《改行表示》 9.《ネタバレ》 「時には一人で二人ゲットする事だってある」という台詞が伏線であった事に吃驚。 主人公が二人の美女と同時に付き合う事になったと見るべきか、あるいはヒロインが男女の恋人を両方ゲットしたと見るべきか、いずれにしても予想外な形のハッピーエンドで楽しかったです。 基本的にはコメディなのですが、努力→成長→勝利というスポーツ物の王道の魅力も押さえている為「ドッジボール大会で優勝する」という約束された結末まで、安心して観賞する事が出来ましたね。 途中「コーチの死」「決勝戦の前日に主人公が戦意を喪失してしまう」などの、やや暗い展開が挟まれたとしても、最後は笑顔で終わるんだろうなと予測出来る形。 「ウルトラアメリカン教育映像」の悪趣味さとか、日本人チームが小馬鹿にされている感じ、ラストの「爆乳ダンス」披露なんかは観ていて鼻白むものがありましたけど、不愉快になるという程じゃなかったです。 それより一番悲しかったのは、ランス・アームストロングが「逆境にぶつかり挫折しかけた主人公に、勇気を与える者」として出演している事ですね。 偶然なのか皮肉なのかは不明だけど、作中で「選手のドーピングが発覚し、敵チームが失格になる」なんて展開まであったものだから、本当にやりきれない。 映画自体に罪は無いんですけど、ここだけは観ていて憂鬱になっちゃいました。 でも、基本的には「観ていて笑顔になる」要素の方が、ずっと大きかったと思いますね。 ヒロインが剛速球を投げられる理由を「ソフトボールやってたの」と一言で片付けちゃう大雑把さなんかは、実に気持ち良いです。 主人公がスポーツジムの経営破綻を受け入れて「一晩中飲み明かそう」と皆にビール缶を投げ配るシーンなんかも、妙にお気に入り。 気弱なオーウェンと、濃過ぎる顔のビッチスキーとのロマンスも良かったし、ジャスティンが片想いのチアリーダーにキスするシーンなんかも好きですね。 作中で結ばれたカップルが三組もいて、ドッジボールの大会を通し、多くの人が幸せになっているという、優しい雰囲気が伝わってきました。 大好きな俳優であるベン・スティラーも、憎たらしい悪役を楽し気に演じてくれていましたね。 彼が敗者となる結末に関しても、あんまり可哀想にはならないというか「こいつなら一度は挫折しても再起出来るんじゃないか」と思わせるようなパワーがあった為、ハッピーエンドにも水を差していない。 海賊ことスティーブも「とうとう宝物を見つけた」という形で、優勝の喜びに華を添えてくれているのですが……彼の扱いに関しては、ちょっと中途半端な印象も受けました。 決勝戦を欠場するなら「スティーブの活躍のお蔭で勝てた」という試合が、途中に一つくらいはあっても良かったかも。 あと、サドンデスで主人公が目隠しする展開に関しては、伏線が弱かった気もします。 特訓シーンでも一応目隠しはしているんだけど、さらっと流されていたし、目隠しする姿を見てチームメイトも「何をやっているんだ?」と言い出すしで、観客の自分としても、少し戸惑っちゃいました。 あそこは「目隠しして踊れるようになる事だ」などの、亡きコーチの台詞をオーバーラップさせてくれていたら、もっと感動出来ていた気がします。 こうして文章にしてみると「良かった部分」と同じくらい「気になった部分」も多くなっちゃう訳ですが、後者を「悪かった部分」と感じさせない愛嬌を備えているのが、この作品の特長なのでしょうね。 定期的に何度も観返したくなるような、親しみが湧いてくる映画でありました。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-07-11 19:51:01) (良:2票) |
《改行表示》 8.《ネタバレ》 80年代のスポ魂を下地に、かなりぶっ飛んだバカ映画。 たぶん、この映画を製作に携わった人々、この映画を日本で配給しようとした人々、この映画の翻訳に関わった人々、すべての人間がバカだったからこそ、こういうバカ映画を愛すバカな俺にまで辿りついたんだろうな。 VIVA!バカ魂!! バカ映画好きは、これ見なきゃバカ映画語っちゃだめでしょ。 ところで、あの海賊は最終的にどうなったんだっけ?? 【バニーボーイ】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-11-09 02:09:12) (笑:2票) |
7.《ネタバレ》 はっきり言いましょう。こんなハラを抱えて笑ったのは久しぶりです!ありきたりなスポ根ものと思われるかもしれませんが、何気ないアナウンスが実は重要な伏線になっていたりするのでなかなかあなどれません。ベン・ステイラーのアホっぷりにもご注目を。ドッジボールがあっちではやっているのも分かる気がします。日本人は相変わらずバカにされていますが。 【シェリー・ジェリー】さん [試写会(字幕)] 9点(2005-04-28 21:14:57) (良:2票) |
6.飛行機の中で正直時間潰し目的で観ましたが、この視聴環境が大正解。題材はスポーツですがその中身は超絶適当コメディなので軽い気持ちで観ることを強くお勧めします。DVDを購入し、時間を割いて真剣に・・・とかやると逆に後悔しそう。点数はコメディ部分が私的に面白かったが故の6点。もし自分に合っていなければ余裕で2点とか3点です。それくらいストーリーはあってないようなものだし、肝心の勝負が熱いかといえば熱くないし、伏線が上手いかといったら上手くないです。(良い意味で)適当に突っ走り続けたのがナイスな作品かと思います。 【53羽の孔雀】さん [地上波(吹替)] 6点(2014-07-05 12:30:34) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 超ばかばかしそうだったから疲れてるときにと借りました。ラストにとどめにチャックノリスー!もういろんなところがツボで、笑えました!! 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-20 10:32:55) (良:1票) |
4.オバカだなぁ~。ベン・スティラーが出てるだけでこんなにもオバカになるとは。しかもカメオでランス・アームストロングとチャック・ノリスが出てるこの豪華さ、彼らがなんで出たのかが全く分からん(笑)誰もが知ってるドッジボール、ルールこんなんだっけ?と思いつつみんな個性的な顔をしすぎて・・笑いが止まらん・・・ベンのアソコに空気を送るシーンは一人で爆笑してしまいました。ええ・・・コンプレックスの塊やん・・・。 【M・R・サイケデリコン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-28 00:24:40) (良:1票) |
3.膨大な時間と労力をかけて、こんなくっだらない映画を作ってしまうアメリカ人、ひいては人間がもつ「余裕」というのは素晴らしいものだと、この映画を見ながら思った。基本的にお下劣コメディーなわけだが、スポーツが題材というだけで爽やかな味があって、そのへんのバランスが絶妙。時間を忘れて楽しめた。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-01 18:05:00) (良:1票) |
2.洋画のコメディーは、言葉が分からんのだから日本人が楽しめるわけがない。楽しんでいるのは単なるカブレだとおもっているんですが、ベン・スティーラーの作品はワシに妙にフィットするんですわ。下品なやりとりとか、カメオの使い方とかが妙にツボにハマる。ズーランダーで満点つけたんですが、これも良かった! チャック・ノリスとデビッド・ハッセルホフの使い方で転げまわってワロタワロタ。ランス・アームストロングをそこで使うか!? 本当に、カメオの有効利用世界一の称号を与えたい。最後は勝って賞金もらうのは分かっているのに、これだけ楽しませてくれればいい点つけてあげなきゃね。 【ダブルエイチ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-05 04:12:41) (良:1票) |
1.同じく国際線で。よくあるスポコン映画が基調だけど味付けが良い。同じ様な笑いを重ねると笑える事がある点や、ベタなネタで逆に笑いが取れるということを演出担当がよくわかってる事が勝因。珍しく悪役に徹したスティラーもモジャモジャの髭と毛で良い味を出してる。登場人物が皆イキイキと演技をしているのもミソ。ここまでベタベタなスポコンコメディなら全てを忘れて笑っていいでしょう。そりゃチャック・ノリスも実名出演するわ。 【コーヒー】さん 8点(2004-11-30 20:05:24) (良:1票) |