ニーベルンゲン 第I部 ジークフリートのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ニーベルンゲン 第I部 ジークフリート

[ニーベルンゲンダイイチブジークフリート]
Die Nibelungen Teil.1: Siegfrieds Tod
1924年上映時間:115分
平均点:8.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1925-03-20)
ドラマファンタジーサイレントシリーズものモノクロ映画
新規登録(2004-09-07)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2010-07-10)【イニシャルK】さん
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監督フリッツ・ラング
キャストパウル・リヒター(男優)ジークフリート王子
マルガレーテ・シェーン(女優)クリームヒルト
ハンス・アダベルト・フォン・シュレトウ(男優)ハーゲン・トロンエ
脚本フリッツ・ラング
テア・フォン・ハルボウ
撮影カール・ホフマン
ギュンター・リター
製作エリッヒ・ポマー
美術エドガー・G・ウルマーセット(ノンクレジット)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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1
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5.《ネタバレ》 ガーーーーーーン!!!数年前に録画していた貴重なビデオテープがカビてしまったぁぁぁぁ!!!!再見してからと思っていたのに最早それも叶わない…。仕方ないから脳内メモリーだけでコメントすることにしますた。さて、本作は戦前神懸りモード全開のフリッツ・ラングが独ウーファ映画で古代ゲルマン伝説を壮大にビジュアル化した大傑作の第一部です。尤も本来は第二部「クリームヒルトの復讐」までも含めた「ニーベルンゲン」という一本の作品な訳なんですけど。私は衛星第二の澤登翠氏の鮮やかな活弁付きで視聴しましたが、キャラクターの把握や細かい台詞まで大いに助けられましたねぇ。氏の絶妙な節回しとモノクローム映像の甘美なコラボレーションを存分に堪能させてもらいました。矢張り本作中最大の見所はジークフリートが巨大な竜と対決する場面でしょう。実際に巨大に作られたという竜は現在の支店でじゃなくて視点で見るとコモド大トカゲみたいでチャチかもしれませんが、80年前の作品であるという事実が寧ろ驚異的なインパクトを私にもたらしてくれました。この衝撃に比べれば、数十年後に本物のトカゲにツノや背びれをくっつけて恐竜に見せようとした某SF映画などは志の低さが際立ちます。しかもそんな英雄ジークフリートも人間の悪企みの前に呆気なく死ぬというアイロニカルなオチが底の浅い子供向けファンタジー辺りと明らかに一線を画して大人の寓話たらしめている気がします。文句無し10点満点です! 
へちょちょさん 10点(2004-09-08 01:43:41)(良:2票)
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4.《ネタバレ》 ラングによるファンタジー映画の大作。第一部「ジークフリート」、第二部「クリームヒルトの復讐」。 同じ大作でも「ドクトル・マブゼ」は謎解きと犯罪活劇の面白さがそこかしこに満ちていたが、この映画はそれほど緊張がみなぎる作品だろうか。 そりゃあ細部にいたるドイツ美術の見事さには目を見張るし、ジークがドラゴン退治をするシーンは中々迫力があって面白かったが、それまでの20分はちょっと退屈だった。  この2時間30分の第一部は、大いなる序章に過ぎない。 むしろ第二部の2時間10分、特にラスト50分の凄絶な復讐劇こそこの映画の真骨頂!なので、思い切って第二部から見て見るのも面白いかもしれない。   さて話を一部に戻そう。 おどるおどろしいドイツ語の文字がかもしだす雰囲気、虹のかかる山、林と住民、剣を叩き鍛える青年、それを見守る老人。 老人に完成した剣を見せ、空を舞い落ちてきたワタが切れる。このセリフの無い導入部の5分間、完璧だ。  日の光を背に立つ城、黒い影をまとい移動する兵士たち。  上記でも述べた竜退治の迫力!一見すると巨大なトカゲがのそのそやっているようで拍子抜けする(眼は可愛らしすぎるし)が、造形や動き・演出が凝ってる。噂を聞いただけで、劇中では実質何もしないまま殺されるドラゴン。オマケに眼も可愛気で何処か哀しい表情。これじゃジークがただのDQNじゃないか(え?原作も大体そんな感じ?)。 滝が落ち、木の影から剣を抜いて様子をうかがう。剣を振り上げ火を噴くドラゴンの眼をえぐる!喉をついて血が流れ落ちる。剣にベットリついた血の跡。鳥だけがその一部始終を見ていた。 滝のように溢れる竜の血を、水につかるように浴びる。この間わずか3分。  ジークの旅は続く。霧がたちこめ、木がうねった不気味な森の雰囲気、変な網で透明になり変装もできる魔法のアイテム、月夜が差し込む渓谷、奇妙な洞窟、映像を映す光の玉、石になる人々・・・。  影のようにうねる砂絵の迫力!鳥、光と闇。  一色触発の事態を止める真の主人公とも言うべきクリームヒルトの登場。どうでもいいけどマユ太い。殺し合いそうになった男たちが手を取り合い、そして再び殺し合う運命。  男勝りなブリュンヒルデとの対決。炎で埋められた大地、そこにそびえる城。 中性的な顔立ちのブリュンヒルデ。石投げ競争、投擲による一騎打ち。使い込まれた盾を砕く一撃。戦士から“女”の顔になってしまう。 腕輪、ドロドロになっていく関係、ジークとクリームヒルトの淡い結婚生活、萌える木々が枯れていく残酷さ、森の中での競争、眼と影で表現される“暗殺”。異様な影で表現される“下手人”。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2015-06-09 21:04:04)
3.《ネタバレ》 まず一言!流石!流石である。フィリッツ・ラング監督、やはりこの監督はただ者ではない。モノクロの画面からひしひしと伝わってくる復讐劇としての怖さ、女の怖さ、全編モノクロであることがその怖さを更に醸し出している。何しろセットの素晴らしさ、確かに昨今の映画のような派手さは無いかもしれないが、子供騙しのお子様ランチ的な映画には無い映像作家としての素晴らしき映像センスの前にはCGなんてものがどれだけ映画において邪魔していることかよく解る。後半のジークフリートが戦う森の中での場面の緊張感とジークフリートを殺された恨みを晴らそうとするクリームヒルトの深い愛と悲しみとやるせなさ、女の復讐への恨みの怖さ、さて、この続きが気になって仕方ない。愛するジークフリートを殺されたクリームヒルトのこの後、どのような行動に出ることか?楽しみである一方で観るのが怖かったりもする。なにわともあれ、面白い映画である。
青観さん [ビデオ(吹替)] 8点(2010-07-04 21:08:06)
2.これを二つにわけて採点評価することにムリがあるような気がするのだけど、ま、ムリヤリ点数つけますが、どうしてもこれ単体だと尻切れ感が・・。1924年以前の他の映画を観ればよくわかるのだけど、いわゆる特撮がずば抜けている。たしかに龍の造形は今観てどうなのかといえばちゃちいのだけど、人が石に変わるシーンなんかは今観ても凄い。そして壮大なお話をここまでわかりやすく見せてしまう手腕はお見事の一言。ラングのサイレント映画は物語に引き込まれてしまう。あぁ美しいクリームヒルトよ、どうしてそんなバカなことを・・。
R&Aさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-08 16:58:58)
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1.いやぁ、観ましたよ、やっと。フリッツ・ラングのニーベルンゲン。 なんか観ただけで満足できる不可解な発音のニーベルンゲン。 いやー、発音だけでも素晴らしい。 神がかり的なのはこの頃のラングだけでなく、発音もだ。 “フリッツ・ラングのニーベルンゲン ジークフリート” なんか呪文の様に唱え続けたい語呂ですね。
にじばぶさん [ビデオ(吹替)] 6点(2007-10-01 00:21:31)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6120.00%
7120.00%
8120.00%
9120.00%
10120.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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