山猫令嬢のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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山猫令嬢

[ヤマネコレイジョウ]
1948年上映時間:85分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1948-03-09)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2008-02-05)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2017-11-14)【イニシャルK】さん
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監督森一生
キャスト高田稔(男優)高田
小林桂樹(男優)倉原行晴
荒木忍(男優)万平
三益愛子(女優)村井アヤ子
三條美紀(女優)敏子
相馬幸子(女優)お雪
小松みどり(1891年生まれ)(女優)お玉
平井岐代子(女優)泰子
谷口登司夫(男優)
脚本依田義賢
音楽伊藤宣二
撮影武田千吉郎
製作大映(京都撮影所)
配給大映
録音大谷巖
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2.《ネタバレ》 戦前の作品の雰囲気だなぁ・・・と思ったら、ギリギリ戦後の作品だったようだ。 テーマ自体は戦前を思わせる古臭い内容で、やや苦手なものだったが、テンポがなかなかに良く、意外にも最後までサラリと観ることができた。  実は学校の先生が父親だったと明かされた時、正直ビックリしてしまった。 これにはやられた。 これがいいスパイスになって、後半もそれなりにだが楽しむことができた。  ただし、ラスト付近のお涙頂戴的な母娘の抱きしめ合いと、テンポが良すぎるまとめ方に多少の違和感を感じた。 1940年代の日本映画っぽさというか、1950年代以降の様な成熟しきった感じのない、荒削りな印象を受けた。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-07-16 00:11:50)
1.脚本は依田義賢だ。この題は山猫のような母親にも令嬢の娘ってことか。母親の醜業によって学校へ通える娘、自分の存在そのものが娘を不幸にしていると気づく母、負い目と負い目がジメジメと不幸感を盛り上げていく、という戦前からある型だが、戦後らしいところは、身を引こうとした三益愛子を、学生服を着た(!)小林桂樹が「そんな悲劇はもう古いですよ」とたしなめるとこか。でも本作をきっかけとして、その古い「母もの」が量産されていくわけで。対比がくっきりしたドラマ。田舎の青空・自転車・セーラー服・農業で育った三條美紀が、京都・車・キンキラの服・花街へと移し替えられていく。一方に女声合唱があり、一方に“さのさ”がある。先生の高田稔が実は…、ってとこでは場内に少なからぬ笑いが起こった。若き朝比奈隆が関西交響楽団を指揮した「エグモント序曲」が、けっこう長く収められているので、日本クラシック演奏史にとっては貴重な映像資料になるだろう。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2008-04-18 12:18:35)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
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