62.《ネタバレ》 ジャッキー映画にしてはストーリー性もあるし、アクションも工夫が凝らされている。三菱車でのカーチェイス、木靴での戦い、屋上での対決、屋根からの滑り降り、とジャッキーアクションの集大成と言っても過言ではない。また、一見無駄に思える前半の原住民のシーンだが、ボディランゲージによるコミュニケーションには、ジャッキーらしいメッセージが込められている。それは、無声時代のキートンやチャップリンと同じく、ボディランゲージ=アクションによって言葉(=世界)との壁を取り払おうという試み。ジャッキーが世界中で愛される理由はそこらへんにあると思う。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-08-27 08:59:14) (良:4票) |
《改行表示》61.《ネタバレ》 最後までしっかり鑑賞するつもりで見始めたら、嫌になってやめてしまう映画というのがある。こないだスカパーでやっていた「ライアー」がそれだった。あんなに魅力的なキャストだというのに、30分も見ないうちに、どうにもこうにも辛抱ならず。 さて逆に、最後まで見る気などないのに、やめられなくなって、しっかりエンディングを迎えてしまう映画というのもある。本作がそうだった。 「興味はないがたまにはジャッキー・チェンの顔を3分くらい見てみるか」というノリで見始めて、エンディングロールまで見てしまった。恐るべしジャッキー・チェン。 これは脚本・監督もジャッキーが参加しているから、ジャッキーの本音が色濃く出ていると思っていいのだろう。それで、私はジャッキー・チェンという人がいかに「言葉」に重きを置かないか、ということについて改めて気付いたのだった。 ジャッキーは英語なんぞで大事な言葉を語ったりしない。や、べつに山本未来より英語が下手だとか、そういうことはジャッキーにとっては重要ではなくて、ジャッキーにとって英語はやっぱり自分の言葉ではないんだ。 ジャッキーは執拗に、英語を否定する状況を生み出し続ける。英語の通じないアフリカ原住民、せっかく英語の達者な山本未来と巡りあえても、薬草を噛んだせいでずっとしゃべれない。 アフリカ原住民のセリフに字幕をつけなかったことは、明らかにジャッキーの意図であろう。彼はこう言いたい。「言葉以外の要素で、この映画を味わってくれ」。 私はこの映画には「英語、それがナンボのもんじゃ」というジャッキーの反骨心を強く感じる。もちろん、小谷野敦の言うような、英語を母国語とする人々の「英語万能主義」を前提としての。 0.2秒しか映らなかったけど本人は嬉しかったであろうケイン・コスギには笑ったし、山本未来の英語はネイティブに近いと感心したし、ジャッキーのアクションも「スタント有り得ず」という「安心感」をもって堪能できる。 ジャッキー・チェンは言葉によって人間の真実を伝えようとする方法を否定し、どんな窮地に陥ってもシリアスに突入することを拒否し、この映画を撮った。自ら演じた。大したもんだ、と言っとく。 *アフリカの砂漠に突如「三菱石油」、「ふそう陸送」が大写し。シュールだなあ。CM料もらっているだろうな。ま、許す。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-08-29 12:31:11) (良:2票) |
60.この映画に関しては、ジャッキーも最盛期に比べいよいよ体が動かなくなり、それを補うために戦う場所の設定で手に汗握らせるようになったんだなぁ・・・・ってかんじです。それでもビルを滑り降りていったりして相変わらずのジャッキーを見せてはくれていますが。それにしてもテレビで放送するとたいていはNG集がカットされる。これってほんっとにもったいない。NG集を見るからこそジャッキーの偉大さが分かるっていうのに・・・ 【よっふぃ~】さん 7点(2003-02-24 10:45:43) (良:2票) |
59.《ネタバレ》 前半はとにかくダルいって言うのも、ジャッキーのカンフーが全然出てこない。やっぱり彼にカンフーを期待してるものとしては、大爆発よりもカーチェイスよりもカンフーを見せてもらいたい。で、後半、待ちに待った、ロッテルダムの敵本拠地ビル屋上での二人の用心棒との熱いファイト!そうだ!俺はこれを待ってたんだ!全体としては、今までよりは、まあ少しまとまってる話だと思うけど、やっぱりカンフーがなきゃジャッキーは始らないよ。と、言うわけで、8点でもいいんだけど、前半がやけに長いので7点。でも、クリスティーンの上段回し蹴りはカッコよかった! |
《改行表示》58.《ネタバレ》 僕の中でこれがジャッキー映画、最後の傑作だと思います。 その理由の一つしてビルの傾斜を滑り落ちるスタントがあります。このスタントは90年代ジャッキー作品の中で1,2を争うほど危険なものだと思います。これはジャッキーチェンが監督をしたから出来たことです。他の人が監督をしていたら危険だと言ってやらせてはくれなかったでしょう。 理由の二つ目としてはビルの屋上でのアクション。黄金期(80年代)のジャッキーチェンを思い出させるようなアクションだったように思います。 ポリスストーリーやプロジェクトAにこの映画。ジャッキーチェンが監督したものは傑作ができるのだと思いました。 【B計劃】さん 8点(2003-10-12 22:11:33) (良:1票) |
57.普段はジャッキー映画をほとんどと言って良いほど見ないし、たまに「レッド・ブロンクス」とか見てもカンフーだけでつまんなく感じちゃうんですが、そんな私でもこの映画はなかなか楽しめました。ジャケットにうつっているような大爆発は全然ないですがジャッキーのカンフーシーンが「レッド~」より長そうで楽しめましたし、コミカルな展開よりアクションを重視していたところはいいなと思いました。どうせなら続編を作ってもいい映画だと思う。 |
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55.《ネタバレ》 冒頭の原住民との交流から、カーチェイス、そしてアクションとジャッキーの魅力を存分に味わえて、なおかつ珍しくストーリーがしっかりしてる。もちろんエンドロールのNGシーンも健在。ジャッキー映画をバランスよく楽しめます。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-13 12:21:47) |
《改行表示》54.《ネタバレ》 スローな展開からの一気にアクション突入。 まずは三菱ランサーを操ってのカーアクション。 ハンドル握るのがジャッキーそのものではなく、金髪女子から黒髪女子にチェンジしてからのシフトチェンジが心地良い! そしてジャッキー捕まり、両手に手錠掛けられたままでの逃走アクション開始で小技が冴える冴える そこからのテンションアゲアゲっぷりが心地イイ! (注意:小技と言えど、彼の芸風の数々からしてみればのことであって、うちらでは確実に真似することができない大技なので小技と言ってしまうのが申しわけなくなってしまうんですよね そんな忍びなさといったら そりゃあもう) そして逃走中に靴が脱げてしまってらと思いきや、超代用品を見つけて履きこなしてしまって 結果、武力がアップしてしまっているという そのですね。 いやはや やっぱジャッキー面白いですね。プラス石丸さんですね。 【3737】さん [DVD(吹替)] 8点(2018-10-21 19:53:22) |
53.この映画はジャッキー映画の中でも、ストーリーがあって好きです。アクションと相変わらずバリバリです。(特に高層ビルの壁面を走って下るのはヤバイです!)皆さんの評価があまり高くないのが不思議。 【SUPISUTA】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2016-07-03 08:49:58) |
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《改行表示》52.《ネタバレ》 前半、アフリカ部族とのからみ、結構な尺をとっているため、いきなり少々だれます。 しかも言葉がわからないからイライラします。 あとはいつもどおりのジャッキー映画で、良くも悪くもお決まりのエンターテイメントを約束してくれます。ジャッキーらしいアクション、コメディがいっぱいです。 今作では魅力的な女性キャラが二人出てくるんですが、一人はただ巻き込まれただけで、ラストステージの直前で離脱。もう一人の白人のおねーさんも、正体がばれてからは傍観者に徹しちゃうので、ラストはほとんど出てきません。ラストのラストでちょっとだけアクションしてくれるんですけど、本当にちょっとしかしてくれません。 なんかこの女性キャラ二人の使い方が中途半端でもったいない感じがしました。それくらい良いキャラしてたってことなんですが。 中盤のカーチェイス、車を使ったアクションシーンはなかなか独特で奇抜。ラスト直前の、二人の手練れとのタイマンアクションも、ジャッキー映画ならではで凄く良い。この二箇所が、個人的に本作の見所ポイントです。 最後がいくらなんでもの大所帯だったので減点。と、頻繁に出てくるスローモーションでの再現があまり好きではないので、そこも減点です。でも多分誰が観ても楽しめる良作ですね。 【たきたて】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-11-19 04:14:10) |
51.久しぶりにジャッキー・チェンの映画を観たけど、やっぱり凄い。何が凄いって、あの肉体、鍛え上げられた体の凄さ、もうストーリーよりもただひたすらジャッキー・チェンのアクションを楽しむための映画って気がする。全体的にやや長さを感じずにはいられないし、矛盾点も探そうと思えばいくらでも探せるような気がしなくもないが、それを補うだけの迫力、映像美、ジャッキー映画に付き物の本物のアクションシーン満載でこういうのを観ると最近のCGだの特撮だのってのが映画そのものをどれほどつまらないものにしているかよく解るし、嘘臭く思えてしまう。今現在、世界中を探しても自分の肉体だけで全ての映画ファンに対して説得力を持って証明して見せている映画スター、アクションスターはジャッキー・チェンだけではないだろうか? 【青観】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-04 20:28:52) |
50.山本未来のドライビングテクニックがTAXIシリーズを彷彿させる |
《改行表示》49.ロープを身体に巻いて下に降りた後に、目が回っている姿が可愛かった。ちょい役のケイン・コスギが判り辛かった。 ヒロイン役のミシェル・フェレはなかなか魅力的でした。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-08-13 00:13:59) |
48.もうジャッキーの映画はいいかな・・・。なんでまたアフリカに帰るのか、いまいち説得力なし。 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-05-30 11:27:19) |
47.「自動修復機能付きランエボ」が観れるのはこの映画だけ!w 【幸志】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-05-19 23:45:33) |
46.《ネタバレ》 面白かった。丘の上で叫ぶシーンは、なかなか画になっていたと思う。アクションも良かった。ジャッキー映画におけるラストの決闘シーンの中でも、この映画のはなかなか好き。足使いが格好良いいすねー。ていうかほんとよくあんな所で闘うよね。途中のカーチェイスも見もの。どうでもいいけど、最初にちらっと出てたケイン・コスギがなんか笑えた。 【ピンフ】さん [地上波(吹替)] 8点(2010-03-18 01:31:55) |
45.ジャッキーぽさが少しカケル。。でもって、少し長い。 【bluestar】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-08-26 18:39:22) |
44.《ネタバレ》 記憶をなくした男がアフリカの部族に助けられて、ラリーレースの姉ちゃんと文明世界に帰還、何だかんだで敵のアジトに乗り込み、最終的には大勢の警官と供に敵を追い詰め大円団というストーリーは、ほとんど昔話の現代版みたいな感じ。「ワッチャラ・ラーチャー・チョー」という歌(個人的にはツボ)がそのノリに拍車をかけている。やはりジャッキーには、こういうノリで縦横無尽に暴れて欲しい。勧善懲悪の名の下に敵を無慈悲に殺戮するグロテスクなアクション映画より、私は断然こっちを支持します。 【ヤブラシ・ガイカン】さん [地上波(吹替)] 9点(2007-08-02 01:50:02) |
43.前半はこれでもかというほどアクションがなく、とてもジャッキー監督の映画とは思えませんでした。アフリカの部族の下りは全くと言っていいほど蛇足。優しいジャッキーのことだからこの人たちも映画に出させてあげようなんて感じだったんだろうか。中盤以降は徐々にアクション、コメディともにジャッキー映画になってくるが、時すでに遅しって感じだった。確かにビルのスタントなどはジャッキーだからこそできたんだろうが、前半の短いアクションを観ると、悪い意味でハリウッド色に染まってしまったなぁと感じた。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-05-23 10:15:14) |