというふれこみに釣られて見てみましたが、意外と普通。ニコラスケイジが一人二役やっているものの、特に面白みは見当たりません。ハリウッド映画の批判みたいなことも言ってるが、この映画自体が面白くないと説得力ないんだよな。
すべからさん [DVD(字幕)] 4点(2008-02-11 14:25:23)
《改行表示》
78.私たちは社会に適応(アダプテーション)するべく、多くの選択を迫られる。例えば恋愛を取るか、仕事を取るか。どちらも有益であると判断しても時間という有限な流れの中ではどちらかに決めなければならない場合がある。それは合理化である一方で選ばれなかった可能性を切り取る作業でもある。しかも、それはそういった社会的な態度の限定だけに留まらず、内面的な部分にまで侵食する。自らの行動を納得させるべく「主義」へと姿を変えた選択は意識のカスタマイズ作業であると同時に制御可能な世界へと自らを隔離する。しかし、当人にその自覚はないだろう。それは処世術であり、オリジナリティとして解釈してしまうからだ。そして、ついにはこのように設定された世界「ワタシ」を主張する。  一度設定してしまった世界は容易に変更できない。それまでの自分を否定することでもあるからだ。無闇に刃向かおうものなら、その設定にそぐわないと敵意すら示すだろう。「ワタシ」という枷こそが限界をも設定し、他を拒むファクターとなる。即ち、世界は「ワタシ」によって整理され、限定されているのだ。  本作では他を知ることで広がる可能性とともに「世界をつまらなくしているのはお前だよ!」。そして、「世界は君のものだ!」と提起されているのではないだろうか。
カラバ侯爵さん [DVD(吹替)] 10点(2008-01-30 22:43:57)
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【点数情報】

Review人数 97人
平均点数 6.03点
011.03%
111.03%
200.00%
355.15%
41313.40%
51717.53%
61818.56%
72121.65%
81414.43%
955.15%
1022.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review7人
2 ストーリー評価 4.86点 Review15人
3 鑑賞後の後味 5.08点 Review12人
4 音楽評価 4.42点 Review7人
5 感泣評価 3.00点 Review5人
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【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
主演男優賞ニコラス・ケイジ候補(ノミネート) 
助演男優賞クリス・クーパー受賞 
助演女優賞メリル・ストリープ候補(ノミネート) 
脚色賞チャーリー・カウフマン候補(ノミネート) 
脚色賞ドナルド・カウフマン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ニコラス・ケイジ候補(ノミネート) 
助演女優賞メリル・ストリープ受賞 
助演男優賞クリス・クーパー受賞 
監督賞スパイク・ジョーンズ候補(ノミネート) 
脚本賞チャーリー・カウフマン候補(ノミネート) 
脚本賞ドナルド・カウフマン候補(ノミネート) 

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