ハリーの災難のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ハリーの災難

[ハリーノサイナン]
The Trouble With Harry
1955年上映時間:99分
平均点:6.35 / 10(Review 60人) (点数分布表示)
公開開始日(1956-02-26)
サスペンスコメディミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-09-02)【TOSHI】さん
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監督アルフレッド・ヒッチコック
キャストエドマンド・グウェン(男優)アルバート・ワイル船長
ジョン・フォーサイス(男優)サム・マーロウ
シャーリー・マクレーン(女優)ジェニファー・ロジャーズ
ミルドレッド・ナトウィック(女優)ミス・アイビー・グレブリー
ミルドレッド・ダンノック(女優)ウィッグス夫人
ローヤル・ダーノ(男優)カルビン・ウィッグス保安官代理
フィリップ・トルークス(男優)ハリー(ノンクレジット)
アルフレッド・ヒッチコック(男優)サムの屋外展示のそばを通り過ぎる男(ノンクレジット)
富田耕生アルバート・ワイル船長(日本語吹き替え版【BD / テレビ朝日】)
雨蘭咲木子ジェニファー・ロジャーズ(日本語吹き替え版【BD】)
久保田民絵ミス・アイビー・グレブリー(日本語吹き替え版【BD】)
咲野俊介カルビン・ウィッグス保安官代理(日本語吹き替え版【BD】)
羽佐間道夫サム・マーロウ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小原乃梨子ジェニファー・ロジャーズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
水城蘭子ミス・アイビー・グレブリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
竹口安芸子ウィッグス夫人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木るんアーニー・ロジャース(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
若本規夫カルビン・ウィッグス保安官代理(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
槐柳二グリーンボー医師(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田村錦人大金持ち(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ジョン・マイケル・ヘイズ
音楽バーナード・ハーマン
作詞マック・デイヴィッド挿入曲"Flaggin' the Train to Tuscaloosa"
撮影ロバート・バークス
製作アルフレッド・ヒッチコック(ノンクレジット)
パラマウント・ピクチャーズ
制作グロービジョン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給パラマウント・ピクチャーズ
特撮ジョン・P・フルトン(特殊効果撮影)
美術ハル・ペレイラ(美術監督)
サム・カマー(セット装飾)
エミール・クーリ(セット装飾)
衣装イーディス・ヘッド
ヘアメイクウォーリー・ウェストモア(メイクアップ・スーパーバイザー)
編集アルマ・マックローリー
その他C・O・エリクソン(ユニット・プロダクション・マネージャー)(ノンクレジット)
ネタバレは禁止していませんので
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60.鮮やかな緑、黄、紅・・・。ヴィスタ画面ではハリーの全体を横長に据えるのではなく、足の裏のアップなど縦に捉える構図のユニークぶりが楽しい~。オープニングクレジットで横に転がっているハリーのイラストがお気に入り~。オトボケ調のハーマンの音楽もお気に入り~。銀幕デビューのキュートなマクレーンはもっとお気に入り~。ハリーの見え隠れとともに、取り巻く連中も自らの思惑や打算や思い込みが見え隠れし、妙な連帯感が生まれているところへ、スケッチされたハリーまでもが目を見開くユーモア性にヒッチを見ました。しかしホンマの災難は、職務に忠実であるだけで、観客から敵視される保安官代理のカルビンですな。
彦馬さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-07 17:13:18)(良:3票)
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59.《ネタバレ》 ヒッチ・コックが、観客を怖がらせるでもなく、騙すでもなく、おとぼけに徹した作品。何ということもないアイデアだけで、100分近く見せてしまう技量は、やはり大した才能だと認めざるをえない。出演者が、例のものを、埋めたり、堀りおこしたり、また埋めたりをなんだか楽しそうに演じているので、現実にはありえない話が、ありえそうな感じの話として仕上がっているのがおかしく、私好みであった。ところで、IMDbなど細かくチェックしているわけではないが、この作品が、本作に先 駆けること6年前に製作された名画「第三の男」のパロディだという説を唱えているのは世界広しといえど、多分、私一人くらいのものであろう。ただし奇天烈な説と笑うことなかれ。至って私はマジメなのである。これからの説明をとくとご覧になってから、成否のほどを吟味していただこう。ご本家のストーリーをよく思い出していただきたい。ラストシーンがあまりにも有名な、男と女を描いた話として記憶されがちだが、そういう色っぽいところを捨象すると、ざっくりいって、埋めたり、掘りおこしたり、また埋めたりというストーリーではなかったか。だからこそ、この作品の主人公はトムでもなくジョンでもなく「ハリー」でなくてはならなったのである(本当はラストネームが別。でもこう考えたほうが楽しいではないですか)。
南浦和で笑う三波さん 8点(2004-02-22 15:51:10)(良:2票)(笑:1票)
58.「あ~~もういいよ!ハリーの事は俺に任せろ!」と叫びそうになった自分は完全にヒッチコックの掌の上。
オニール大佐さん [地上波(吹替)] 8点(2008-11-25 22:40:05)(笑:2票)
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57.《ネタバレ》 ハリーも災難ではあったが、従来のヒッチコック作品と思って観てしまうと、鑑賞者の方がある意味災難に遭います。  でも何故か好きな作品でして、その理由を考えてみたら日本人にとっては落語っぽい話のような気がします。  ほのぼのとしたなか、閉まりの悪いドア、昨日・今日・明日を把握してない坊ちゃん等、何気ない小ネタが上手く絡まっております。  そして紅葉がとても綺麗なので秋口に観ると気分が高まります。  この作品がデビュー作のシャーリー・マクレーンの初々しさも必見。  個人的ツボは、ハリーの履いていた靴下の柄が中年男としては素敵!! このセンスを見習いたい?と思った次第です。  
ぐうたらパパさん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-29 01:46:40)(良:1票)
56.実に礼儀正しい死体なんだな。一番日常の対極にあると思われているものが、美しい田園風景の中にあることのおかしさ。しかも誰もびっくりしないの。絵描きがスケッチに描き込んでから気づくユーモア、船長のいろいろな独白も面白かった。とにかく語り口のうまさね。みながシャベル持ってぞろぞろ歩いている楽しさ。あるいはオールドミスが告白すると決意する中に含まれている“自分だって男に襲われるのよ”と公言したい気持ちの微妙さ。そして無駄のなさ。靴を盗んでいった浮浪者も、気づかぬ医者もちゃんと役立つ。開いてしまうドア、子どもの言い間違い、まで。ここまで丁寧だと窮屈に感じそうなのに、そこがイギリス生まれの人の根っからの体質なのか、品の良さなのか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2013-03-04 09:47:29)(良:1票)
55.《ネタバレ》 アルフレッド・ヒッチコック監督と言えばサスペンス一筋で有名な監督だが、この映画は森の中で発見された一体の死体をめぐる騒動を描いていて、緊迫感などはなく、実にほのぼのとしたタッチのブラックなコメディーに仕上がっている。死体を発見したら普通は驚くと思うのにこの映画の登場人物たちはすごくあっけらかんとしていて終始明るい雰囲気なのがいいし、みんないい味を出している。死体が登場人物たちの都合によって何度も埋められたり掘り返される展開は、死体に思わず同情しながらも実にブラックで、思わず笑わされてしまった。シャーリー・マクレーンのデビュー作とのことだが、なんともコケティッシュなかわいい風貌で魅力的。でもだからこそこんな若い美人が死体を前にしてもあっけらかんとしているのがある意味すごく、そのギャップも笑えたりする。でも、彼女がほとんど初対面の男といきなり結婚するというのはコメディーといえどちょっとやりすぎな感じがしいないでもない。舞台が秋の村なのだが、紅葉の映像も印象に残る。サラリと軽く作られたような映画ではあるし、傑作とも言い難いのだが、出来はよく、あまり見ていないのだが、サスペンスだけではないヒッチコック監督の幅の広さを感じることができる。個人的にちょっと疲れぎみでちょうど軽めのコメディーを見たいと思っていたところだったので、何も考えずに見て、楽しめる本作のような映画はちょうどいい。
イニシャルKさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-29 19:33:39)(良:1票)
54.サスペンスなのにとても穏やかで笑えて、最後まですごく楽しめた。それにあれだけほのぼのとストーリーが進行いて行くのに、サスペンスらしい緊張感を醸し出していて、そのヒッチコックの演出力に驚きと感動を覚えました。そして、S・マクレーンは期待通りの美しさで、彼女を見れただけでこの映画を観る価値は十分にありました。ありがとうヒッチコック。ヒッチコックに大きな拍手。
ボビーさん 8点(2004-07-27 19:51:19)(良:1票)
53.ハリーの「災難」とは、死んだことなのか、死体を何度も移動されたことなのか、それとも本来主役のはずなのに顔すら写らないことなのか?
STYX21さん 7点(2003-11-13 20:28:25)(笑:1票)
52.「俺、ハリー役で出たんだぜ!」って言う人がいても、信じてもらえないと思う。
horicksさん 8点(2003-05-17 22:32:25)(笑:1票)
51.良く訳がわからない、それで良いんです。あの映画は。ちょっと、とぼけた巧妙さといいましょうか、不思議な感覚のあの映画こそ、ヒッチコックの作風と言うか、味わいなんです。
奥州亭三景さん 7点(2001-06-27 19:59:40)(良:1票)
50.ヒッチコックの中で別枠で好きな作品。あの人のおとぼけ感覚が良く出てるし、ニヤニヤしてしまう。
プリンさん 10点(2000-11-21 11:05:23)(良:1票)
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49.《ネタバレ》 なかなかのブラックユーモアだし、話も良く出来ているが、何故だかそこまで楽しめなかった。 1日に何度も埋めては掘り返すって、さすがに現実的でないし。  思うにヒッチコックの映画って醸し出す雰囲気が怖いから楽しめるのであって、本作のように人が一人死んでるのに作品全体の雰囲気がユルいのがイマイチな要因かと。 ブラックユーモアを強調したいがために、敢えてお気楽ムードにしてるのは分かるが、緊迫感がないのはヒッチコック作品としては物足りないかな。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 5点(2023-05-21 16:51:43)
48.《ネタバレ》 登場人物も少なくて、まるで舞台劇か会話劇を観ているような気になります。ブラック・コメディと言っても毒要素は今の眼で観れば薄味です。登場人物たちはみんな礼儀正しいというか大人しいキャラばっかりで、ハリーの死体を見ても誰もが大声も出さず大して驚かないところは英国が舞台のお話しかと錯覚するぐらいです。ジェームズ・スチュアートやグレース・ケリーなどと言った有名スターが出ていない小品ですけど、シャーリー・マクレーンはこれが映画デビューなんですね。たしかに新人とは思えない堂々とした演技で、大女優になる片鱗を見せています。いくら複雑な事情があるとしても殴った夫が死んでいたら普通妻は動揺すると思うのに、まるで平常心が崩れないシャーリー・マクレーンにはちょっと引いてしまいますけど、妙に達観して死体を埋めることにしか関心がないオールドミスと元船長もなんかヘンです。現代ならばマクレーンを含めてこの三人の奇人ぶりを強調する脚本になるんだろうけど、みんな普通の人だったと纏めてしまうところに時代を反映した古さを感じてしまいます。当時の観客は、ヒッチコックがわずか五年後に『サイコ』を撮る人だとは夢想だにしなかったでしょうね(笑)。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-15 22:12:21)
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47.《ネタバレ》 ヒッチコック作品に求めていたものではなかったので拍子抜け。 こんなゆるいブラックコメディだとは思ってなかったので。 シャーリー・マクレーンはとてもチャーミング。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-09-08 20:50:23)
46.笑えるかといえば微妙ですが、まあ何度も面倒な作業をご苦労さま、という感じです。オカルト風にドアが勝手に開くシーンは何だったのか、その部分の〝オチ〟も見てみたかったかなと。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-06 02:34:50)
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45.昔のコメディな雰囲気が満載で、評価は人による、という典型的な映画。 色使いが派手で映像に引き込まれる感じ。 こういう作品は今後も作られる気がしないので、そういう意味では貴重か。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-07-23 10:39:48)
《改行表示》
44.《ネタバレ》  のどかな田園風景の中で繰り広げられるブラック・コメディ。音楽もユーモラスで、理屈抜きに楽しめる。美しい景色に死体、子供という意表を突く組み合わせ。青空の下、深まる秋の紅葉と絵画の数々で色彩鮮やかな演出が心憎い。    平穏な生活を乱したくない人たちの困惑ぶりや、話し合って協力する姿を見ていると、不思議にほのぼのとした気分になる。   絵画の講釈を垂れながら“証拠物件”を改ざんしていくシーンが鮮やか。ハリーの災難ではあるが、「ハリー(の死体)に振り回された人たちの災難」ともいえる。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-19 12:38:05)
43.昔のとぼけた味わいのある映画、今の時代では絶対作ら無いだろう
草のつるぎさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-14 15:24:02)
42.思いっきりネタ一発のシチュエーション・コメディであり、しかも舞台劇風に限られた場で同じような取り合わせの人たちがああだこうだ喋っている。よって、秋晴れの光景の中に直立不動で横たわる遺体というシュールな構図がもたらすインパクトも、だんだん薄れてきますし、進めば進むほど単調になっています。それにしても、シャーリー・マクレーンはこれがデビューだったんだね。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-07-09 00:49:34)
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41.《ネタバレ》 少々ブラックなコメディ映画だった このシノプシスの模倣は何世代にもわたって繰り返されてきた気がする たとえ死体が出てもそれらの作風がきまって軽妙な、おしゃれなタッチになりがちなのはおそらく本作のイメージが強いからではなかろうか さほど奇をてらった無茶な転がり方はしないため先の展開をああでもないこうでもないと想像しながら観るのに適している つまり、観客を前のめりにさせる。推理物が根強い人気なのはそのためか 何も考えないでただ観てると退屈です。一幕目長すぎる!と思うかもしれませんよ 最後の頼みごとのオチは、ん?捻ってるのかなんなのかちょっと大人のジョークですよっぽいのがあんまウケない感じですが、 当時ならユニークだったのかもわかりませんね
うまシネマさん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-08-28 02:02:11)
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【点数情報】

Review人数 60人
平均点数 6.35点
000.00%
100.00%
211.67%
323.33%
4610.00%
51118.33%
6915.00%
71321.67%
81525.00%
911.67%
1023.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.85点 Review7人
2 ストーリー評価 6.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.16点 Review6人
4 音楽評価 6.60点 Review5人
5 感泣評価 0.00点 Review2人
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