【ボバン】さん 6点(2004-03-04 01:10:38) (笑:2票) |
《改行表示》30.《ネタバレ》 ウィキペディアからの俄知識で情けないですが、サン人は、地球最古の人類と呼ばれているらしいですね。 リーダーのいない小集団・その日暮らしの狩猟生活・ラクダのように脂肪を溜め込んだプリッとしたお尻。遠い遠ーいご先祖様が営んでいたかもしれない暮らしぶりを、とても興味深く観ました。 作品が世に出てから既に40年近く。 およそ7万年前にアフリカを出て行ったヒト達の築いた文明は、現代になって瞬く間にサン人の文化を侵食し、おそらく映画にあったような生活を送る人々はもう居ないのでしょう。 「人類の多様性が失われるのは寂しいことだ」と、身勝手にも、高度文明に寄生している私は思うのでした。 でもこの映画は、決してサン人を貶めてはいないと思いますよ。 未開の地で家族達と穏やかに生きてきたブッシュマン、近代文明にいて複数の奥さんをもつアフリカの案内人、高度文明にいながら一人の女性とも上手く関われなかった青年。 文明は有難いものだけど、更に有難く得難いものがある、と考えさせてくれる良い映画でした。 【ぱいなぽ】さん [地上波(吹替)] 8点(2016-08-22 02:07:43) (良:1票) |
29.ドリフみたいなこんなドタバタコメディー初めてですよ。ベタな笑いなのについつい笑ってしまうのが悔しい。コメディー的なものだけではなくてちゃんと考えさせられる場面もあり、現代の象徴であるコーラの瓶がコンサインマン達の生活にどう影響したかを深く追求していくストーリー展開が魅力的でした。話が飛び飛びなのが気になりましたがニカウさんの笑顔が素敵なので目を瞑ります。 【未歩】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-19 16:30:01) (良:1票) |
28.CivilizationとPrimitiveの対比によって笑いを誘おうとコテコテの寒いネタで勝負をかけ、ニカウ氏の素朴で天衣無縫な個性にひたすら”おんぶにだっこ”な安直極まる作りの余りにも下らない一篇。もう全然まるで一切ちーっともてんでどうにもこうにも笑えない。ってか、何か無性に腹が立つ。アパルトヘイト時代の南ア共和国(の白人のゲスな優越感)を偲ばせる珍品的な死霊じゃなくて史料価値に4点。 【へちょちょ】さん 4点(2005-03-05 03:11:16) (良:1票) |
27.非常に単純な「文明批判」がひとつのテーマなんだけど、文明批判という意味ではチャップリンの「モダンタイムス」なんかより、ずっとリアルだし、伝わってくる。物語の展開も楽しく、ラブストーリーとしてもほのぼのしていてよい。ラストのナレーションは心に残る。楽しく生きたいと思う。 【コウモリ】さん 9点(2004-05-01 15:20:16) (良:1票) |
26.理解できない人も多いと思うが、日本人でも地方によっては”中身がこういう人達”というのはいる。横溝正史の作品なんかに出てくる陸の孤島みたいな地方は本当に存在するし、そこで暮らす人々は皆、ニカウさんと共通点が多い気がしてしょうがない。決して身なりとか着ている物がと言っているのではなく、「日が昇るから起き、食べる為だけの仕事をし、日が沈んだから眠る」という生活を送る人達だ。彼らと接し、レース編みを大事そうにかけた国営放送しか映らないテレビの前で語らいをもってみれば、我々の生活はもしかしたら「無駄な事の為に四苦八苦しているのでは?」という気がしてくる。この作品を観る度、いつかのそんな経験を思い出させてくれた。映画とは何も知識や芸術、娯楽、快楽だけのものではなく、時に人生を振り返る気にさせてくれる作品もあるという事だ。(てな事言っときながら3点って・・・) 【シュールなサンタ】さん 3点(2003-05-31 00:41:00) (良:1票) |
25.ケッタイな映画でした。久米明ではないが日本語のナレーションで始まって身構えてしまうと、コマ落としの喜劇になったりし、また主人公の顔が昔っぽくてノスタルジーさせたりして、変なの。意識した前衛手法じゃなくて、スタイルに対する無関心なんだろう。話の枠組みは無邪気な差別が感じられるひどいもんだけど、カイの表情がいいんだ。なにかドタバタやってて次にじっと歩いていくカイに変わるところは実におかしい(と感じるのもちょっと差別あるのかな)。自意識に汚されてない表情。それとアフリカの独特の樹木や、キリンの首が並んでいる場面などはかなり壮観。女教師を迎えるアフリカ教会音楽風の歌もいい。劇映画として観なければ、まずまず楽しめる。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-11-09 12:00:10) |
24.まだ子供だった頃、これ好きで大笑いしながら観ていました。でも、大人になった今、新ためて観てみると全然面白くなかったでした。結構、人種差別的な思想の濃い作品でもあったんですね。当時、この作品に否定的な団体がいましたが、その意味がようやく分かりました。でも、「ロード・オブ・ザ・リング」のパロディで現代文明を風刺するような切り口は良かったです。 【憲玉】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-11-04 01:06:23) |
23.当時ちょっとしたブームで、宣伝に乗せられて見にいきました。でも同時上映の「MrBOO!アヒルの警備保障」のほうが中学生のガキには合ってました。なんだったんだろう、あのドキュメンタリーでも観ているような間延びしたような緩みっぱなしの画面は・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-06-12 14:43:22) |
22.ニカウじゃなくてニカワだとずっと思ってました。 【金子淳】さん 1点(2004-07-08 17:11:16) |
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21.It’sニカウニカウ。二カウさん亡くなったんですね。御冥福をお祈りします。 【モチキチ】さん 6点(2004-03-13 14:59:34) |
20.ただひたすら主役を演じた(?)ニカウさんの魅力を感じればよい映画。いまにして思えば、ブッシュマンと呼ばれる人たちを自称文明人がおもちゃにしているような印象はいなめない。そこには自然な暮らしに対する憧憬もなかったようだし。高田馬場の映画館で20年ほど前に観たけど、数人のアメリカ人がうけまくっており、彼らの反応を見るほうが面白かった。なお、当時ニカウさんがソルボンヌ大出身だといったようなガセネタが多く流れたが、眼力のない小生でも、さすがにそれはないと彼を一目見ただけでわかった。ご冥福をお祈りしております。 【バッテリ】さん 6点(2004-01-22 22:22:56) |
19.当時は、こちらこそ物珍しさと面白半分でしか見てませんのでしたけど、今にして思えば、あの時にアフリカ人とは?って良い社会勉強をさせてもらってたものだと思われます。ニカウさんて、ほんとに憎めませんでしたね。子供心をとても楽しくさせてくれるひとでした。 【3737】さん 5点(2003-12-24 00:28:25) |
18.テレビに出てたニカウさんの言葉で「チッドレ!」と「カジャ」を覚えましたが、これからの人生で役に立つ事はなさそうです。むしろ役立たない方がいいです。文明にどっぷり浸かった人間が、あの種族と交流を持つべきじゃないですからねぇ。文明人のドタバタ物語は野暮ったいばかりでしたが、ニカウさんの生活は興味深く、でも、そういうのに憧れを抱いたり、抱かせたりするのは、ちょっと違うんでない?とも思ったり。自分らのテリトリーで馬鹿やってれば、それでいいじゃない。 【あにやん🌈】さん 5点(2003-12-22 12:57:54) |
17.この手の作品に踊らされ易い日本にブームを巻き起こした本作。でも、どこか憎めない故・ニカウさんの人となり性格は親しめるものが有りました。そもそもツッコむような作品では無いので…。 【_】さん 3点(2003-10-26 02:30:47) |
16.チヤホヤされても、純朴なままのニカウさんに好感を持った。 【ロカホリ】さん 5点(2003-10-19 15:18:12) |
15.正直つまらない・・空き瓶を捨てに行くアイデアは面白いんだけど・・・ニカウさんの優しそうな笑顔がいいですね。 |
14.私的には昔からそれほど面白いとも思わないが、文明人とといわれる人には面白いんでしょうか。アメリカ人?ってのは勝手によその国にあがりこんで笑いものにしたり、殺したり、望んでないのに民主主義?を押し付けて困った野蛮人です。 【亜流派 十五郎】さん 1点(2003-09-15 18:47:41) |
13.最初のブッシュマンの生活を紹介していくところが一番面白かった。吹き替えナレーションも絶妙!ただ、文明人が出てきてからはただのドタバタコメディーと化してしまったのでちょっと残念。 【きのすけ】さん 7点(2003-08-11 11:09:11) |
12.今日の朝刊に、ニカウさん逝去のニュースが。というわけで、今日は本作へのレビューが殺到してるかも知れませんが、ワタシも追悼文を是非。当時圧倒的話題を集めた本作、笑いあり、アクション有りの楽しい映画で、特に例のジープのシーンは映る度に劇場内爆笑の渦でした。ワタシも勿論笑い転げたよ。しかしやっぱりニカウさんの存在なしではこの映画は有り得ません。他の映画に無い独特の微笑ましさがあります。まあ、現在でも通用する笑いかと言われれば、すこぶるあやしいけど・・・。 【鱗歌】さん 7点(2003-07-05 21:30:01) |