MIND GAME マインド・ゲーム(2004)の投票された口コミです。

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MIND GAME マインド・ゲーム(2004)

[マインドゲーム]
Mind Game
2004年上映時間:103分
平均点:6.97 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-08-07)
ドラマコメディアドベンチャーファンタジーアニメ漫画の映画化
新規登録(2004-08-30)【ドラえもん】さん
タイトル情報更新(2018-02-19)【イニシャルK】さん
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監督湯浅政明
キャスト末吉裕一郎(男優)人間の姿の神様
今田耕司西
前田沙耶香みょん
藤井隆じーさん
たくませいこヤン
山口智充りょう
坂田利夫みょん、ヤンの父
島木譲二やくざのボス
西凜太朗やくざ
原作ロビン西
脚本湯浅政明
音楽菅野よう子(ミュージカルピアノ演奏)
製作アスミック・エース
企画STUDIO 4℃
制作STUDIO 4℃
吉本興業(制作協力)
配給アスミック・エース
作画末吉裕一郎(総作画監督/キャラクターデザイン)
高橋英樹[作画](原画)
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【口コミ・感想】

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5.《ネタバレ》 多数挿入される心象風景。それは記憶の断片であり、刷り込まれてきたイメージの産物。頭の中に蓄積されたデータを具現化する作業は、ことのほか危ういもの。ゆえに幻想的。そして魅惑的です。でも現実に起きている事象とは明確に区別できるので、幻想的であっても幻惑はされません。ただしそれも最初のうち。物語が進むにつれて、虚実の境は徐々に曖昧になっていきます。いや正確には、どうでもよくなるのです。現実と非現実を分けることが、意味を成さなくなります。一方主題は、その姿をどんどん顕にしていきました。この手の作品にありがちな、“結局何が言いたいのか分からない”とはならないのも素晴らしい。いくら表現が魅惑的でも、テーマが伝わらなければ意味がありません。イマジネーションのコラージュ、テンションの高低を存分に活かした演出は、本作のテーマ“生きることとは何ぞや”を、より深く、強く、観客の心へ届けることに成功していると思います。とりわけアクションの疾走感は極上で、娯楽作品としても一級品でした。マイナス要素になりがちな今田耕司ら素人声優陣についても、本作の場合はベストキャスティング。テーマが気恥ずかしいくらいベタなので、声優の演技が過ぎると説教臭くなる恐れがありました。“上手くないほうがいい”ということもあるのですね。アイデ自体は目新しくないかもしれません。しかし鑑賞中、鑑賞後に覚えた心の高揚は、本作が傑作であることを如実に物語っていました。実写に勝るアニメーションの優位性を十二分に発揮した本作。自分には10点以外の点数を付ける理由が見当たりません。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2007-03-14 18:36:22)(良:1票)
4.映像、音楽、ストーリー、全てが最高。アニメの限界超えまくった。カメラワークを思わせるようなカット割りなど、映画に近づき続けたアニメが、その到達点からもう一度アニメの新領域を開拓した感じ。アメーバ状に変化するポップでコミカルなイメージや、一つ一つの映像やストーリーでは極限にアニメ的でありながらも、軸のしっかりしたリアルな人間らしさを持ったキャラクターと作品の素晴らしさに感動した。生きていく事はただ走る事、突っ走る事。社会に不安や恐れもあるけど、そこでしか生きていけないし、そこ以外には何にもない。鯨の腹から出てきたとき見えた日常の何気ない最初の風景がどう変わって見えたか、それが一番の収穫なんやと思う。地球には悪いやつも、良いやつも、普通のやつもおる。強いやつも、弱いやつも、ガタイ良いやつも、ヤクザも子供も。そんな中で、自分で感じて表現し、気持ち次第でいかようにも変えられる人生がそこにあるなら、とにかく殻破って自分の体で頭で猛ダッシュ。アニメでしか表現し得ない応援歌みたいなこの映画をもう一度見たくなる日が来るに違いない。
ハッシーふりかけさん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-25 06:26:39)(良:1票)
3.世の中のほとんどすべてのものには、“限界”がある。悲観的な響きは拭えないが、それはほぼ間違いないことだと思う。だがその中にあって、そうでないもの。“ヒトのイメージ”ただこれだけには「限界が無い」ということを改めて感じた。怒涛のごとくおし流れていくイメージの羅列に、リアルに呼吸を忘れそうになる。なんて果てしない世界をヒトは持っているのだろう。なんだかおこがましい言い方だけれど、その無限の世界を携えたヒトという生物に生まれたことを誇りに思う。自分の精神・肉体の限りに果てしなく“感じる”ことを許されているまさにこの状況に身が震える。
鉄腕麗人さん 9点(2004-12-22 19:00:25)(良:1票)
2.人間の精神世界を実験的な手法でアニメ化した、まったく新しいタイプの作品で、その独創性と斬新さだけで言えば宮崎アニメをも凌駕していると断言してもいいほど、今年最も興奮し魅了させられた一本。舞台はしっとりとした下町情緒溢れる大阪。この静かなオープニングは極めて写実的な画調であり、出演者には声のみならず、彼らのナマの顔をアニメの登場人物たちに被せて、そのキャラを際立たせるという演出テクニックがユニークであり、また生活臭を感じさせる関西弁と相俟って実に効果的だ。が、焼き鳥屋での大騒動で、主人公の西が“一度”あの世へ行ってからは、物語が大きく動くと同時に画調も変化する。丸みを帯びた写実的なきめ細やかさから、鋭角的で奔放な線画に変貌するや、夢とも現実ともつかない異空間へと舞台が移っていく。アニメとはいえ、アイデア満載で何故かリアルで手に汗握る湾岸線でのカーチェイスから海へダイブ。気がつけばクジラのお腹の中へ。ここでの様々な出来事は現実には有り得ない、実に破天荒な設定だが、アニメだからこその説得力をも感じるし、これこそがまさにアニメとしての醍醐味というものだろう。そしてこの作品のハイライトは、何と言ってもクジラからの脱出劇。まさに怒涛のクライマックスであり、 地獄から天国へと這い上がるといったイメージで描かれるこのシークエンスは延々と続けられ、生への渇望というものを否応無く感じさせられる。その画像の力強さと躍動感、エネルギーの凄まじさには圧倒されてしまうが、言葉でうまく表現できないのが口惜しい。“イメージの洪水”とは、まさにこういう映像をこそ言うのだろう。いずれにせよ本作はアニメーションの真髄というものを嫌というほど感じさせられた傑作である。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 9点(2004-09-14 00:38:22)(良:1票)
《改行表示》
1.あえて感想を言えといわれれば、フランス映画的な不条理な展開(実際はそれほど不条理でもないのだが)がどうこうということになるだろうが、正直言って、この作品を評する言葉を俺は持っていないのかもしれない、なんだかよくわからないけど胸に響く・・・いや違う、俺の胸なんか突き破ってどこかに飛んでいってしまった、そんな作品。ただひとつ確実に言えるのはネイティブな関西弁の恐るべきパワー、俺自身が関西弁ネイティブだからだろうが、現実離れしたシーンの数々にこの「言葉」が有無を言わせぬリアリティを与えている、これだけは間違いない。(関西圏以外の人がはついていけるのか、ちょっと心配) 先に書いたようにこの作品を評する言葉を俺は知らない、すなわち批判する言葉も持たない、それでも観て損をしたという気持ちは無い、少なくとも未知のものに触れることはそれがどんなジャンルのものであってもハッピーでスリリングだ、というわけで採点放棄の10点満点。 ps近いうちにもう一度劇場へ足を運びたいとおもう。
るねさん 10点(2004-09-04 20:01:42)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 6.97点
012.70%
100.00%
212.70%
312.70%
425.41%
5410.81%
6616.22%
7410.81%
8616.22%
9718.92%
10513.51%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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