愛人/ラマンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > 愛人/ラマンの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

愛人/ラマン

[アイジンラマン]
The Lover
(L'AMANT)
1992年上映時間:116分
平均点:6.47 / 10(Review 85人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー小説の映画化エロティック
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-02-19)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ジャン=ジャック・アノー
キャストジェーン・マーチ(女優)少女
レオン・カーファイ(男優)中国人青年
メルヴィル・プポー(男優)下の兄
ジャンヌ・モローナレーション
深見梨加少女(日本語吹き替え版【VHS&DVD】)
原康義中国人青年(日本語吹き替え版【VHS&DVD】)
藤波京子母(日本語吹き替え版【VHS&DVD】)
成田剣上の兄(日本語吹き替え版【VHS&DVD】)/下の兄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
仲野裕下の兄(日本語吹き替え版【VHS&DVD】)
天野由梨エレーヌ・ラゴネル(日本語吹き替え版【VHS&DVD】)
谷育子ナレーション(日本語吹き替え版【VHS&DVD】)
田中敦子〔声優〕少女(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
松橋登中国人青年(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
藤田弓子母(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
平田広明上の兄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
渕崎ゆり子エレーヌ・ラゴネル(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
奈良岡朋子ナレーション(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
原作マルグリット・デュラス
脚本ジェラール・ブラッシュ
ジャン=ジャック・アノー
音楽ガブリエル・ヤレド
撮影ロベール・フレース
製作クロード・ベリ
字幕翻訳古田由紀子
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
12345
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
85.うちの実家の「オデオン座」はこの映画となんと「ターミネーター2」をセットにした。昔から、「インナースペース」と「ラバンバ」をセットにしたり、「ナウシカ」と「戦場のメリークリスマス」をセットにしたりと子供に取っては酷な緩急をつける。帰りのファミレスで、やっぱりターミネーターよりこっちの話題で持ち切り。外人の女の子ってやっぱりかわいいべさー。
セクシーさん 10点(2003-11-22 01:55:14)(笑:2票)
84.この映画がよかったかどうか関係無しに、この映画がはやったころ、私は毎日オサゲにして三つ編みをきつく編みました。
cock succer blues leeさん 5点(2003-11-11 00:15:55)(笑:2票)
83.昔、職場の先輩(♂)が「チャイナドレスの原理」について説明してくれたことがある。見えそで見えないから心惹かれてセクシーに感じるんだよ~、と言っていた。官能的な映像と言うのは、明け透けなセックスのシーンではなく、もっと別の見る側のイマジネーションを掻き立てるものだと私は思う。画の一つ一つはとてもきれいだったが物語にも共感できず、かつ、セックスシーンの多いこと。この映画の場合、二人の間にある感情が曖昧だからポルノっぽく見えてしまうのではないだろうか。もっと別の表現方法があってもよかったと思う。公開当時、女の子5人くらいで映画館に見に行ったが、エッチなシーンで一回隣の知らない人がギュウッと手を握ったため、エンドロールが始まってすぐに映画館から飛び出した。後から出てきた友人が「マダム風女性だったよ。」と教えてくれた。あの気持ち悪い思い出のせいでレビューも点数も辛口になってしまった。
のはらさん 5点(2004-01-11 21:57:22)(笑:1票)
《改行表示》
82.《ネタバレ》 最後まで少女が華僑の男に対して冷たくそっけないのはやはり人種差別があるのですね。「中国人なんてこっちからは望まないわ、ただお金持ちだからよ」というような態度でした。けれどフランスに帰る船上でピアノの演奏を聴くうち、こらえていたものが一気にふきだし泣き崩れる、なんだかよくわからないけどとにかく無性に哀しいという気持ちというのでしょうか。 10数年ぶりに再見してみたら結構新鮮でした。今回は少女も中国人の男も最後まで名無しだったことに気が付いた。 今までお気楽に女と寝ることくらいしかすることのなかった資産家の32歳の男が初めて女を愛することと、それが受け入れられない成就できない苦しみを知り、苦悩する。早熟ではあるけれどこの男の想いを受け止めるには彼女は幼い。10数年前に観た時よりもレオン・カーファイが魅力的でした。 そしてジェーン・マーチとレオン・カーファイの演技力の差があまりにもありすぎて、ジェーン・マーチが気の毒になってしまいました、雰囲気はあるけどやっぱりヘタなんです、ジェーンちゃんが。でもその演技の差がそのまま映画の中の二人のギャップを表現できたとも言えるかも。そういえばレオン・カーファイが撮影で戸惑ったことは、ジェーン・マーチとのジェネレーション・ギャップだったとインタビューで答えていたっけ。 そのギャップを補う役割みたいなナレーションなんですが、マルグリット・デュラスの「自分大好き、自分賛美」満々みたいな内容がちょっとイヤです。デュラスは映画のデキが商業的すぎると怒ったそうですが、この物欲的な人間ばかり登場する話をどうすれば芸術作品にできるというのか・・・ジャン・ジャック・アノーは大変いい仕事をしたと私は思います。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-12-03 01:44:34)(良:1票)
81.《ネタバレ》 ラストが結構よかったです。少女を車の中からそっと見送る場面。遠くから車だけ映し、男の顔など一切映らない。映らないのがとてもよかった。あれがなければ私の中では「う~ん」という映画で終わってしまっていたと思います。ジェーン・マーチって綺麗なときとそうでないときの落差が激しい。歯が原因じゃないかと思うんですが・・・
きょうかさん 5点(2003-11-09 18:00:46)(良:1票)
80.デュラスのカッチョイイ文体の映像化など、所詮は熊や原始人が出てくる下品な動物映画の監督にゃ無理だとは思っていたものの、ここまでえげつないポルノ映画にするとは。ご高尚ぶっているだけによけい腹立たしい、ある意味『エマニエル夫人』よりもタチの悪い最悪の植民地主義ノスタルジーにうんざり。でも、日本人、こういう映画が好きあるね。
やましんの巻さん 0点(2003-06-11 16:56:37)(良:1票)
79.《ネタバレ》 正直、レオン・カーファイはともかくジェーン・マーチの演技はかなりボヤっとしてる様に感じられて、中盤くらいまではあまりピンと来てなかったですね(エロ描写も、映画の描写として or 時代的なレベル感としてはそこそこ高度かとも思いますが、ゆーてそこまで…という感じでもあったので)。ただ、あまりにも醜悪な彼女の家族の描写(⇒その後には男の方の家族も似た様な有様だというコトも分かるのですが)を見るに、やはり彼女の「動機」の主たるモノとゆーのは一種の「反抗」であり、ただその中でも同じ境遇を生きるコトのシンパシーから二人の関係性は次第に真実味を帯びていった…という部分については最終的にはそこそこしっくり来ましたかね(まあソコも含めて、ワリと普遍的=在り来りな話だとも思いますケド)。特にエキゾチックな画づくりの感じが好みだったコトもあり、まあまあ楽しんで観れたかなとは思います。悪くはなかったかと(ゆーてジェーン・マーチもかなり高度な小悪魔系合法ロリで相当に可愛かったですし)。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 6点(2022-06-26 11:11:01)
《改行表示》
78.ロリータ(エイドリアン・ライン版)はなかなかドキドキさせられましたが、ラマンはちょっと退屈してしまいました。もっとこう、イメージ的に「青い蕾」感を期待しましたが、期待の仕方が間違っていたのかどうも淡いエロというものはほとんど感じられませんでした。(まあ、私の見方が悪いんでしょうねえ)  チャンスがあればもう一度見てみるかもしれませんが、前半はちょっとダルいし後半はなかなかヌルいしで、思った以上にメンドクサイ映画でしたから無理かも。
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 3点(2021-12-31 12:59:59)
《改行表示》
77.《ネタバレ》 中国人青年を演じるレオン・カーフェイが、ジェーン・マーチと知り合ってからエッチするまでの場面で、初めてひとりでエロ本を買いに行く中学生みたいな演技をしていて、微笑ましいというか叱りつけたくなるというか、なかなか絶妙な演技を見せてくれるのですが、こういう描写は、原作小説にはほとんど見られない要素ですね・・・などと偉そうなコトを言えないのは、原作を読んだ記憶はあるのに内容をサッパリ覚えていないからで。久しぶりに本棚から取り出してパラパラめくり、まるで内容を憶えているかのごとくこうやってコメントを書くのも、我ながら、どうかと。スミマセンです。 映画の方は、途中からエッチシーンが連発され、昼日中にくんずほぐれつやってる一方で、表の通りには日常の喧騒があって。ってな描写が、退廃的で独特の雰囲気。ただ、それをいくら繰り返してもあまり変わり映えがせず、だんだん「こういうのは結局、映像では伝わらないよね」と投げやりになっていくような印象があって(ホントにアノーがそんな事を思っていたとは思わんけど)。 ラストの「ショパンのワルツに涙する」というのは、これまた陳腐な話だ、と思ってたら、これは原作にもあるエピソードでした(もちろん私はこれも覚えてなかったけど。スミマセン)。少なくとも、映画で見せるには、これは陳腐だと思うのですが、どうでしょうか。 三人称で語りつつも実際は一人称の物語である原作に対し(・・・スミマセン)、映像作品である本作には、幾分、客観的な視点があり、中国人青年の立場、というものも織り込まれているのだけど、何となく、「家畜人ヤプー」を白人の立場から描くとこんな感じになるのかな、とも思ったり。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-31 08:47:29)
《改行表示》
76.《ネタバレ》 1929年の仏領インドシナ。家から寄宿舎に向かうため、15歳半の少女が貨物船に乗っていた。彼女は母親と二人の兄の四人で暮らしている。長兄が乱暴で素行が悪く、家族の悩みの種となっており、家庭内の雰囲気も良くない。 自らが選んだ男物の帽子をかぶり、物憂げな表情でデッキに立つ少女のそばに黒いリムジンが停まっている。その中から少女を見つめる男がいた。車から出た男は、少女にタバコを勧める。華僑の金持ちの息子と名乗るその手は震えていて、落ち着かない様子だ。「寄宿舎まで車で送る」という男の申し出を少女は受ける。道中では、男は少しずつ少女の手に触れ、握る。少女もそれに応えるように握り返す。 次の日、少女が寄宿舎から学校へ行こうと門を出ると、昨日の黒いリムジンが停まっていた。中の男を見た少女は、閉まっている後部座席の窓にキスをする。 学校の帰り、待っていた男の車に乗り込む少女。車はチョロン地区と呼ばれる中華街へ。外の喧騒が聞こえる広い部屋に通された少女。男はここを愛人と会う部屋と説明するが、「私は怖い」とも言う。少女は「ただ抱いてほしい」。二人はそっと、やがて激しく交わるのだった…。  本作で感心するのは、少女の心理を巧みに描き出しているところだ。  男の愛人となった少女。彼女はセックスを反乱とする。まるで、阿片に溺れて家庭内を殺伐とさせる長兄を大事にする母親や、長兄自身に対するあてつけのように、自らの体を傷つけながら肉体的な快楽をむさぼり、金銭を得る。セックスに対するこういった感情は女性特有のものであると思われる。実際、世の中にも同じように考えて行動する女性も少なくなさそうだ。  愛人生活の中、いや、もしかしたらそれより前、初めて男と出会った時からの、男に対する少女の不安定で揺れ動くような恋心や愛情があちこちのシーンから感じられるところも本作に深みを与えている。 彼女がフランスに帰ることになり、男と別れる段階になってからようやく男への複雑な愛と、それが成就しない悲しみを自覚し始めるところも若干ドラマ的ではあるが、決して悪くない。  一方、男の描写は、少女のそれに比べるとソフトな――あえて強く言えば浮世離れした――描かれ方がされているように感じる。 緊張しながらも少女と愛人関係を結んだ男。頻繁にセックスする二人だが、そのプレイはどこか緩慢に見える。 父親の決めた相手との結婚をすることになった後、自らの欲望や気持ちを優先せず、少女の気持ちを考えるようになってしまうと、「僕を愛していない君は抱けない」と心を閉ざしていき、やがて性欲も消える。 少女の長兄が阿片でかかえた借金と渡航費を負担する。盛大な結婚式が終わり、少女が乗ったフランス行きの客船を黒いリムジンの中から(少女が見つけてくれるとは限らないのに)見送る。 こういった男の描写は、女性が好む、女性向きの描写のように思えてしまう。 原作が、フランスの女性作家による自伝的小説であることも大きく関係しているのであろう。本作のターゲットは女性なのではないか。  僕の結論。本作は女性向けである。男性側から考えると、女性の心理を知ることができる映画であり、女性と観ると盛り上がれる映画であるかもしれない。だが、心から楽しめる映画とは言えない。
はあさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-12 16:58:19)
75.《ネタバレ》 登場人物に魅力を感じないので、セックスシーンも何も感じない。ジャンジャックアノーって駄作と傑作の両極端なんだよね。「薔薇の名前」とか「スターリングラード」とかは人物に魅力があって、面白かったけど、「子熊物語」とかこの作品はう~ん、どうなんでしょう。「子熊物語」なんてメスの熊のお尻見て、オスがムラムラくるシーンがあるような野暮な作品でね。ひどかった。この映画は、話に起伏がないし、映像はきれいなので、BGM(バックグラウンドムービー)にいいかもしれない。タイトルに騙されて、借りた人も多いんじゃないかな。自分は某レンタル企画の一品だったので観ました。あの企画、かなりの高い確率で面白い作品が多いんだけど、どうしてこの作品をチョイスしたのかが分からない。ロマンスのかけらもない作品だったよ(涙)。
トントさん [ビデオ(字幕)] 5点(2014-01-21 08:46:20)
《改行表示》
74.《ネタバレ》 没落して荒みきった白人家族がレストランの料理にがっつきながらも金持ちの中国人を蔑んでいるのが滑稽。 金づるでしかない扱いに傷ついた男が、少女と愛のない乱暴な性交の後、少女からお金を要求される。 二人の間に愛情があったとしてもそれは押し殺し、つながりがお金でしかないと割り切ろうとしているよう。 ストーリーは官能映画そのものだけど、洒落た雰囲気があって下品になってはいない。 異国情緒たっぷりで、絵になるような映像。 ただ、男のキャラに魅力を感じないのがラブロマンスとしては致命的。、 働きもせず親の金で暮らして少女を愛人にしセックス三昧の中国人になんて、好感の持てるわけもない。 自分の無力さに少女の前で涙を流すだけというのも、情けないというより気持ち悪い。 撮影当時ジェーン・マーチは19才だったようだが、設定の15才に全然無理がないくらい華奢で幼く見える。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-12 23:25:58)
《改行表示》
73.絵がとにかくきれいな映画。 舞台設定が1920年代の仏領インドネシアということで、ちょっとピンとこない部分もあったけど、一風変わった愛の描き方が新鮮だった。 人種差別を背景に、許されぬ関係という点だけはお約束のストーリー展開だったが、情感たっぷりの映像が心を打つ。 大人びたヒロイン、相手役の男優さんと、キャスティングも悪くない。 絡みのシーンもそこそこあるけど、内容や作りはやっぱり女性向けなのかな。 情緒に溢れた耽美な作品が鑑賞したい人に……。
MAHITOさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-05-16 00:57:04)
72.《ネタバレ》 原作者の自伝的作品とあって、特に何を言いたいという事もなく、若き日の体験が赤裸々に綴られていく。少女は愛を知らず、大人は皆弱かった。情緒的な映像が素晴らしく、ベッドシーンまで美しく撮れている。何よりジェーン・マーチの裸体はそのままで芸術。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-03 13:38:28)
《改行表示》
71.《ネタバレ》 学校の教科書に載るような文学作品で、純文的な味わいが映像に落とし込まれているあたりに作りの良さが伺える映画だった。結構満足感がでかい。  やりきれない思いとか、自分の意志でどうにもならない恋とか。どう考えても自分には重なりようがないのだけど、スゥっと心にしみこんできてしまうお話だった。  で、なぜだかわからないけど、この映画を思い出すと同時に思い浮かぶのが「氷の微笑」。なぜだ。公開当時あった同時上映だったのだろうか。誰と見に行ったのか思い出せないけど、湘南の夕方を思い出す。
黒猫クックさん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-07 17:13:40)
70.《ネタバレ》 ちょっと露骨すぎかなぁ  出会いからそこに至る過程が強引過ぎる気がするが まぁそんなもんか  お金持ちボンボンのロリータ趣味には付き合ってられんね が、正直な感想  どちらかといえば、お母さんの半生(後半本に書くことを決めたといっていた)の方が大いに気になる  騙された役人たちのこと、廃屋で話す二人の背景に広がる荒れた土地のこと  きっと波乱万丈な人生だったんだろうなぁと考えてしまったりして(あ、ジェーン・マーチは可愛かったと思いますよ) 湿っぽくて、でも乾いている 映像美は 独特の美しさがアリマシタ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-04-06 08:08:36)
《改行表示》
69.《ネタバレ》  まず、この映画で描かれてる時代が、どんな時代か理解する必要があると思う。 オーストラリアではアボリジニーが害獣のように殺戮され、アメリカ南部では黒人へのリンチが頻繁に行われ、日本が国際連盟に提出した人種差別撤廃案が一笑にふされた時代。  そんな時代に、普通の意識をもった白人の少女が中国人の男性に恋愛感情を持つこととかあり得ない。だからこそ、男は少女を愛すれば愛するほど、幻想を持つことが怖いために、あくまで少女の自分への思いは金目当てだけであると思い込もうとした。だから、愛情を金でしか表現できなかった。  少女の方も、まさか自分が中国人に愛情を持ったとは気づかず、あくまで気詰まりな家庭環境からの逃避の手段とくらいしかみなしてなかった。  しかし、彼女は彼を愛していた。船上のショパンのピアノで気づかされ流される彼女の涙は悲しい。 (ジェーン・マーチ、この映画の撮影時19歳、よく19歳にして15歳に見える少女を見つけたものだと思う。ただ、反面彼女の実際の母親は、ベトナムと中国人のハーフなので、かなり容貌に東洋的なテーストがあるのは、この映画の本質から言えばどんなものかな。  ところで、たとえ演じている女優18歳以上であっても、演じられてる役柄が18歳未満であると、準児童ポルノには該当するとのこと。従って将来、この映画を所持していると逮捕されるようになる可能性は否定できない。しかし、そうなったからといって到底、廃棄する気にはなれない。ま、どうせろくな人生送ってないんだから「愛人 ラマン」のために処罰されるのも、面白い生き方かな)
rhforeverさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-14 10:50:10)
68.ジェイン・マーチは少女マルグリットからは遠く思われるのだけれど、あからさまな濡場も感心はせぬのだけれど、ショロンとサデックのあの情景、連れ込み部屋の外の雑踏は眼と耳から20年代のインドシナへ心を運ぶ。出会いの日少女を威圧するように大きかった黒塗りのリムジン、男の権力と財の象徴であったそれは、別れの日のサイゴンの埠頭では潰れた甲虫のような打ち拉がれた姿を小さく日に晒して、彼女が海上で流した涙よりもさらに哀しく。
レインさん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-24 05:27:33)
《改行表示》
67.《ネタバレ》 かなり昔、アジアの湿度と埃っぽい雰囲気に憧れて映画館で観賞致しました。 映像と音楽が素晴らしかったです。 話題になっていた情事のシーンも猥褻ではなく、エロティックの範囲で撮られていたように思います。 少女の年齢と二人の関係は道徳的な角度からはいろいろと問題があると思うのですが、観賞時は映像と音楽に聞き惚れて、この世界にダイブするのがよろしいかと思います。 少女の「私はついてる」の言葉通り、15歳半の少女が愛人になるにあたって、あの御曹子は精神的ショックが少ないですむ相手だったんじゃないでしょうか?(中国人だったり、なれてるとか、育ちが良い、とか) 後日、DVDで鑑賞した時に吹き替えで観たのですが、ナレーションの女性がとても良かったです。
果月さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-13 17:19:26)
66.淫靡さを正面から描いて成功していると思う。愛情・人種・貧富。いろいろな要素が詰め込まれていて奥深い。ジェーン・マーチの感情が表に出ない演技は秀逸。
アンドレ・タカシさん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-06 21:30:30)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
12345
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 85人
平均点数 6.47点
011.18%
100.00%
222.35%
333.53%
444.71%
51214.12%
61618.82%
72731.76%
81011.76%
944.71%
1067.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 5.25点 Review4人
chart

【アカデミー賞 情報】

1992年 65回
撮影賞ロベール・フレース候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS