86.ちょっと想像して欲しい。絶倫の松岡修三と、少し知的な小日向文世が男二人で旅している所を。 ね? 面白そうでしょ? ほんっとに、くだらないおっさん二人のロードムービーなんですが、人生の深みや味というものを教えてくれます。気だるい休日の午後に最適の映画。そのままワイン飲みながら、シエスタってのもオツですね。で、全裸のオッサンが全力で追いかけてくるシーンで起こされるっと(笑) とにかく、ほんと好きです。じわじわくる良さといいますか。しかし、知りませんでしたがゴールデングローブ賞など賞取りまくってるんですね。かなり、お下品な内容なのですが…(失礼) んー、アメリカの懐の広さを感じる…。 【Nujabest】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-14 15:35:44) (笑:2票) |
85.家族で観ました。最初はね。でも途中で僕以外は寝てしまった。やっぱり女子供にはわからないだろうな~。実際気のない音楽、華のない主人公。興味の持てないうんちく。B級映画でございというカット。これがアカデミー賞にノミネートなんて信じられない。アメリカは広いな~。だいたいさえないハゲでデブの中年親父を主人公にすれば、同じ人種がこぞって共感してくれるとでも思っているのか?共感しちゃうんだよな~これが。車はぼろぼろだけどサーブ。飾ってある親父の写真と私小説のストーリー。なにげないよーで緻密に計算し尽くされているのは認めよう。主人公のオヤジ。これが実に良い表情を持っている。主人公に共感した訳ではない。普通、どうみても主人公に抜擢されることはないであろうこの俳優の頑張りに共感したのである。この人にはブラッドピットやジョージクルーニーでも叶わない輝きがある。(頭のことじゃないよ)つまり、共演者をも輝かせる輝きなのである。 【正義と微笑】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-06 01:15:39) (良:2票) |
84.《ネタバレ》 とても対照的な駄目中年男二人による、どうしようもなく駄目駄目な一週間の二人旅を描いたロード・ムービー。別れた妻への未練たっぷりのウジウジ系な小説家志望の教師(酒癖悪し)と、女とセックスすることしか考えていないアホアホ系な売れない俳優(頭悪し)、観客に嫌悪感を抱かすぎりぎりのところで踏み止まっているそんな二人の愛らしい人物造詣が見事で、最後までほのぼのと観れました。良いですね、このトホホ感。もしかしたら、男にしか理解できない世界かもだけど。あと余談だけど、最後に結婚したあの浮気男も確実に三年も経たず離婚するだろうなぁ、絶対。でも、そうやってなんとなく彼らの人生は続いていくんだろうねー。トホホ。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-06 10:01:27) (良:1票) |
83.この空気感好きです!だめだめなところがお互いにあるのですがいい親友がいてうらやましいです。ラストは送り届けたところで終わってもよかったのかなと思いましたが、楽しく、ワインが飲みたくなるような作品でしたね。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-21 11:45:59) (良:1票) |
82.《ネタバレ》 いや~、面白かったです。アレクサンダー・ペインの映画は初めてでしたが、これほどまでに中年男性のダメ人間振りを面白可笑しく描ける人は貴重ですね。最初は冴えない中年のポール・ジアマッティを親友のトーマス・ヘイデン・チャーチが励ましながら旅をしていきジアマッティのトラウマが消えていく人情ものだと思っていたのですが、全く違いましたね。最後までダメ中年のダメーな人生を描いていてホントに救いが無い。それでも最後にでも「死ぬほどの人生なんて無いな」って思わせてくれる辺りのバランスが良いですねぇ。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-28 20:53:13) (良:1票) |
81.売れない小説家マイルスの物語はちょっとシビア。 真面目なマイルスより身勝手なジャックが得をする理不尽。 マイルスも母親の誕生日には一応顔を出すけれど、出来合いの花束(バーコードつき)が彼のカサついた心をあらわす。 ポルノ雑誌の「新しい方」を買うのも古いのは持っていていつも買っているということ。 別れた妻への未練タラタラで仕事も順調とはいかず友人の挙動は最悪、と主人公を痛めつけるサディスティックさが辛辣。 ジアマッティの演技は巧いけれど彼だとリアルすぎて見ててツライ気がする。 エージェントから返事を聞いた後の暴挙は今までの鬱屈が爆発してヤケになったとはいえ、感じわるかった。 2人の女性も対照的でヴァージニア・マドセン演じるマヤは素敵、きれいであたたかく品があり。 「砂の惑星」(84)ではイルーラン王女だった彼女、この少しギスギスした世界で柔らかな光を放っていた。 リアリズムとロマンティシズムの融合が絶妙とはいかず過激で万人向きでもないけれど、あっさりめのラストが後味よし。 「苦あれば楽あり」 【レイン】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-07 07:00:01) (良:1票) |
80.《ネタバレ》 恐らくは自分と同じアラフォー世代と思われる、正反対の性格の二人のダメ男のトホホな珍道中。でも、観ていて何かこの二人がうらやましくもあった。Sideways…脇道とかそういう意味らしいですが、昔からの親友と1週間くらいちょっと脇道にそれてこんな旅も悪くないなあ、なんて思いながら観ていました。ラストはあの後どうなったんでしょうね。ジアマッティがノックしたドアの向こうにはきっと幸せが待っていると思いたいですね。でも、あのノックが空振りに終わってもきっとこの旅をきっかけに彼はいい方向に変わっていけるはず。そんな人生のホロ苦さとささやかな希望を感じさせてくれる、鑑賞後にいい余韻を残してくれる作品でした。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-11-18 21:06:15) (良:1票) |
《改行表示》79.《ネタバレ》 映画全体に人間くささがぷんぷんしていて、上質な短編小説でも読んだような気にさせてくれる作品。元妻が意外に誠実そうな人で、その現だんなが意外にいい男だったところ(かつ、それをしつこく説明していないところ)が、うまいなあと思いました。派手なドラマが展開しないと映画観た気がしない方にはおススメしませんが。 【かねたたき】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-07 21:52:05) (良:1票) |
78.これが噂のサンドラ・オーかぁ。噂以上に凄いな。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-29 00:25:33) (良:1票) |
77.マヤはどうしてポールが良かったんでしょう?誰でも良かったのかなぁ。名誉も金もないし講釈タレてばっかだし、見た目もハゲだし。こんな人とかジャックみたいにすべてセックス!!に結び付けて考える単純男も結構います。この監督はいろんなダメダメ男達にとっても優しい人なんですね。実際こんな人達身近にいたらドン引きだけど、とっても好意的で良い感じに仕上げています。 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-14 13:58:01) (良:1票) |
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《改行表示》76.《ネタバレ》 ジャックの励ましの言葉が好き。「ずっとセックスしてないから落ち込むんだぞ」「精神安定剤よりもファックだよ」「一発やるんだ」「とにかくやるんだ」――結局セックスだけ。ぜひ友達になりたい。 人生負けっぱなしの主人公がどうなるのかとちょっとはらはらした。さすがにここまでひどいことが続いたら、ハッピーエンドはありえないかも、と思ったので。 ラストは都合のいい展開ではあるんだけど、共感してしまった。そうそう、誰にも認められなくても、一人の大切な人に褒められるだけで救われることがあるんだよね。そういうときは、それまで何にも思い通りに行っていないように見えていたのが、突然上手く行っている気がしてくる。人生がわき道にそれてしまったと思ったのに、正しい道を進んでいるような気がしてくる。 ジャックも「クリスティーンがいなければ俺はおしまいだ」って言ってたけど、それは逆にいえば愛する人がいればなんでも乗り切れるってことでもある。この映画、なんだかんだ言って「愛」ですべてが救われる。リアルで地味でみじめな話だけど、案外ロマンチック映画なのかもしれない。 【no one】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-14 16:16:26) (良:1票) |
75.夏に車に乗ってドライブに連れて行ってもらうと、僕は肘から先を窓の外に出して、まるで空中を泳いでいるかのように腕をクネクネさせる。それは丁度、海蛇の泳ぐ姿を上から見た感じに似ていて、僕はそれをすると少しだけ空を飛んでいるような気分になる。蒸し暑さを払い除け、涼しさだけを届けてくれる。そしてそれは世の中で僕だけがやっていることだと思っていた。そして僕はこの映画を観て、滅茶苦茶驚いた。だって、僕と同じことをポール・ジアマッティがやっているではないですか。遠い遠いアメリカの地で、ワイン好きの人間が僕と同じことをしている、ただそれだけで感激。ワインとか恋愛とか、僕はそれらの美味さがまだ理解できないけど、共感できることがひとつでもあればそれはもう十二分満足なことだ。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-10 19:43:35) (良:1票) |
74.正に「現代の」大人の為だけの映画。子供(つまり自活したことの無い人)が観ても面白くないだろうし、昔の大人(つまり今の高齢者。ま、老人も大人ですが…)が観ても面白くはないでしょう。大人と言っても、年を追う毎にその精神年齢は下がり続けてる訳ですが、21世紀に入って、その傾向はより顕著になってきてる様に感じる。その理由は情報過多。あらゆる情報に触れ、様々な事に目移りしてる内に成熟が遅れてしまうのです。昔ならその道の人にしか判らなかった様な事も、今では一介の英語教師が極められる様にもなった。しかし、友人にワイナリー経営を持ちかけられても端からその気は無く、教師でいることにも満足できず、小説執筆も諦められない。この中途半端な未成熟感こそ、現代の大人の姿です、7点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-17 00:09:31) (良:1票) |
73.「オトコってバカだねぇ」ってつい言いたくなるけど、この映画はワインのごとくちょっと苦くて、なんとも余韻がすばらしい。気の置けない仲の相手と観に行って、ぜひ帰りにワインを飲むべし。イヤでも飲みたくなるって。 【groundhog】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-04-18 18:08:42) (笑:1票) |
《改行表示》72.残念ながら私は今ひとつだった。ワインの熟成と人生を重ねるような セリフはいいとしても、二人の男たちには共感できず、ワインの薀蓄も分からない私には何の感慨もなかった。 愛すべきダメ男たちのロードムービーといっても、これは男性の理想とするような都合 のいい話じゃなかろうか。男たちのダメさ加減に比べ女性たちは穏やかで優しい女神のよう(除アジア系女性)。 マイナス思考のマイルズは2年も前に別れた妻を忘れられず、再婚話を聞いて暴れたりするがマヤのような優しい女性に出会って癒されるし、結婚式を1週間後に控えてるのに浮気に精出すジャックは何事もなかったかのように結婚している。いくら愛してるなんて言ってみても「そりゃないでしょ」といいたくなる。 ワインをヤケになってがぶ飲みしたり飲酒運転するシーンも好きになれないところ。 【キリコ】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-04-10 21:16:06) (良:1票) |
71.マイルズの男としての情けなさ、気弱さに背中を叩きたくなってしまいますね。といっても、ジャックのような男としてのどうしようもなさにも、蹴りを入れたくなってしまいますが。ワイナリーを巡るという別の視点でも楽しめる映画です。人は他人に受け入れられることで自分も解放出来るし幸せにもなれるんだろうなぁ、としみじみ感じました。好感触です。 【ちひろ】さん 8点(2005-02-15 08:36:40) (良:1票) |
70.え~っと、シュワちゃんの弟さんか何かですか? 【マー君】さん [DVD(吹替)] 3点(2017-11-23 10:39:32) |
69.《ネタバレ》 ○だらしなくて、ネガティブで、認めてくれる人もいなくて、でも良いやつ。そんな奴いるな。自分もどちらかといえばそっち側の人間なもので共感できるところはある。○人妻を寝取った相方の代わりに財布を取りに行くシーンが最高に笑える。そんな勇気ある癖に、女の前でヘタレとか。その辺の勇気加減が絶妙だった。○最後にマヤの電話を元に訪ねるが、ノックして終わりなんて意地悪。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-03 15:42:32) |
68.中年の自分探し。人生半ば過ぎれば、残りの人生は何者にもなれない自分との戦いが始まる。で、結局、承認欲求を満たせるか否かは伴侶次第って事ですかね?テーマはシビアなんですけど珍道中にしてしまったのでもうちょっと深堀して欲しかったかな。 |
67.《ネタバレ》 前半は退屈で退屈で視聴をやめようかと2度ほど諦めかけましたが、マイルズがマヤにうっかりジャックの結婚を漏らした辺りからは最後まで見る事が苦じゃなくなった。人間くさいドラマは好きな方だけど、前半が長過ぎた。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-04-28 14:04:32) |