287.モンスター映画の最高峰にしてサスペンスの最高峰です。公開当時は大コケし、おまけに批評家からあらん限りの罵声を浴びせられたものの、わかってる映画ファンたちによってほどなく傑作の評価を勝ち取った本作。この作品からはあらゆるサービスが排除されており、密室サスペンスやモンスター映画の本質でのみ勝負した、武骨で荒削りな作品となっています。盛り上がらない音楽、グロテスクなだけで美しさのない絵、男だけのむさい登場人物・・・、まさに見る人を選ぶ映画なのですが、そのハードで大人な仕上がりはSFホラーとして間違いのないものだと思います。「俺は人間だ。全員が顔を揃えたこの場で俺を襲わずになりを潜めてるということは、まだ人間が何人も残ってるということだな。徐々に同化して俺たちに勝つつもりだろうが、嵐が来るまでの6時間で俺は決着をつけてやるぞ」と、メンバーの中にいるであろう物体に向かってマクレディが対決宣言をするこの場面こそ、この映画の象徴的なシーンです。もしかしたら隣に座ってる仲間が物体かもしれないというサスペンス。物体がひとたびその正体を現せば地獄そのものという恐怖。そして、南極のど真ん中で逃げる場所のない、しかも誰が同化されているかわからない状況では救助隊を呼ぶこともできないという極限のシチュエーション。この3つが素晴らしい相乗効果をもたらし、他に類を見ないほどの異様な緊迫感を放っているのです。この映画に比べれば、「エイリアン」などディズニー映画程度にしか感じられません。それほどこの映画は怖い。ここまで緊迫感に溢れ、かつおぞましい映画は見たことがありません。原作「影が行く」が準備した、サスペンスとしてこれ以上ないシチュエーション。その本質を100%活かしてみせた、JCの生涯最高の演出。そして物体の恐怖を見事に具現化して見せた、ロブ・ボッティンの恐るべき想像力。この3つの才能によって、この映画の3つの要素は支えられ、奇跡的な傑作になりえたのでしょう。登場から四半世紀が経ついまだに、これに匹敵するホラー、これに匹敵するサスペンスは作られていません。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-03 02:15:18) (良:3票) |
《改行表示》286.うちも犬を飼ってるんですが普段は本当に主人の言う事を良く聞いてくれる奴なんです。 で、この作品を観ると時々思うんですよ。 餌を与えて食べてる最中にワザと近付いて取り上げる仕草をすると 鼻の横のヒゲの生えてる辺りに猛烈な皺が一瞬にして押し寄せ (微かに眉間の辺りにも皺が寄り) 『うわぁ~!そろそろ口の辺りが割けそうだなぁ。』なんて思いつつ また餌を戻してあげるとカワイイ犬になり また近付くと鼻の横のヒゲの生えてる辺りに強烈な皺が一瞬にして押し寄せ (微かにまなじりが吊り上り) 『うわぁ~!そろそろ目の辺りから血が出そうだなぁ。』なんて思いつつ また餌を戻してあげるとカワイイ犬になり・・・なんてシツコイ? って事を繰り返している私は変体? いや変態ですかね(≧∇≦) 【sting★IGGY】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-02 22:19:51) (笑:3票) |
285.いっ、犬の顔が!犬の顔がー!!(そんな映画)。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-11-11 00:45:49) (笑:3票) |
284.《ネタバレ》 今となっては『既視感』を覚える描写が多いものの、裏を返せば後発作品に与えた影響が甚大ということ。映画はもとより漫画など、数々の名作傑作を生む礎となった作品に低い評価など付けられるはずもありません。ちなみに1951年製作のオリジナルは鑑賞済みですが記憶は薄く、当時の感想を見返してみても正直あまりピンと来ません。その点、本作のインパクトは抜群で強く記憶に残るものであり、リメイクが成功した稀有な事例であるのは間違いなさそうです。というより、基本設定のみ頂戴したオリジナルと見立ててよいのかも。さて結末について。主人公はやけくそになって基地を爆破し『生き物』と心中を図ったように見えますが、極寒の地でも冬眠で生き残れるヤツらに対し有効な作戦とは思えません(その点、主人公は百も承知)。彼もまた『生き物』に同化されていた可能性も捨てきれない気がします。このあたり、真相を結論づける決定的な証拠は無いと思われ、それゆえに解釈に幅があります。エンドクレジットで感じる不穏な余韻は、本作が特撮技術だけではない、一級のホラー映画である証であります。 【目隠シスト】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-12-10 19:29:54) (良:2票) |
283.《ネタバレ》 とっても怖かったです。今の詰まらないホラー映画みたいに「バーン!」て音で怖がらそうとしていない分、余計に怖い。静謐な南極大陸の基地で起こる出来事であるという点も、The Thingが音もなく忍び寄ってくる恐怖と合っており良い。グッチョングッチョンのクリーチャーも勿論気持ち悪くて大変良いのですが、それよりも素晴らしいのはリーダー格だったカート・ラッセルがどんどん暴走していき、最後は疑心暗鬼なり疑わしい者を殺していこうとする所。こういう役割のキャラクターは普通のホラー映画なら中盤で死ぬような奴が担うものですが、普通に考えたらそのグループで一番権力持っちゃってる奴がそうなり易いですよね。その辺が変にリアルで怖かったです。こういう展開が後の「CUBE」等の傑作ホラー映画に受け継がれていると考えれば、ホラー映画の中で非常に重要な作品でしょう。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-27 19:27:12) (良:2票) |
282.《ネタバレ》 ホラー映画の枠を越えた、サスペンス映画の金字塔的作品。CGを使うことが目的化してしまった今のホラー映画に対する強力なアンチテーゼ。マクレディ達がノルウェー基地からヘリで戻ってくるのを見ている犬の佇まいにものすごい恐怖を感じる。結論が出ているようで出ていないラストも見事。 【鳥居甲斐守】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-21 22:52:48) (良:2票) |
281.<トラウマ克服企画第三弾(※注・第一弾は「エイリアン」、第二弾は「シャイニング」っす。)>コレはよーく覚えてますよ。小学生の頃「E・T」を観るため、初めて映画館に行った時、予告編でやってたのがコレ。もぉ、怖くて怖くて、ホラー嫌いを決定づけられました。つうか、宇宙人と少年の交流を描いた感動作を観に来た純真な小学生に、何ちゅうモン見せんねん、ドアホ!・・・が、20余年の時を経て久々に再会。やっぱ怖い、つうかキモい。南極という閉鎖的空間が舞台って事で息苦しさ全開だし、特殊効果はやったらレベル高いし、エンニオ・モリコーネの「デンデン、、、、、デンデン、、、、、」って音楽も怖い(あんまり怖くて、途中から手元に置いてあったギターを持って、陽気なメロディを奏でながら観てました)。これってただのホラーではなく、「人間不信」のメタファーが込められてるんですよね。誰が味方で誰が敵(The Thing)なのか分からず、皆が疑心暗鬼になっている、っていう。ある意味スターリン時代のソ連とか、こんな感じだったのかも、なんて事を思いましたです。それとあさりよしとおのマンガ「宇宙家族カールビンソン」に出てくる「犬のジョン」って、コレが元ネタだったんだ。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-03 18:36:38) (笑:2票) |
280.下手に見つけ出そうとするから犠牲者が出るんです。血を熱であぶったりなんかするから、ヤツに外殻を打ち破られ死人が出るんです。そんなことしなきゃ、みんな長生きできるんです。寄生じゃないんです、同化なんです。みんなで仲良く同化されちゃえばいいじゃないかぁ。なんてのは冗談で、ほんとに何度観てもまた観たくなる映画。顔から足がぁ!背中からスパゲティがぁ! 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-24 02:43:17) (笑:2票) |
279.この映画を見ようと思った動機は、「遊星からの物体X エピソード2」がゲーム雑誌で紹介されていて、それを見て「お、何かバイオハザードっぽくて面白そうだな・・・・・・・・ん?何これ?遊星からの物体・・・・あーはいはい、あのヘボそうな映画ね。それの続編ってわけだ。・・・まぁこのゲーム買うんだったらまずは映画見とくかな。」っていうのが最初の動機です。そして、ビデオ屋に借りに行ったのですが・・・、無いんですよ。どこに行っても。そこで、色々とネットで調べたらDVDが出ているというのでまた色々と探しに行ったのですが・・・、無いんですよ、まったく。ネットオークションで調べたら・・・、この映画のDVDすごく人気があったんですよ。このとき、「この映画はもしかしたらすごいのかもしれない・・・」と思い、またネットで調べたら何か画像が載ってて・・・、決まった。絶対買う。というわけで隣町まで行って売ってそうなところ全部回って最後の店でやっと一本だけ見つけて即行買いました。そして家でそれを見て・・・見終わった後こう思いました。「すごいよ。何だよこれ・・・最高傑作じゃん!!」と。それ以来この映画は家で、もしくわ友達の家でみんなでみています。この映画最高。文句なしの10点満点!エピソード2絶対買う! 【桐山和雄】さん 10点(2003-02-20 18:42:55) (良:2票) |
《改行表示》278.《ネタバレ》 -The Thing- “無生物”・・・って事は、アレは生命体じゃないってことか?寄生型の・・・何か。邦題は“物体”としたんだね。遊星ってのは惑星と同じ意味みたい。 で、アレだけど、完璧な擬態を見せて人間(と言うか生物)に近づき、普通にコミュニケーションをして、おぞましい姿で寄生する。犬の変身がおぞましくて凄かった。他の犬が関心を持ちつつチラチラ見てるなか、バックリ裂けて大変身。触手をピシュンピシュンしならせる。あの不気味さはパペット技術の産物。もしブルーバック合成やストップモーション撮影だったら、きっと人形っぽくてシラケてたと思う。 明るい医務室でじっくり観えるノリスの変態。常識を逸脱した部位の使い方。炎から逃げるために首だけ脱出させるセンス。蟹のような足とカタツムリのような目。逃げて隠れずじっとして燃やされる最後も意味不明で怖い。 寄生されるとどういう感覚なんだろう?ノリスが寄生されてた時、縛られてるパーカーも既に寄生されてたと思うけど、アレどうし助けるとか協力するとかしない。助け合い、協力。その裏にある裏切り、疑心暗鬼。そういう感覚がもう生物的で、アイツら無生物とは違うのかもしれない。寄生した個体のどれかさえ生き残ればOKって考えかな。 そう考えると医務室の検査の前に、外で不気味に叫んでたベニングスは「寄生されたらこうなるよ」って、人間に嘘の情報を植え付ける役割だったのかも。 でも、ノリスもパーカーも、寄生されたことに気がついてない可能性もあるしなぁ、正体を表す直前まで人間的すぎたから… アレによる被害も大きいけど、人間による被害も同様に大きい。乗り物や無線機とかは人間のブレアが壊しているし、建物を破壊したのは人間同士の話し合いの結果。建物焼いても人間が不利になるだけなのに、ブルドーザーのような重機は動くんだからそれにガソリン積んで逃げるのも方法だったろうに、パニックで誰も疑問に思わない。アレは雪の下で何万年も生きていられるのに。 “ちょっとビビらせたら勝手に争って、勝手に自滅する”のが、アレに言わせれば、直接的にしかコミュニケーションを取れない生物、社会を形成して群れて生きる人間の、欠点であり、倒し方なのかもしれない。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2022-06-25 23:09:29) (良:1票) |
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《改行表示》277.《ネタバレ》 人間の女性が登場しないという、特殊な映画。もしかするとメスはいるかもしれません。 初めて見た時どぎもを抜かれました。まさに大作、傑作にして問題作を見たという感動。心に残る恐怖。帰りの夜道は背後が怖かったです。 ハッピーエンド風を装いつつ、この後どうやって生き延びればいいのだ=やはりここで死ぬしかないという現実を目の当たりにして終わるラスト。しびれます。 メーターが吹っ切れた、エッジの効いた映画が好きなので、本作は大好物です。 私が歳をとったせいかスプラッターは苦手になったのですが、本作でぶった斬られるのは人間じゃないので当時はそこまで気にならず。 【ほとはら】さん [映画館(字幕)] 10点(2022-03-23 22:18:24) (良:1票) |
《改行表示》276.今さらながら初見ですが、これは傑作。他の方も指摘していますが、単によくあるエイリアンvs人間ではなく、人間どうしの疑心暗鬼の恐ろしさを描いているところが面白い。しかも、もっとも頼りになりそうなカート・ラッセルにさえ疑惑を残すことで、見ている側まで疑心暗鬼に囚われます。疑似体験型サスペンスといったところでしょうか。女性がいっさい登場せず、突出したヒーローや悪玉がいないあたりも潔い感じ。そしてもう1つ、巨匠エンニオ・モリコーネの音楽(というか効果音)が緊張感を煽ります。 その結果、南極でエイリアンに遭遇というとてつもなく荒唐無稽な話でありながら、ものすごくリアルに感じられました。そう言えば昨今も、電車の中で周囲に咳をする人がいると疑心暗鬼に陥るわけで。これも似たようなもんでしょう。殺し合いに至らないことを願うばかりです。 余談ながら、エイリアンの造形も面白い。基本的に脇役なので、とにかく思いっきりグロくてキモくて怖そうならOKというところから発想していると思いますが、結果的に映画「エイリアン」のそれとそっくりに見えました。あのネバネバで巨大な昆虫のような胴体と恐竜のような顔立ちを持つ姿というのは、何か原型があるんでしょうかね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-02-23 02:29:35) (良:1票) |
《改行表示》275.《ネタバレ》 クリーチャー自体の造形はごちゃごちゃとグロくてちょっと笑ってしまったが、後の作品でオマージュされていると言う事は当時はこれが斬新であったのだろう。「ガメラ 大怪獣空中決戦」の13年前と考えれば特撮のクオリティもかなり頑張っていると思う。 だがこの映画で真に褒めるべきは隊員同士の疑心暗鬼である。この手のホラーで萎えるのはシナリオの都合で馬鹿が馬鹿な行動を取って事態が悪化する展開なのだが、本作ではお互いに「あいつは同化されているに違いない」と思わせる事で非協調的な行動にも説得力が出ている。誰を信じればいいのか分からないままどんどん破滅へと追い込まれていく恐怖は中々に上質だ。 また「滴り落ちる液体」「開きっ放しのドア」など、間接的に不安を煽る描画も上手い。BGMもマッチしていて良い。 中身のある映画ではないが、ホラーとして良く出来ている。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-03-02 23:39:46) (良:1票) |
274.35年以上前に初めてレンタルビデオで観て以来、本作の大ファンです。同じ日に「エイリアン」も観て、すっかりSFホラーのファンになり、同じようなジャンルの映画ばかりレンタルして観続けましたが、本作と「エイリアン」を超えるものは無かったように思います。私の好きなシーンは、ノルウェーの基地にあった顔が分裂している焼死体です。しばらく頭から離れない気味悪さですよね。今も時々観たくなる大好きな映画です。 【ぽじっこ】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2021-02-11 07:23:50) (良:1票) |
《改行表示》273.《ネタバレ》 30年以上ぶりに2回目の鑑賞。 改めて1級のサスペンス映画として良く出来ていると納得。 最初のハスキー犬が雪原を走り、ヘリコプターが追いかけるシーンから良いですね。これから何が起こるかを予見させてくれます。 中盤、隊員たちがお互い疑心暗鬼の中ハラハラドキドキ緊張感が高まり、血液検査のシーンで最高長に達します。 結末は賛否両論あると思いますが、ジョンカーペンターらしい終わり方なのかな? カートラッセルは、「ニューヨーク1997」もそうですが髭面が一番カッコいいです。 【とれびやん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-17 20:01:58) (良:1票) |
272.話が分かりやすくてよかった。誰が感染しているのかわからない。ハラハラドキドキした。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-18 18:41:36) (良:1票) |
《改行表示》271.DVDのジャケットがカッコ悪いからって見なくて失敗。 走る犬、寄生獣となる犬、とにかく犬のシーンがよかった。 最後もどーなるの!で正解。 【Skycrawler】さん [地上波(字幕)] 8点(2016-12-03 00:53:29) (良:1票) |
《改行表示》270.《ネタバレ》 クリスチャン・ナイビー&ハワード・ホークスによる「遊星よりの物体x」の神リメイク。 ジョン・カーペンターはホークスの傑作「リオ・ブラボー」にオマージュを捧げた「要塞警察」という傑作を撮っているし、本作もホークスへの尊敬の念を強く感じられる見事な傑作である。 ファーストシーンの謎の円盤からはじまり、物語は南極という陸の密室で展開される。 VHSのデッキか・・・オレもガキの頃はギリギリビデオだったっけか。 謎のヘリ、それから逃げるように走る謎の犬。 「本物の犬では無い(セット的な意味で)」 それにしたってどんだけ射撃下手なんだよ・・・テメえらのせいでコッチの基地にも飛び火だぜ。 音信途絶、オマケに言葉が通じない事の不幸。不幸が重なり、またも悲劇は起きてしまう。 「ゴジラ」といい「キングコング」といい、好奇心は解るけど人が死んでいるという事をもう少し考慮して欲しいもんだ。 「エイリアン」と似たプロセスだが、リメイク元の方がずっとご先祖だし、本作と「エイリアン」は徹底的に違う。 「エイリアン」は他の惑星という、別の宇宙船が助けにくる望みが絶望的にない。 今作は地峡上なので助けがくる望みがある反面、感染が拡大してしまえば地球上にまで拡まってしまう。物体Xは人体に入り込んで“同化”するという。 「既に仲間の一人が同化しているのでは?」 クルー全員が疑心暗鬼だ。緊張感が尋常ではない。 嵐の前の静けさ・・・そして次々と巻き起こる物体Xの恐怖。 犬好きが見たら発狂しそうな場面、 ある者は本当に狂い、 1人、また1人散っていく仲間たち。 物体Xの造詣がスゲーリアルで吐きそう。(褒めてる) ドクターの判断は正しかったのか間違っていたのか。 “検査”のシーンは心臓バクバクだったよ。解っていてもこの恐怖、この面白さ。 どうせ死ぬなら道連れにしてやらあっ!吹っ飛べクソ野郎があっ!! 南極の空にあがる巨大な爆煙、それで助けが来るか来ないのか。あとは神のみぞ知るところ・・・。 カーペンターの良心は、この場に女性を巻き込まなかった紳士的なところにあるのかもな。(何じゃそりゃ) 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-15 16:15:57) (良:1票) |
269.もンのすごく久しぶりに再鑑賞したんだが、やっぱり面白い。これをジョン・“B級ホラーの帝王”・カーペンターのベストに推す人も多いと思うが、それだけの出来ではある。 宇宙からエイリアンがやってきました、という何てコトない題材なんだけれど、南極基地という閉ざされた空間と、誰が敵か判らないサスペンスで緊張感も十分。クリーチャーの造形も、当時としてはよく頑張ってる。 また、最近のハリウッド映画なら絶対に無理やり一人は配置されるヒロインがいないのも良い。むさいオッサンだけのむさ苦しい映画なんだが、余計なお色気で緊張感が殺がれることなく、淡々と進んでいく。 30年経っても古臭さを感じさせないSFホラーの名作です。 【TERRA】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-30 20:47:57) (良:1票) |
268.久々にすごい映画を観た気がした。SFXにここまで衝撃を食らったのはザ・フライ以来だろうか。CGの誕生によって映画の映像技術は衰退したと言えてしまいそうになるほどのクオリティ。グロさ、生々しさは「エイリアン」の比じゃないそれどころか現在のCGの技術をフル稼働させてもこれには及ばないだろう。傑作。 【Jar_harmony】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-01 02:33:18) (良:1票) |